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プロテインや食事で力は強くなる?
カテゴリ違いかもしれません。 例えばの話ですが、同じ力を持った人が二人いるとします。 握力45kg、背筋力140kgという平均的な両者とします。一方は筋トレして、プロテインや鶏肉など食事を徹底管理します。もう一方も同じ筋トレしますが、食事は一般的な料理とします。これを数ヶ月間継続し、肉体鍛練します。 カラダ付きは前者の方が、見た目は筋骨たくましくなると思います。 実際の力強さに関してはどうなんでしょうか?前者の方が握力、背筋力共に数値は上がるのでしょうか?それとも両者、大して変わらないものなのでしょうか?
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正しい筋トレを長期にわたって行った場合、食事の影響がどうなのかということですね。素質が同程度の人だとして考えてみます。 結論から申せば、前者(筋トレ+筋トレ向き食事管理)が後者(筋トレ+非アスリート的な食事管理)では、長期的には前者が必ず上回ります。短期に個々人を見たら、結果が逆転するケースも探せるかもしれませんが、長期に前者と後者を行った100人でみてみるならば、前者の平均筋力は必ず後者の平均筋力を上回ります。あるいは前者の8割くらいは後者の8割を上回るでしょう。 そうなる理由ですが、筋力とは「筋断面積と神経系(筋肉を動かす運動神経と脳)」で発揮されるものだからです。筋トレを始めた初期だと、まず神経系が目覚めてきます。同じ筋断面積で発揮できる筋力が上がるのです。 ある調査研究例では、一般人の筋肉では1平方センチ当たり5~7kgの筋力、アスリートでは平均12kgの筋力があったという結果が出ています。鍛えると『同じ太さ』の筋肉で約2倍の開きがあるわけですね。 同じ筋断面積でも筋力差があるのは、筋肉を動かす運動神経と、その運動神経に指令を送る脳が活性化するからです。筋肉に対して強い刺激を与えられるようになるわけですね。筋トレ開始初期(3か月目くらいまで)はこの神経系の覚醒による筋力の向上が著しく現れます。 一般人でも緊急時には思わぬ筋力を発揮したりするのは、一般人でも神経系がほぼ100%使われるからです。ただし下手に全力を出すと身体を傷めかねないので(鍛えたはずのスポーツ選手でも故障、怪我は多い)、普通は抑制されています。筋トレは緊急時に近い神経系の働きを意思の力で出せるようにするものでもあるわけです。 さらに筋トレを続けると、神経系は充分覚醒して頭打ちになり、代わって筋断面積の増大による筋力向上の効果のみになります。つまり、筋力が筋断面積比例になります。この時期になると、筋肉の成長のための充分な栄養が必要になります。 食事に気を付けるのは筋肉を成長させるためです。神経系の発達にはあまり影響しません。そのため、神経系の覚醒が上がる時期(筋トレ開始後3か月以内)だと、食事が結構いい加減でも筋力が上がります。この時期には、「食事を筋トレ向きに気を付けている人が、そうでない人に劣る」ということも良く起こります。 しかしその後(筋トレ開始後3か月以降)は筋肉の太さによる筋力差となりますので、筋肉の成長に充分な栄養を摂っている人のみが伸びるようになり、食事をおろそかにする人を抜き、さらに差をつけていくようになります。つまり、見た目の筋骨たくましさなりの筋力を持つようになるわけです。
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- eroero4649
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その質問に正解はありません。なぜなら、「筋トレの結果には遺伝子の影響も大きい」からです。同じトレーニングをしても、伸びる体質の人と伸びない体質の人がいます。さらにいうと、速筋が優位な人、遅筋が優位な人というのが遺伝子であらかじめ決まっています。そういう影響が大きいのでその結果が食事による結果だとは結論づけられないのです。 トレーニングの理論というは、厳密にはまだ科学ではありません。比較することが不可能だからです。経験則でこれがいい、というレベルをまだ超えることができません。近年は遺伝子の研究が盛んで、それによるアプローチも進んでいますが、しかし「スポーツを強くする遺伝子は何か」というのは専門家の想像もはるかに超えてややこしくて、わかっていることは「スポーツの能力には遺伝子とトレーニングが関わっているよね」という当たり前だろといわれてしまえばそれまでのことにしか過ぎません。