• ベストアンサー

真空管プリメインアンプについて

iBook 2001(@iBook-2001)の回答

回答No.6

はじめまして♪ 小学生の頃にスピーカーに興味を持って、ウン十年とスピーカー工作も趣味の一つ。というう者です。 近所迷惑に成る様な大音量、床や壁がはっきりと振動している様な低音感を求めなければ、全く問題無し。と考えて良いでしょう。 多くのオーディオファン/オーディオマニアで、試聴位置に置ける平均音量が85dB程度と祝えています。 ご利用のスピーカーは、こちらですよねぇ。 http://audio-heritage.jp/JBL/speaker/4312.html 無響室にて、1wで1m、1kHzですと91dBの音圧が得られますから、反響の有る通常の室内で左右ペア、2本駆動ですから実用上では1Wでもまぁまぁ大丈夫。倍の2W以上は欲しい所ですから、3wなら過大な音量を求めなければ、大丈夫。と考えて良いでしょう。 私の自作スピーカーには、下記のユニットを用いた物も有ります。 http://www.roktal.com/unit/16f100.html 針式のパワーメーターが付いたアンプで駆動していると、隣室に迷惑かな?という音量でも0.1Wを超える事が無い(笑) 大きめの体育館程度の場所で、BGMとしては3W程度、アナウンスは瞬間的に5Wを超える程度でしたし、完全な屋外イベントでは50W以上(利用アンプは50Wの仕様ですが、ピークランプも点灯し、針を見ていると70W以上!!)まで出す事もある。 (さすがに、このくらいの音量域に成ると、アコギの直接音は聴こえない。ドラムや盆踊りの大きな和太鼓にやっと退行出来る。という感じです。 半導体アンプは、基本的に最大出力の半分以下、通常は1/4とか1/6程度で運用しますが、管球アンプの中にはきちんとフルパワーまで使ったときの独特な歪み方、この音色を楽しむ。という手法も有ります。 ロックやポップス系のエレキギターやエレキベース、中にはボーカル用のマイクアンプにもワザワザ管球アンプを好んで利用するミュージシャンが少なからず存在します。 管球アンプの比較的リニアな動作範囲で個性を楽しむ場合も有りますし、ミュージシャンの「音造り」のような歪みを応用する楽しみ方も有りますが、一般的な再生オーディオでは、極端に歪ませない範囲で楽しむ事が一般的でしょう。 triodeのRUBYが採用したパワー管は、高級ハイファイ向け、というよりは一般大衆向けの管種です。このため、コンパクトで比較的安価、音にも強い個性が少なく万人ウケする音が期待出来ます。しかし、当時一般的だったラジオ(ラヂオ)や白黒テレビなどに好んで使われ、これは発音が聞きやすい、少しだけ高域に特徴が出やすかった。という事でもあります。 ご利用されているスピーカー、この個性も似た様な部分に強調感が有りますので、もしかすると、高域が少しキツく感じられるかもしれません。 (量的にはツイーターのアッテネーターを少し絞ればよいのでしょうが、個性自体が無くなる訳では無いので、このあたりは割り切っておく方が良いでしょう。ただし、半導体アンプのように、低域を強制的に制動しませんので、ボリューミーなゆったり低音とのバランスで、好みにハマれば。。。という感じでしょう。) アンプパワーでねじ伏せる様な低音感は絶対に得られません、スピーカーが鳴りたいようにスピーカーに任せる。という感じの低音感に成りますので、これはコレで大変面白いサウンド体験が出来ると思います。 中高域のクオリティは、数万のアンプと十万、二十万のアンプ。そりゃぁ同列に比較しちゃ、酷ですね。 むしろ、独自のサウンド。味わいの違い という事で楽しまれれば良いと思います。 一般家庭の通常再生であれば、広い室内では有りますが、高能率スピーカーですの通常必用な音量は充分煮えられる。と考えて下さい。 半導体アンプと、管球アンプでは、電力的なワット数に対して、実用最大音量感は大きく違い、過去には3倍理論とか5倍理論などの論争も有ったそうです。 今ではこんな事を言う人がほとんど居ませんが、ギターアンプの場合ですと、管球アンプの30Wは、半導体アンプの100W、あるいは150Wと同等だ。という認識が広く知られ、大昔の倍数論争がおおむね間違っていなかった、という評価も出来ますね。 近年の激安デジタルアンプ(通称中華アンプなど)の多くが15Wや20Wですし、大半が4Ω時の最大パワーなので8Ωなら半分の7.5Wや10wと言う事になりますから、3Wの3~5倍の実力と考えれば、今回のアンプの方がパワフルに鳴る。という考え方も出来ます。 デジタルアンプは、低域側の制動性に関しては突出した能力を秘めていますが、同じパワーICでも中高域のクオリティーと高めようとすれば、電源部が重要で、やり過ぎますと底なし沼にハマってしまいます。 逆に、管球アンプで最低域の制動力やパワーを求めますと、電源部もそうですが出力トランスの物量に走る事と成り、やり過ぎますと、、、。 何事も、それぞれに長所と短所が有りますし、それらを含めて「個性」と考え、出てくる音味の違いを楽しんだ方が、おそらくシアワセです♪ オーディオの楽しみ方は、非常に広い範囲に存在し、何処で楽しむかも人それぞれです。 すでに、アンプ製作が好きな大先輩がカキコされていますね☆ 私はアンプキットを組み立て、多少改造した程度は有りますが、基本的にスピーカー工作が好き。という方向です。 自作を楽しむ人種は、既製品に無い自分に取っての最高の物を。という目標とともに、和食、洋食、中華料理など、それぞれ違う物も食べたいのと同じように、違う方向の音も楽しんでみたい、という事も少なく無いので、あれこれ色んな物を造って楽しんだりしています。 御質問者様も。PMA-2900を手放して、triodeのRUBYを買うのなら、オススメは出来かねますが、両方使える環境を確認出来る範囲であれば、心配せずに(音の)違いを楽しんで、と。大いに応援させて頂きたいと思いますよぉ♪

