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真空管アンプのオーディオはいい?
真空管アンプのオーディオはいいのでしょうか?それと、真空管アンプの利点と欠点を教えてもらえると助かります。
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現在の Amp' は VT/IC (Vacuum Tube / Integrated Circuit) 式と Class D IC 式の 2 基を Full Range Speaker 用と Super Woofer 用にして分けて愛用していますが、真空管式蓄音機の頃から真空管式 Pre'Amp' Kit、真空管式 Pre'Main Amp'、Transistor 式 Amp'、IC/Transistor Hybrid Amp' 等を十数台使い倒してきています。 ☆ 真空管 Amp' の利点 (1) IC Chip を用いた回路のように周辺部品 (Condensor や Resister 等) が微細な部品ではないので周辺部品の交換が容易。 ‥‥但し Ope' Amp' IC Chip のみを交換できるようになっている IC Amp' は Socket から IC Chip を抜いて別の IC Chip を挿し込むだけなので能動素子の交換だけなら真空管 Amp' 並に簡便ですが‥‥。 (2) 回路が単純なので大した勉強をしなくても周辺回路を含む交換可能な素子を別のものに交換して好みの音色を追求できる。 ‥‥特に空中配線になっている回路では Resister や Condensor を別 Maker 別型番の互換部品に変えるのが簡便で、ほんの数百円ほどの部品に交換しただけで好みの音に変わった時の悦びは Audio Mania にとっては至福の瞬間ですね。 (3) 高額 Amp' は兎も角も、安価な真空管 Amp' は安価な費用で簡単に音色の性格を変える遊びができる。 ‥‥特に真空管は Pre'Amp' 部の Miniature 管しか用いず、Power Amp' 部は IC Chip や Transistor 式となっているものは出力 Transformer を要さないので System そのものの値段が安価な上に、交換する Miniature 管は 1 本 (1 本で Stereo 対応) 2 千円ぐらいから 1 万円以下で手に入る事から 2 万円程でで 5・6 本の「音色が異なる真空管」を取っ換え引っ換えして愉しめます。 ‥‥Power Amp' (出力) 用の大きな真空管を用いる Amp' は出力 Transformer を要する事から System の値段が高額で、真空管自体も Miniature 管の数倍以上高価ですし、1 本で Monaural であったり作動増幅回路で Channel 当たり 2 本を要したりすることから安価に 1 台数役の性格を選択して遊べるのは Miniature 真空管のみ用いられた VT/IC Hybrid Amp' に限られますが‥‥ (4) 一般に安価な System の真空管 Amp' は刺激感のない穏やかな音色を呈する部品を用いていますので、そういう真空管 Amp' の音色感は「真空管 Amp' は滑らかとか穏やかな音色」或いは「聴き疲れしない美音」といった評価が定着しています。 ‥‥しかし何十万円もするような真空管 Amp' には Transistor 式や IC 式に勝るとも劣らぬ、悪く言えば聴き疲れし易い速度感や解像感を持つものがありますので「真空管式 Amp' だから聴き疲れしない滑らかな音」というわけではありません。 (★) 真空管 Amp' の欠点 (1) 消費電力が大きく、発熱が大きい。 ‥‥Heater を赤熱させて 100V 以上の電圧で動作させる素子ですので、数 W 程度の最大出力しか出せない Amp' でも 100W 近い電力を消費し、消費される電力の大半が熱となって輻射されます。 (2) 消費電力や発熱量に較べて余りにも低出力なので高能率の Speaker System と組み合わせるか、Speaker から近接して聴く形式 (例えば Desk Top Monitor System とか) にせざるを得なかったりします。 (3) 放熱を阻害するわけにはいかないので発熱量の多い真空管を用いる Amp' では真空管が剥き出しで埃を被る筐体 Design とならざるを得ず、出力用大型真空管を用いる Amp' では電源 Trasformer に加えて Channel 分の出力 Transformer を要することから大きく重い筐体となるので筐体代や Transformer 代だけでも結構な値段になってします。 ‥‥但し、上記の Miniature 管を Pre'Amp' 回路に持ち、変換効率の高い D 級 Power IC Chip の Power Amp' 回路としている Amp' ならば小型化でき、安価な System になります。 (4) 同じ Maker、同じ型番の真空管‥‥要するに古い真空管を純正の新しい真空管に交換しただけでも大きく音色感が変わってしまい、それまで聴いていた (古い真空管の音) との違いに面食らってしまう。 ‥‥真空管は使い込むほどに音色が徐々に変化するものですので、使っているうちは気付かないのですが、新しい真空管に交換した直後はあまりの違いに面食らってしまうわけですね。 ‥‥まぁ初期の頃の音を忘れてしまっているだけなので、暫くすると「あっ、初期の頃の元気な音に戻ったんだ」と納得してしまうものですが‥‥。 (△) どちらが良いか判断できないもの (1) 真空管の寿命は決して短いというものでもなく、私の経験では Transistor 式でも IC 式でも真空管式でも最初に壊れて買い換えをせざるを得なくなる部分は Level Controller や Push Switch でしたね。 ‥‥また「壊れた」と言うほどのものでもないのですが、何十万円もする Amp' でも電源 Transformer が呻りだして悩ましい目に遭ったこともあります。 (2) 能動素子の交換は上記のように Socket 式 IC Chip の交換と Miniature 真空管の交換とに手間の差がありませんので Chip 交換可の IC Amp' と真空管交換可の Hybrid Amp' のどちらが良いかは人それぞれでしょう。 ‥‥私は一時期 DAC Chip への興味から IC Chip 交換可の Amp' に興味を持った事があるのですが、結局 Resister や Condensor にまで手出しが簡単な VT/IC Hybrid Amp' 派になってしまいました。 (3) 電源 On で何時でも同じ音が出るというものではなく、上記のように経年変化で音色が変わってきますし、真空管に手脂を付けてしまうと壊れ易くなることから交換の際の取扱には神経を遣う上、密閉性に乏しい筐体ですので部品交換で分解した際に煙草の脂や埃で汚れているのを見ると心配になってしまいます。 ‥‥でも実際には今まで使い倒してきた Transistor 式や IC 式の Amp' に勝るとも劣らぬ長期間愛用しているのですから、神使うのに気を遣うのは Analog Phono Player や Tpaecorder を使うのと同様、Analog 機器運用時の儀式みたいなものですね。 (4) 経年変化で音色が変わる。 ‥‥これは Speaker System や Headphone にも言えることでして Analog 機器ならばそうなって当然の事でしょう。 ‥‥現在愛用している DAC 内蔵 Headphone/Line Amp' も DAC 部までは Digital で、その後も IC Chip だけの代物でありながら、販売店で試聴用に展示されているものと聴き較べると大分音色感が変化しているのが判ります。 思い付いた長所が 4 つ、短所も 4 つ、優劣不明も 4 つ‥‥結局、愛情を注いで使いこなせるか否かの問題であって、どちらが優れているというわけではなさそうですね。 Digital Audio の時代になったとは言え最終的には Analog 変換して増幅して昔ながらの構造を持つ Speaker を鳴らす System ですので Digital Format をどう変えようとも 1980 年代頃の Audio 機器を大きく引き離せるものではないのが Comsumer Audio 環境の実態なのだろうと思っています。 真空管 Amp' は 1960 年代から出力 Transformer を要さない Transistor Amp' に取って代わられてしまい、1970 年頃以降は進化しなくなってしまった製品ですが、Transistor Amp' も 1970 年代は決して真空管 Amp' に勝る音を出せずに大掛かりな補正回路や安定化回路を付加する試行錯誤の時代でしたので 1980 年頃になってやっと真空管 Amp' に引けを取らぬものに成長、その後は高出力 FET (Field Effect Transistor) や IC Chip 化の流行で再び試行錯誤の時代となって 2000 年頃にやっと IC Chip Maker が良い音がする IC Chip を開発するようになる事で Solid State (Transistor) 式に引けを取らぬものになった感がありますので、どの方式であろうと他の方式に比べて圧倒的に優れているというものではないという気がします。 また目一杯記してしまいました(^_^;)。 素敵な Audio Life を(^_^)
