ダボ加工について
- ダボ加工について詳しく解説します。ダボ加工は、穴とピンの組み合わせを使用して、パーツ間のズレや変位を制御するための技術です。
- 特に半抜きダボ加工において、クリアランスの重要性について考える必要があります。クリアランスは、ダボ穴とピンの間の隙間の大きさを指します。
- 一般的には、クリアランスは部品の素材や使用途によって異なりますが、適切なクリアランスを設定しないと、パーツのズレや変位が生じ、正確な動作ができなくなる可能性があります。正しいクリアランスの設定方法について解説します。
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ダボ加工について
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私の場合は通常、ダイ径-0.05をパンチ径としています。 パンチとダイがかみ合うことはなく、通常のクリアランスとは異なると思います。 打ち抜きの場合のクリアランスは、抜きのためにクラックが入りやすい状態を考えていますので、半抜きの場合は、板厚の半分程度で抜けては困るわけです。 場合によって(製品同士が嵌る心配があるとき)、robocutさんの言われるように、パンチ径>ダイ径としています。
質問には材質や板厚ダボ径が記されていないので私の知っている物を例にお答え致します。 材質はSS400相当材、板厚は46.5mmダボ径はφ36のダボ高さ2.57mmの場合、ダイスはダボ径のφ36に設定しパンチは抜きとは逆のクリアランスになりダイスより径で1mm位パンチが大きくなります。パンチの突っ込み量はダボ(凸)の体積の1.41.7倍の体積を必要とします。何故パンチとダイスが逆クリアランスなのか?これは加工した製品が後工程で重なる必要があるからなのです。そして中には板厚5mmに対してダボ高さ6mmという物も有ります。ちなみにパンチの材質はSKH51またはHAP40でないとすぐに折れてしまいます。
通常の抜きのクリアランスと同程度で良いです。 但し、高く出す場合や厚板の場合、抜け落ちる場合は少し小さめ目に 設定して下さい。凸側の先端にRをつけても抜け防止になります。 ちなみに、SPC系で 板厚x0.10.2 SUS系で 板厚x0.2 アルミ系で 板厚x0.1 程度です。
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