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PC、USBDAC等を利用したハイレゾ再生

Yorkminsterの回答

回答No.4

>> DSD(2.8MHzや5.6MHz)やPCM(384kHz/32bit,196kHz/24bitや96kHz/24bit)対応のUSBDACを買えばPCの性能には関係なく、例えば、DSD(5.6MHz)や384kHz/32bitの音質で再生できるのでしょうか? // ある程度は関係があります。単純に言えば、処理すべきデータ量が多くなるほどパソコンの性能も必要になります。 分かりやすい例でいうと、USB1.1は帯域が狭い(転送できるデータ量が少ない)ので24bit/96kHz/ステレオ程度までしか扱えません。USB2.0であればDSD5.6MHzでも全く問題なく扱えます。 また、CPUやメモリなどの性能もある程度必要で、たとえば20年前のパソコンでハイレゾを扱うというのは無理があります。 さらに、次の質問とも関係しますが、再生ソフトの問題もあります。ソフトによって扱えるデータの種類に違いがあるのと共に、特にDSDではデータの転送方法が異なるために、USB-DAC等との組み合わせ次第では利用できない場合があります。 >> すべてのハイレゾ再生に対応したソフトというのはあるのでしょうか? // WindowsやMacであれば、あるかも知れません。実際に調べた訳ではないので、確証は持てませんが... それよりも、DSDに関しては転送方法の違いが問題になります。もともとパソコンはDSDデータを扱えるように考えられていないので、USB-DACにDSDデータを送り出す方法は「標準規格」がありません。「事実上の」標準となっているのはDoP方式ですが、ASIO2.1やメーカーの独自方式なども乱立しています。USB-DAC側とソフト側が同じ方式でないとDSDを通せないので、むしろその点の方が問題です。 >> 現在のハイレゾの最高音質はDSDが5.6MHzで、PCMが384kHz/32bitでしょうか? // 理論上はいくらでも上があり得ます。ただ、USB-DACや再生ソフトの対応状況のほか、数字だけ大きくしても現実的なメリットがないので、実際に普及している範囲ではDSD5.6MHz、PCM24bit/192kHzが上限と考えて良いでしょう。 ----- ちなみに、ハイレゾのメリットは単なるダイナミックレンジや周波数帯域の拡大ではありません。そのようなダイナミックレンジ、周波数帯域のスピーカーやマイクがないからハイレゾは無意味だという解説は、半分間違いです(そうアピールしているのは音楽業界やオーディオ業界ですが、それ自体が半分ウソということです)。 ただし、ハイレゾに実質的なメリットがない(ない訳ではないが、非常に少ない)のは事実です。 分かりやすくPCMを例にとると、24bitの理論上のダイナミックレンジは約144dBで、健康な成人が耐えられる限界(120~130dB程度)を遥かに上回ります。従って、32bitにしても「ダイナミックレンジの拡大」という意味ではメリットがありません。しかし、たとえばデジタルボリュームのように「デジタル領域で信号を処理する場合」にはメリットがあります。極端に言うと、すり切りいっぱいまで食材を入れたボウルをかき混ぜると溢れてしまうのが、大きなボウルに移し替えればこぼさずにかき混ぜられるのと同じです。32bit DACを使うのは、そういう理由があるからです。 また、サンプリングレートを上げるとナイキスト周波数が高くなるので、ローパスフィルタを緩やかにでき、位相歪みを低減できます(ナイキスト周波数とはサンプリング周波数の1/2の周波数のことで、これを超える信号はエイリアス歪みというノイズになるのでローパスフィルタを通す必要がありますが、急峻なフィルタを通すと位相歪みが生じます)。つまり、「超音波が聞こえること」ではなく「可聴帯域内での歪みを減らせること」がメリットです。 サンプリングレートが低いとこのような問題があるので、現代のADC/DACはオーバーサンプリングという処理をしています。その内部的な動作はDSDとほぼ同じなので、「だったらそのまま記録・再生すればいいじゃん」というのがDSDです。 しかし、ADC/DACの高bit化とオーバーサンプリング処理によって(さらにはディザなどの量子化ノイズ低減技術の進歩によって)、上で書いたような問題は実質的に解消しています。そういう意味で、ハイレゾにはあまりメリットがありません。 折しも、Vorbisという圧縮方式の開発に携わったエンジニアが「正しく」解説している記事があったので、ご参考までに(ただし、この日本語記事は執筆者の「個人的意見(ノイズ)」が混じっているので、できれば原文を読んで下さい)。 http://gigazine.net/news/20141203-hi-rez-audio/

noname#248380
質問者

お礼

パソコンの性能もある程度は関係あるんですね。後、規格とかの問題もあるんですね。 リンク先を見ると、ハイレゾ不要論を唱えてるように見えますね。その上で圧縮音源を否定していますね。 本当に良い音を聞くには、1.良いヘッドホンで聞く、2.ロスレス音源を選ぶ、3.良いマスター音源を手に入れるとありますね。 2はPCM(44.1 or 48kHz,16bit)あたりを指してるのだと思うのですが、1,2,3刃おおむね満たしてると思います。 ただ、ハイレゾが有効という人もいるわけで、これに関しては議論がありそうですね。 原文が見つからなかったです。リンクを教えてもらえるとありがたいのですが・・・

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