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- fujitapari
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気楽に真空管の音を楽しむなら、昔の真空管式FM付ラジオをオークションで落札する方法が有ります。 AMでも楽しめますが、折角なら数は少ないですが、FMでNHKの生放送やCDで無い音源を電波で受けると、なかなかいい音がします。 僕は、すこし大きめ三菱製の木製ラジオを、6000円で落札して聴いています。 スピーカーはP610という16cmの名機がついていましたが、このスピーカーは殆どがエッジがボロボロなので、別途8000円で入手し交換して使っています。 そのまま使える物もありますので、気長にNETオークションを眺めておくのも楽しいです。 1万円出せば、そこそこのがあると思います。
お礼
昔の中古を買うという手もあるんですね。
- iBook 2001(@iBook-2001)
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はじめまして♪ 真空管アンプが良いかどうかは、人それぞれの考え方や感性次第でしょう。 メリットとしては、結構個性的なサウンドの製品が多く、互換の球に換えて音の変化を楽しんだり出来やすい。というところでしょう。また、ほんのり明るく熱く成るのも、心情的な影響が在ると思います。 デメリットは、とにかく「効率が悪い」という事です。かなり多くの電力を消費するのに、あまり大きな出力は得られません。スペック的にも主出力ですし歪みもノイズも帯域も、半導体アンプに及ばないのが大半です。 デカクて、重くて、高価で、測定上でのスペックが悪く、さらに大食漢の管球アンプですが、独特のサウンド個性に惚れ込んじゃえば、真空管アンプがいい! って言う人も居るのです。 リスニングオーディオ以外の、ミュージシャンサイドで、管球アンプを好む人が少なく在りません。 ヴォーカル用マイクに、真空管式のマイクプリアンプを用いるとか、エレキギターやエレキベースに、ヴィンテージ物のギターアンプやベースアンプを好んで使う演奏者も居ます。 近年では、コンピューターを利用する録音環境も多いのですが、コンピューター内で、真空管アンプのサウンド効果を得る、アンプシミュレーターという機能を使う人も居ます。 コンピューター内のソフトウエアに限らず、ライブ会場などで使えるような、専用ハード機器もたくさん在りますよ。 http://www.ikebe-gakki.com/ec/srDispCategoryTreeLink/doSearchCategory/11030O00000/04-05/3/1 単なる「メリット/デメリット」で考える事では無く、感覚的に気に入るかどうか?という判断で良いでしょう。 アル意味で、今でもクラッチペダルが在るマニュアルトランスミッションの車を好む人が居るのと同じで、管球アンプが良いか半導体アンプが良いか、人それぞれの好みだと思います♪
お礼
好みなんですね。そういえば、再生ソフト側で真空管アンプ風の音を出すモードがあるのですが、まあ、本当の音ではないですね。
- aki43
- ベストアンサー率19% (909/4729)
簡単に言えば シャカシャカしない 硬い音がマイルドに 多分球アンプじゃないと出ない音でしょう タクシーでやってる人が居るそうですよ
お礼
独特の音なんですね。
- i-q
- ベストアンサー率28% (984/3452)
見た目が綺麗、回路が簡素、音が独特 なところかと。。 ピュアではないと思う、真空管自体ノイズ源だと思うし・・・ (高熱と振動に敏感)
お礼
独特の音なんですね。
- tiltilmitil
- ベストアンサー率22% (1871/8250)
絶対的に有利であるならば、音響にこだわるプロが使わないわけはないでしょう。トランジスタなどとは違う特性を持っているのは事実かもしれないけど、それがすなわち優劣ではない。いいか悪いかではなく、好みの問題。
お礼
好みの問題なんですね。
- dragon-man
- ベストアンサー率19% (2712/13696)
今時のデジタルアンプはあれこれ機能が盛りだくさんですが、真空管アンプは余計な機能がないのでピュアオーディオ向き。音もピュアです。 真空管はほとんど製造されていないので、真空管が切れると修理が大変。
お礼
音が純粋なんですね。
お礼
利点と欠点があるんですね。