鉄筋系のマンションと鉄骨系のマンションでは

質問

どちらの方が丈夫なのでしょうか？

回答No.1

Broner

手抜き工事無しと言う条件で、鉄筋コンクリートと鉄骨系のマンション( 鉄骨鉄筋コンクリート以下SRCとする ) を比較すると。

　鉄筋コンクリート構造は、8階以下のマンションで、造られていて、それ以上の高層マンションでは、使われません。

鉄筋コンクリート構造では、自重が重たくなって必要な強度に耐えられません。

鉄筋コンクリート構造は、部材にかかる荷重の圧縮力にはコンクリートで支え、引っ張り力には鉄筋で支えます。

SRC構造は、部材にかかる荷重の圧縮力にはコンクリートで支え、引っ張り力には鉄筋、鉄骨で支えます、もしも、部材を軽くして荷重を小さくしょうと思えば、部材にかかる荷重の圧縮力の一部を鉄骨で支えます。

コンクリートよりも鉄骨の方が軽く済みますが、原価は高くつきます。

SRCは、部材を軽くすることができます、だから、高層には、部材を軽くすることが必要ですから、鉄筋コンクリート構造は使えません。

で、あなたの質問、どちらの方が丈夫なのでしょうか？

回答は、

　同じ8階建で比較すると、最大荷重は、地震時の荷重で比較することになります。

一般的には、SRCの方が、自重が小さい分荷重が小さくなるから、強い。

しかし、地震は振動波です。

波の周期がSRCの固有振動値に一致すれば、もろく壊れることもあります。

ブランコで、前後の往復運動で、後方から押して、ブランコを続けますが、押さなければ止まります。

でも、前に行き、後ろに戻り、前に戻り始めた時に押すと、往復の幅を維持できるし、もっと強く押せば、大きく揺れます。

このタイミングが重要で、地震で揺れた時に、建物の前に戻り始めた時に次の地震波の荷重がかかれば、大きく揺れます、次もまた、建物の前に戻り始めた時に次の地震波の荷重がかかれば、もっと、大きく揺れます、それが、続けば、建物は破壊してしまいます。

地震波と固有振動値が合った時は、破壊してしまいます。

まあ、これは、不運でしょう。