rivax-87
質問者

お礼

iBook-2001様、回答ありがとうございました。たいへんよく分かりました。ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 真空管プリメインアンプの購入

    最近、真空管をつかったアンプに興味がありプリメインアンプを購入したいと思っております。 そこで質問なのですが、購入した後に色々な真空管を付け替えて音の違いを楽しみたいと思っているのですがそのような用途に適したプリメインアンプを教えていただけないでしょうか? 予算は15万ぐらいまでを検討しております。 また、お店などで聞いた結果、Luxmanというメーカーの真空管アンプは評判がよく、LX33というものは初心者向けでいいですよとお聞きしたのですが、初心者でも、このアンプはこのような楽しみ方はできますでしょうか? お詳しい方、教えていただけると幸いです。

  • 小出力の真空管アンプに合うプリアンプは?

    Triode社の真空管プリメインアンプ、TRV-A300SE(8W+8W)を使用しています。 PioneerのDV-S969AViというユニヴァーサルプレーヤーでCDもDVDも楽しんでいるのですが、DVDはCDに比べ音が小さく収録されているせいか(Pioneer社からの回答)、DVDの再生時の音量不足に悩んでいます。 CDは充分すぎる程の音量が出せます。 スピーカーを高能率のものに変えても駄目でしたので、Triode社に相談したところ、「新たにプリアンプを購入して、今のアンプをパワーアンプとして使う」という回答を得ました。 早速オークションで物色して、知識が無いながらも何となく、クリスキットのMark-8Dを狙っていました。が、よく調べるとあるブログで、「このプリアンプは小出力のパワーアンプには非力で使えなかった」とありました。 私のアンプのような低出力に繋げるプリアンプを探すには、どのような点を確認して探せばよいのでしょうか?また、おすすめのプリアンプがございましたら、教えていただけますか?予算は4万円以内です。 宜しくお願い致します。

  • 真空管7868

    pioneer sa-81っというプリメインアンプを購入しました。 オーディオショップでメンテナンスされており、 問題なく動作しております。 それどころか、とても好みの音でした。 JBLがとっても聴きやすくなっております。 しかし、気になるのが、「7868」っという真空管です。 見た目では、まだまだ使用できると思いますが、今後のことも考えて、 4本特性の揃ったものを購入したいです。 これは、今でも簡単に手に入るのでしょうか? インターネットの通販とははやったことがないですのでよくわからないです。 それと、7868の互換球なんてあるのでしょうか? 知識もないのに、真空管アンプに手を出すなと言われそうですが、 教えていただきたいです。

