油圧シリンダーの押し力増幅
- 油圧シリンダーの押し力を増幅する方法についてお伺いします。
- 通常、射出圧を受ける部分を油圧シリンダーの押し力だけで受けると、大型のシリンダーが必要になりますが、コンパクトな設計を実現する方法はありませんか？
- 現在の油圧のインプットが7Mpa限定の場合、φ80のシリンダーでは約35.19ｋＮ程度の出力しか得られません。しかし、出力を10倍に増やす方法はありませんか？
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油圧シリンダーの押し力の増幅
射出成形用金型に使用する油圧シリンダーについてお尋ねいたします。 通常射出圧を受ける部分を油圧シリンダーの押し力だけで受けるのは面積が大きくなれば油圧シリンダー自体も大きいものにしていかなければなりません、しかし金型に内造する事を考えると出来るだけコンパクトな物にしたいと考えます、油圧のインプットを7Mpa限定とした時φ80のシリンダーだと出力は35.19ｋＮ程度しかでませんが出力が10倍程度にする方法はありませんか？
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株式会社堀内機械にて、使用用途と構想を打ち合わせし製作していただきました。 シリンダー径、使用圧力（自分の場合は10ＭＰａ程度）、シリンダーストローク（低圧時ストローク+増圧時ストローク）、増圧シリンダーロッド径（面積比にて増圧圧力を決める）、増圧時ストロークに対応する増圧シリンダーストローク等相談し製作しました
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＃３です ＃６の方も紹介されている 理研に 油圧駆動連続ブースタという製品があります。 URLでの紹介はありませんが、 ＃３で紹介のURLから資料請求可能です。 RKB-20-140Ｓ RKB-20-140Ｗ との型番でカタログにあります。 増圧比は6.25です また超高圧油圧ブースタも受注生産しているようです ご参考まで
お礼
情報有難うございます、本日堀内機械様と打合せを行い方向性が見えてきました。
７０ＭＰの油圧シリンダーや油圧ユニットは国内では理研が作っています。 また、輸入品ですが、アメリカ製のエナパック・シリーズは日本でずいぶん使われております。
実質的な受圧面積を増やすためにシリンダを多段構造にしたことがあります。 ストロークが制限されること、と軸方向に長くなることが許されるならば試してみてはいかがでしょうか。 10倍だと10段以上ということになりますが、34段程度にしながら増圧弁併用と言うのが現実的かと存じます。 以下に当方が何度か使用したSMCの増圧弁があります。ご参考までに。 http://www.smcworld.com/2002/allproducts/series_head.php3?series_name=VBA1110%A1%C14200
油圧シリンダの出力を10倍にするためには、おっしゃる通り受圧面積を10倍にするか、油圧力を10倍にするかの方法があります。 油圧力を10倍にすると、当然70MPa用の油圧シリンダが必要になります。 また、油圧シリンダそのものに、増圧機構を組み込んだ油圧シリンダもあります。 他にはトグル機構等を利用して、機械的に大きな保持力を発生させる手段もあります。 必要なストロークやスペースを油圧シリンダメーカに相談してみて下さい。
- 参考URL：
- http://www.taiyo-ltd.co.jp
シリンダのピストン有効断面積の違いにより 増圧を行うことは、油空圧変換の方法で 数多くの使用例があります。 増圧ということだけを考えれば、 一次側油でも同様の方法で可能です。 ただ、一般的には参考URLのような油圧ポンプを 駆動源としていると思います。 （吐出圧７０ＭＰａもあります） 増圧しなければならない特別な事情があるのでしょうか？
φ８０複合シリンダー構造にすれば可能ではありませんか？ １段目シリンダーはストローク用、２段目シリンダーが増圧用に使用すれば元圧を変えずに増圧できるはずです。（１段目シリンダーヘッド側より２段目シリンダーロッドを挿入しておきシリンダーを作動させることにより１段目シリンダー内部圧力を増圧する） 射出成形金型の知識がないので、この考え方がよいのかどうかわかりませんが参考になればよいのですが
お礼
有難うございます 具体的に、このようなシリンダーを製作しているメーカーをご存知でしょうか？
「日本油圧工業会」出版の「実用油圧ハンドブック」 に「増圧器」というものがありました。 低圧・高圧 各々のピストンがあり、有効面積比を利用して 一次側（低圧）二次側（高圧）とするようです。 物によっては10100倍に変換する物もあるようです。 具体的な物を示せなくてすみません。 貴殿の調査の取っ掛かりになれば幸いです。
お礼
早々のご解答ありがとうございます。 非常に興味深いご解答です、早々に調査してみます。
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