- 締切済み
真空ポンプの排気速度について
- 真空ポンプの排気速度180L/minについて考えてみましょう。
- この数字は単位時間あたりの排気量を表しています。
- ですが、実際の真空到達時間は排気量だけでなく、容器の大きさや真空ポンプの性能などにも依存します。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
まず「1分で真空到達するってことですか?」が、考え違いです。 容積?Lの容器を、1分で幾つの圧力まで下がりますか?が正しいです。 真空到達にはレベルがあるのです。 自分が必要な圧力は幾つなのかを考えましょう。 例えば、油回転真空ポンプならば、 数Pa以下になります。 大気圧の1/100万という真空状態です。 ターボ分子ポンプやCRYOポンプを使えば、 大気圧の1/100億という真空状態も作れます。 掃除機なら、1/10程度でしょうか。 話しを排気速度に戻します。 水ポンプの場合、 水は圧縮しても体積がほとんど変わらないので、 どの圧力で使っていても、180L/minのポンプならば、 毎分180Lなのです。 が、 真空ポンプの場合は違います。 圧力が下がり、気体が希薄になれば流れる量は減ります。 大気圧を吸引している時に、180L/minでも、 圧力が下がれば流量はさがります。 真空では体積流量と言う考えがあります。 何Paの気体を何secで何Lと言う事です。 大気圧で180L/minの排気速度が出ると言う事は、 180×101000(大気圧)/60=303000 Pa・L/sec の気体が流せる事になります。 圧力が下がると、体積流量は減ります。 それに加えて、排気速度も圧力低下と共に落ちます。 この辺を、真面目に計算すると、大変です。 Amazonなどで、真空の教科書を買って勉強しましょう。 メーカに言えば、 ・圧力-排気速度特性 ・圧力-流量特性 のグラフを持ってますので必要であれば要求しましょう。
下記のサイトのフクタロウの部屋を見るといろいろ分かります。 http://www.canon-anelva.co.jp/news/fukutarou/index.html
180L/min(ANR) 大気圧換算での空気量です、真空到達では有りません。