  • 真空管アンプとプリメインアンプのつなぎ方について

    真空管アンプとプリメインアンプのつなぎ方について オーディオ初心者が質問させていただきます。 宜しくお願いいたします。 YAMAHAのAX-2000と真空管アンプをつなぎたいと思っています。 それは今までAX-2000に光デジタルでテレビ音声をつないでました。 また、CDも光デジタルにつないでました。 これからはピュアオーディオもしてみたいと思い、真空管アンプに手を出しました。 が、真空管アンプにはPREIN端子がありここに、AX-2000をつないでD/Cコンバーターのようにアナログ変換は出来ないでしょうか。 素直にコンバーターを買ったほうがいいでしょうか・・・。 初歩的な質問ですみません。

  • 真空管アンプとトランジスタアンプ

    真空管アンプは通電時の無負荷は厳禁と聞きました。(理屈はわからないのですが。。。) 知らずに使っていました。 普通のトランジスタアンプも同じなんでしょうか? プリメインアンプを使用していて、スピーカーも接続しているのですが、プリ出力を利用して他のアンプでメインスピーカーを鳴らすことが多く、スピーカー切り替え(A/B)をoffにしていることが多いのですが、(プリアンプ的使用がほとんど)まずいでしょうか?

  • プリメインアンプの購入を検討しています。

    プリメインアンプの購入を検討しています。 予算:中古で5万円前後 現在Cayinの真空管アンプを使っていますが、もっとパワーのある石アンプの音も気になりだしただめです。 ぱっとよさそうなのを調べてみました。 ・DENON PMA-1500AE ・DENON PMA-2000~2000IV ・DENON PMA-S10 ・SANSUI AU-α607NRA など607シリーズ ・MUSICAL FIDELITY A1、A100など 目指す音の傾向としてはキツすぎない音で音に奥行き、広がりがあるものです。 あとできればリモコン付きで。 他にも候補があれば教えて欲しいです。 これはオススメっていうのがあれば教えてください。

  • 真空管アンプチャレンジ

    真空管アンプにチャレンジしたいです。 いまはdsnonのpma-2000プリメインアンプを使っています。 ラックスマンのKMQ60というパワーアンプを5万円で発見しました。どんなもんでしょうか? レコードも聞きたいのでプリアンプも必要かとおもいますが。

  • JBL4310に合うプリメインアンプ

    先日、JBL4310を購入しました。しかし、これに合うプリメインアンプが決まりません。 今のところ、DENONのPMA-2000REが候補としてありますが、それ以外にもJBLの低音を活かせるプリメインアンプがあれば教えて下さい。予算はだいたい20万円くらいです。

  • JBL4344と真空管アンプの相性

    JBL4344はマッキントッシュやマークレビンソンのハイパワーのデジタルアンプでないと、その真価を発揮しないと良く効きますが、果たしてそうでしょうか?当方、LUXMAN 38FDMkII(プッシュプル)と300Bシングル2台の計3台の真空管アンプでTANNOYを鳴らしていました。ソースはアナログ録音のクラッシックが中心でジャズもTANNOYで聞いていました。従来、YAMAHAやSUNSUIのデジタルを使用していましたが、真空管に切り替えて、その音質のかもし出す、柔らかさ、空気、臨場感、繊細さなどとても気に入っています。デジタルアンプには無い、暖かさ、優雅さを感じました。真空管アンプをそのままにスピーカをJBL4344に切り替え、あらゆるソースを聞きたいと思い、JBLを購入しました。果たしてその結果は?いまだ、自分でも消化不良のようで、評価できていません。いまさら確認するのもなんですが、JBL4344と真空管アンプの相性についてご意見を伺いたく、お願いします。また、4344でなくてもJBLを真空管アンプで聞いていらっしゃる方、ご意見をください。ソースもクラッシックというところでご意見を。ジャズやPOP系はそこそこかと思っておりますので。

  • スピーカーのインピーダンス 真空管アンプの場合

    今までに同種の質問がありましたら申し訳ありません。アンプとスピーカーのインピーダンスについて教えて下さい。アンプが低いインピーダンス、スピーカーが高いインピーダンスの場合は使用に問題無し、その逆の場合でも小音量なら問題無しと認識しております。ところで出力トランスを備えた真空管アンプでも、これと同じ考え方が通用するのでしょうか?現在使用中の真空管アンプは出力インピーダンスが8オーム、使いたいスピーカーはインピーダンスが16オームです。またこの組み合わせが可能としても音質等に問題は無いのでしょうか?どなたかこの点に詳しい方、回答方よろしくお願いいたします。

専門家に質問してみよう