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函館・札幌間で小樽経由の振子特急を運行したら…
結構昔に「北海」という優等列車が運行されていた時代がありましたが、これを振子特急として復活させるとして小樽経由のルートとした場合、函館・札幌間の所要時間はどれくらいに短縮されることとなるのでしょうか? 途中の停車駅としては、渡島大野(新幹線開業時は新函館北斗)・長万部・ニセコ・倶知安・余市・小樽とします。
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こういうのは、普通に考えると「海線経由より相当に遅い」という アタリマエの面白くない答えになるので。 山線を通ると、海線の長万部-札幌間の距離200kmちょいが、170km ちょいと約15%程度短くなるんですよね。なのでとりあえず、曲線は そのままでも線路強化だけはする・・・というコトにすれば、と。 とはいえ、ほぼ全線100km/h以上、区間によっては130km/hでぶっ 飛ばす海線(沿線で写真撮ってるとぶっ飛びます。関西の新快速と いい勝負の速度で飛んできますもん。首都圏の電車なんぞ比べ物に ならない)に比べて、山線は25パーミル/300Rが続くので、いかな 283系をしても、制限90km/hが精々。各交換駅は一線スルー化した としても、やはり「海線と比べてもあまり所要時間は変わらない」 結果になりそうです。 ・・・う~む、夢が無いのう(笑) 面白くないので、ターゲットを小樽と余市あたりに絞って、観光特急 にするのが良いんじゃないと。それなら、新函館北斗から小樽まで 4時間。函館観光の次は小樽・余市観光と、観光ルートが繋がりますな。 よ~し・・・あとはJR九州ばりの「或る列車」風な車両を、183系改造 で頑張って作ればよし・・・に、ならないかしら。
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- kuzuhan
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優等列車の特急「北海」での運用は100km/hを最高時速とするキハ80が充当されていますから、速度面からみても高規格化工事がされていない山線(函館本線通し)経由の列車が海線(千歳線)経由には勝てません。 振り子式特急を用いたとしても、最高速度を抑えて運転することになります。元々長万部~小樽は線形だって海線には勝ててないんですし。 根本的に山線の線形改良とか、路線付け替えとか、高規格化工事でもしない限りは高速運転そのものに耐えられないでしょう。 今年は臨時特急「ヌプリ」と「ワッカ」が札幌~函館を山線経由で運転されています。 これが約5時間30分(余市とニセコで停車時間が少し長いですから差し引いても約5時間)。 始発終点含めた停車駅は札幌、手稲、小樽築港、小樽、余市、倶知安、ニセコ、昆布、黒松内、長万部、八雲、森、大沼公園、五稜郭、函館。 キハ183系が充当されていますからほぼ条件は互角でこれです。 仮に黒松内などを抜いても15分短縮できるかどうかでしょうし、快速と普通をかなりの頻度で運行させてる小樽~札幌間で優等列車を高速運転できるかも疑問です。 北斗4号で約3時間半ですから山線経由にしたどころで所要時間短縮はほぼないといえると考えられます。
手元に詳しいデータがないので、具体的な数字は出せませんが、長万部-小樽間は高速化工事などは行っていませんから、最高速は95km/hくらいしか出せないでしょう。振り子車両がカーブを高速で通過する際には、線路のダメージは大きいですからやはり路盤強化は必須です。高速化工事を行っても元々の線形が悪い山岳区間ですから、元々の線形が良い室蘭、千歳線に対抗するのはキツいです。 比較的保守が楽かつ低コストな車体傾斜システムを装備したキハ261の車体傾斜のさえやめざるを得ない現在のJR北海道には絶対無理です。