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押川春波の海底軍艦の小説ですが、弾心
彈心衞帶とはどういうものですか、( ^ω^)_凵 どうぞ教えてください。
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押川春波の海底軍艦の小説の原文には > 圓鋸機、帶形鋸機のほとりには、角材、鐵材山の如く、其他、空氣壓搾喞筒、電氣力發機等の緻密なる機械より、銀鑞、白鑞、タール綱、マニラ綱、帆縫糸、撚糸、金剛砂布、黒鉛、氣發油、白絞油、ラジーン塗具、錆色塗具、銅板、鐵板、鋼板、亞鉛塊、ガツタバーカー板、エボナイト板、硝子板、硝子管、舷窓用厚硝子、螺旋鋲、鋼、眞鍮鑄鋲、石絨衞帶、彈心衞帶等に至るまで という具合に様々な機械装置や材料、機械部品の類が並んでいる最後の所に御質問の「彈心衞帶」が記されています。 【参考URL】 青空文庫 > 作家別: あ行 > 47.押川 春浪 > 2.海島冒険奇譚 海底軍艦 > いますぐXHTML版で読む http://www.aozora.gr.jp/cards/000077/files/1323_36134.html 「衛帯」とは「パッキン」や「シール材」などといった、部品同士の隙間を塞いで液体や気体が漏れない様にするための部品の事で、今では殆ど使われなくなった昔の呼称です。 「彈心衞帶」の直前の所に「石絨衞帶」とありますが、「石絨」とは「石綿」(アスベスト)の事ですから、「石絨衞帶」とは「アスベスト製のシール材」の事になります。 一方、「彈心衞帶」の方はと言いますと、「弾心」などと言う言葉はありませんし、読みが同じ「弾芯」という言葉はあるものの、こちらは「弾丸や砲弾の中心部分を構成している部材」 (弾丸の威力を増すために鉛や鋼鉄、タングステン合金等の高密度の材質で作られている場合が多い) の事であり、「衛帯」(シール材)とは関係の無い言葉です。 質問No.9139406「押川春波の海底軍艦の小説ですが、ラジーン塗具」に対する回答でも >「カ子ー胞」や「電氣力發機」などの例を御覧頂ければ御分かりの様に、この押川春波という作者は正確な言葉を使う事に注意を払わず、いい加減な単語を並べ立てる癖がある様ですので、話の本筋に影響しない様な所であれば、理解出来ない単語があっても「特に意味など無い言葉」だと考えて、気にせずに読み飛ばしてしまった方が宜しいかと思います。 と申し上げましたが、この「彈心衞帶」もまた作者である押川春波が正確な言葉を使う事に注意を払わず、いい加減な単語を並べ立てた例の1つではないかと思います。 シール材にはゴムや金属などの弾力性の高い材料で作られているものが多いので、「弾心衛帯」ではなく「弾性衛帯」であればなんとなく意味合いも通じなくはない様な気がしないでもありませんから、もしかしますと原稿用紙に書かれていた文章を基にして印刷用の活字が選ばれた際に、原稿用紙に書かれてあった文字が悪筆だったために「性」の字に見えなかったのか、或いは、作者が「性」と言う字を書いたつもりで誤って「心」という文字を原稿用紙に書いてしまったのかは解りませんが、「心」という字は単なる誤字で、本当は「弾心衛帯」ではなく「弾性衛帯」であるという可能性もあるかも知れません。 但し、工業や機械工学の分野では「弾性衛帯」という用語も正式な用語としては存在していませんから、「弾性衛帯」だと考えた所で「いい加減な単語」である事に変わりは御座いません。(「意味合いも通じなくはない様な気がしないでもありません」などという妙な表現を使ったのも、「弾性衛帯」という用語が存在していないからです) 後、余計なお世話かも知れませんが、質問No.9139406「押川春波の海底軍艦の小説ですが、ラジーン塗具」に対する回答内で >「カ子ー胞」や「電氣力發機」などの例を御覧頂ければ御分かりの様に、この押川春波という作者は正確な言葉を使う事に注意を払わず、いい加減な単語を並べ立てる癖がある様ですので、話の本筋に影響しない様な所であれば、理解出来ない単語があっても「特に意味など無い言葉」だと考えて、気にせずに読み飛ばしてしまった方が宜しいかと思います。 と私が申し上げた事に対して、質問者様から >仕事が原因でそう簡単にできません。問われますから。 とのコメントを頂きました事に関して、この場を借りて一言申し上げておきたい事が御座います。 「仕事が」という事は、日本の小説を翻訳して出版する事に関わるお仕事をしておられるのではないかと思われますが、この様な小説は娯楽のためのものなのですから、小説の本筋に関わり合いの無い所に関しては翻訳者の裁量で言葉を変えてしまっても構わないものなのです。 その代表例が駄洒落です。例えば、 「隣の空き地に囲いが出来たよ」 「へぇ、格好がいいね」 という駄洒落があったとします。 これを他の言語、例えば英語に直訳すると次のようになります。 "Enclosure adjacent to the vacant lot was built." "Oh, it is good-looking." しかしながらこれはもう駄洒落にはなっていませんから、元の作品が持っていた文章の意味が失われる事になります。 又、例えばアメリカのSF娯楽作品であるスタートレックには、「dilithium(ディリチウム)」という言葉が登場しますが、これは作品世界の雰囲気を出すために造られた架空の物質であり、実際にはその様な物質は存在しないのですから、翻訳する際に翻訳者が適当な造語を作り出して当てはめれば済む話であって、 「ディリチウムとはどういうものですか?翻訳に使うためにどんな物質なのか教えて下さい。」 などと質問する事に意味はない訳です。 ですから、娯楽小説の翻訳作業において原作者が作った造語を翻訳する際には、語句の意味に囚われても仕方ありませんから、既に他の翻訳者がその作品を翻訳していて、該当する言葉が存在している場合にはその言葉を使用すれば宜しいですし、その様な適切な言葉が見つからなかった場合には、御自分で適当な言葉を作り出してしまえば済む話だと思います。 それと、「仕事が」という事は、御質問文で小説の作中にある文章を複製する事は「私的使用のための複製」ではないという事になりますし、この様に何度も何度も同様の質問を繰り返して御質問文で小説の作中にある文章の一部を引用し続けますと、元の小説の大部分を複製してしまう事にもなりかねず、そうなると「元の作品の一部」だけを引用したと見做す事が出来なくなり、著作権法違反に問われる事になる恐れも出て来るかもしれません。 著作権法で引用として認められているのは、元の作品の一部だけであり、元の小説の全文を引用する事は認められておりませんので気を付けて下さい。 【参考URL】 引用 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%95%E7%94%A8 公益社団法人著作権情報センター CRIC > 著作権Q&A > 著作権って何? > 著作物が自由に使える場合は? http://www.cric.or.jp/qa/hajime/hajime7.html
その他の回答 (1)
回答じゃなくてすみません。 逆に疑問です。 古い作品ですから、現代人にはわかりづらい表現や用語が出てくることは理解しています。 それにしても、あなたはその作品を読み終えるまで、このような質問を延々と繰り返すおつもりでしょうか。 自分で辞書を引くとか、検索してみるという努力を、はじめから放棄なさっているようにみえます。
お礼
詳しく説明してくださって、どうもありがとうございます!心から感謝致します。