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正確な音を得るために

John_Papaの回答

  • John_Papa
  • ベストアンサー率61% (1186/1936)
回答No.9

>「スピーカーをしっかり駆動するアンプ」と「小口径フルレンジスピーカー」 と言ったら、真っ先にスタジオモニタのオーラトーン5cをイメージしますが、ある程度は当たっているでしょう。 振動域全てを電界の中におけるコンデンサー型(STAXのヘッドフォン等)や、磁界の中に置けるリボン型や薄幕振動板型(YAMAHAのHP-1等)、ヘッドフォンレベルまで小さくなれば理想に近い振動制御が可能になります。ま。これらは物理的にも録音に使うコンデンサマイクやリボンマイクに最も近い形態の出力トランデューサーですので、当たり前ですか。 マグネチックスピーカーになると、電気的な駆動部とその振動を空気の粗密振動に移す物理的駆動部(振動板)が別の構造にならざるを得ず、ここにロスとか伝達歪みとか寄生共振の問題が発生します。 単純に考えると、同一原料(たとえば人気の素材ポリプロピレンとか)を使った30cm(A)と15cm(B)のスピーカーを比較してみれば、振動面積は4倍になります。振動板が同じ距離を移動するのに4倍の力(アンプのパワーではなく磁力ですね)が必要になります。4倍の面積で振動板硬性を同じにするには厚みを4倍に、結果として振動板質量は16倍になります。振動板製造コストは16倍では済みません。という具合に小口径の方が原料を得易いし、同じ素材なら小口径の方が良好なTime domain(過渡特性、と訳せるかな)が期待できるのです。 ところで、Time domainは物理的信号の時間解析(以前紹介したwaterfall特性やinpulus応答など)の一般用語でオーディオ各社が製品開発で重点に置いている(いた、と過去形かな?)言葉です。が、なぜか日本ではこの公共の用語が商標登録されてしまっており、誤解や嫌悪を与えてしまっているように見受けます。 残念な事にタイムドメインという言葉が一社の利害で牛耳られているということです。 さて、「小口径フルレンジスピーカー」では、再生レンジが主要帯域をなんとかカバーできますが、フルにカバーできないジレンマがあります。従ってやむを得ず帯域を分けたものが2Wayとか3Wayという事ですが、(商標ではない)Time domainに基づいた仮想フルレンジ製品はかなり有ります。かつての同軸スピーカーもTime domain理論に基づいた製品と言えますけど、他の時間的要素も加味した発展型ということですね。 たとえば http://www.otaritec.co.jp/products/genelec/products/3-way-monitors/8351a/ 値段見て溜息つくばかりかな。(オーディオ川柳一句)

noname#208228
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

noname#208228
質問者

補足

オーラトーン5c、まさにそのようなスピーカーです。 15cmと30cmでは、面積で4倍、質量では16倍ですか・・・。 コストは16倍以上・・・そんなに違うのですね。 小口径の方が過渡特性がよいですね。 それがタイムドメイン理論(商標登録じゃない)なんですね。 この前教えていただいた、Yamahaの10Mのwaterfall特性ですね。 そう考えると、10Mはタイムドメイン理論からいくと、とっても良くできた製品っということになるのですね。うーん、ますます売るんじゃなかったです。 業務用アンプで鳴らしてみれば良かった・・・。 小口径フルレンジは、どうしても再生帯域が狭いんですね。だから「正確な音」の完全な正解ではないんですよね。それもひとつの方向性としては正しいけど、ある面からみたらそれだけではだめっということなんですね。 上手くできた2way、3wayと、優れた小口径フルレンジっというのは、好みの問題や使用環境の問題っということになるのでしょうか・・・。 ところで、GENELEC 8351A すごいですね。 さすがですね。やっぱり業務用はすごいものがあるんですね。 音を聴いてみたいです。 オーディオ川柳は知らなかったですが、検索したら本当にあるんですね(笑)

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