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田中ビネー検査とは?ADHDの子供の精神年齢についても解説
- 田中ビネー検査は、療育手帳のために行われる検査方法であり、ADHDの子供の知能指数を評価します。
- 13歳までの課題が出来ても、最終的に算出される精神年齢が8歳〜10歳になる可能性もあります。
- 実生活年齢と精神年齢を計算すると、田中ビネー検査では高い数値が出ることがありますが、注意が必要です。
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心理士です。 田中ビネー検査を受検されたということですが、これはお書きになっていらっしゃるように、療育手帳判定のため、お住まいのところでは田中ビネー検査を用いることが決められているためと思われます。 知能や、認知能力の詳細については、WISC-IV(念のため、申しますと、WISKではありません)の方がよくわかる検査です。 さて、「フィードバッグで13歳の課題までやりました」というところは今ひとつよく分かりませんが、おそらく、認知能力に凹凸(アンバランス)が見られたため、課題内容によっては、生活年齢よりもかなり上の年齢に配置された問題もできたため、どこまでできるか確かめたということだろうと思います。 「13歳までの課題が出来ても、算出される精神年齢は13歳とは限りません」というのはその通りです。 「田中ビネーを最後まで出来ても」とお書きですが、受検された田中ビネーが、「田中ビネーV」ですと、14歳以上の成人まで適用される検査ですので、ここは、「13歳までの項目がいくつか正答であっても」という意味かと思います。 13歳までの項目がいくつか正答していても、それ以前の年齢に配置された項目で誤答があれば、精神年齢はその分低くなります。 田中ビネーで13歳以下の場合、知能指数(IQ)は、(精神年齢÷生活年齢)×100という式で求めます(これは、WISCなどのIQ、指標得点の求め方とは異なりますので、ご注意ください)。 過去に受検された検査が、田中ビネーであったとしますと、3歳8ヶ月の時に86でいらっしゃったということは、全体としては、3歳2ヶ月くらいの精神年齢であったと思われますし、4歳10ヶ月の時は、115という数値から考えて、5歳8ヶ月の精神年齢であったと考えられます。 このように、田中ビネーで13歳以下の場合、IQは、精神年齢と生活年齢の比率から求めますので(上の式をご覧ください)、結果的に得られるIQが大きく変わることは十分にあり得ます。 以上、ご参考までに。
お礼
早々に教えて頂きありがとうございます。 こちらの地域は児童相談所での検査はビネー検査で、療育センターでのWISKも3年生からの地域です。 児童相談所だと数値を教えていけない決まりらしく、すごく高い数値が出たとだけで悶々としてしまいました。 得意、不得意に凹凸がとてもありそうですね。 勉強がどうのよりは興味がある本や辞典を読ませようと思います。 知能指数どうよりも下がってしまった自己肯定感をあげてあげなければいけないですね! ありがとうございます!!