S45Cの焼入れ材と焼戻し材の用途と理由

このQ&Aのポイント
  • S45Cの焼入れ材は、硬さや耐摩耗性が求められる工具や機械部品などに使用されます。焼入れによって材料の組織が変化し、硬くなるため、摩耗や変形に強くなります。
  • 一方、S45Cの焼戻し材は、耐せん断性が求められる部品や治具に使用されます。焼入れ後に焼戻しを行うことで、材料の硬さを適切な範囲に調整することができます。これにより、部品の割れや変形を防ぎつつ、適切な強度と耐摩耗性を実現します。
  • S45Cの焼入れ材と焼戻し材の用途は、それぞれの特性や性能を生かして、異なる要件を満たす部品や材料に使用されます。適切な熱処理を施すことで、S45C材料の性能を最大限に引き出し、高品質な製品を実現することができます。
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用途

S45Cの焼入れ材の用途と焼戻し材の用途をその理由と一緒に教えてください。

noname#230358
noname#230358
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noname#230359
noname#230359
回答No.2

回答(1)で言われるように焼入れ-焼き戻しはセットで考えます。したがって仕上がり硬度指定は,焼入れ-焼き戻し硬度という表現になります。

参考URL:
http://www.daiwakg.co.jp/TECHHEAT.htm
noname#230359
noname#230359
回答No.1

S45Cの「焼入れだけした」材料や、「焼き戻しだけした」材料と言うのは、一般的には、ないように思います。 「焼入焼戻した」S45Cが、一般的に使われると思います。 焼入れは、硬さを向上させるために行いますが、そのままだと靭性が低下しますから、焼戻によって靭性を向上させます(ただし、硬さは少し低下する)。 用途は、強度の必要な部位で、溶接をしない所(Cが多いので、溶接が困難)に用いられます。 ただ、部品の形状が大きいと、部品中央部まで焼きが入りませんので、その場合は、クロモリなどの合金鋼を使います。

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