• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:敬語に詳しい方へ 自動詞の謙譲語その他について)

敬語の自動詞謙譲語について

kimosabeの回答

  • kimosabe
  • ベストアンサー率59% (137/230)
回答No.5

1 謙譲語は動作客体を敬う表現ですから、動作客体のない自動詞に謙譲表現がないのは当然です。 2、  「Aが私に席を譲ってくれた」 「譲ってくれる」の動作主体はAで、動作客体は「私」です。Aが目上の人であれば、 「Aが私に席を譲ってくださった」 と表現することでしょう。「~てくださる」は動作主体を敬う尊敬語です。 「私がAに席を譲ってもたった」 「譲ってもらう」の動作主体は「私」で、動作客体はAです。Aが目上の人であれば、 「私がAに席を譲っていただいた」 と表現することでしょう。「~ていただく」は動作客体を敬う謙譲語です。 どちらの表現も結果的にAを敬っているわけですが、けっして同じではありません。 質問者様の場合、上の例文でいえば、「譲る」を「相手の動作」と捉えた点が「躓きの石」になっているものと想像します。「~てくださる」「~ていただく」それぞれ全体を一つの動作として、その動作主体、動作客体をお考えになると良いと思います。 似たような話は、古典語の、たとえば、 A、Bにそしられ奉り給ふ。 という受身文についても言えます。 「そしる」を動作として捉えたのでは敬語の説明はできません。 「そしらる(=非難される)」を一つの動作と捉えることで、Aが動作主体、Bが動作客体、「奉り」が動作客体Bを敬い、「給ふ」が動作主体Aを敬う、といった説明が可能になります。

OKAT
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。「自動詞に謙譲語がない」というのは、言わば確認事項でした。  「~てくださる」と「~ていただく」については、自分で使うのに迷ったわけではありません。 >「譲る」を「相手の動作」と捉えた点が「躓きの石」になっているものと想像します。  「譲る」だけ取り出せば、間違いなく相手の動作でしょう。「譲ってくださる」となったとき、その動作主体はが相手側になることはおっしゃるとおりですし、「譲っていただく」のはこちら側で、その動作客体を敬う謙譲語であることもそのとおりです。そうした点は実は分かっているのですが、分からなかったのは「譲ってくださる」と「譲っていただく」とどちらが正しい敬語ですか、という質問があった時に教える人が「どちらでもいい」と答えているのを見かけます。この一見対照的に見える敬語が、どうして「どちらでもいい」になるのか、不思議だったということに質問の原点があります。このことは尊敬語の言い方に「お譲りになる」と「お譲りなさる」の二つの言い方がある時の「どちらでもいい」とは相当な違いがあります。  あるいはここにお書きくださったような違いを言うと、かえって質問者を混乱させかねないとの思いやりからくるのかもしれません。その一方で「くださる」と「いただく」の意味の違いを説明しているサイトもあります。その違いの要点を言いますと、「ご出席くださいまして」と「ご出席いただきまして」とを比べた場合、「いただきます」の方には「こちらから依頼して」のニュアンスがあると言っています。また、別の人は「いただく」には「恩恵を受ける」の意味があると言っています。その点については、別の回答者への「お礼」で触れました。  古文の「そしられ奉り給ふ」は「そしる」という動詞に「れ」という受け身の助動詞、「奉る」という謙譲の補助動詞、「給ふ」という尊敬の補助動詞が付いていると分かれば、「そしられ申し上げなさる」とその訳の巧拙はあるものの、敬語の関係は現代語に比べて分かりやすいと思います。「聞き手尊敬」と考えられる「丁寧語」はあったとしても接頭語や「侍り」(西暦1000年前後の場合)程度しか無かったのに、現代語では、謙譲語II(丁重語)など云々されて、大変むずかしくなっていますね。

OKAT
質問者

補足

>「そしられ奉り給ふ」はどこに出てきた文なのでしょうか。ちょっと奇妙な文ですね。

関連するQ&A

  • フランス語の自動詞と他動詞

    フランス語の自動詞と他動詞の見分け方はありますか? 英語を勉強していたとき、giveは相手がいないと成り立たない動作だから他動詞、buyは自分一人で成り立つ動作だから自動詞と習いました。 フランス語にはこういった見分け方がないのでしょうか?

  • 「ご・・・する」「お・・・する」は謙譲語ですか?

    1)「ご・・・する」「お・・・する」は謙譲語ですか? 2)「ご請求致します」は日本語として正しいですか? 請求するのは自分でその動作に「ご」をつけるのはおかしいと思います。尊敬語は動作の為し手を敬い。謙譲語は動作の対象を敬う。と聞きました。 特に外国の方に日本語を教える時どのように尊敬語と謙譲語の違いを教えればいいですか? 私自身謙譲語と尊敬語の違いが良くわかりません。教えてください。よろしくお願いします。

  • ●尊敬語、謙譲語●

    「国語の新研究」という問題集にはこんな問題が載っていました 次の言葉を「お(ご)~になる」、「お(ご)~する」の形を用いた尊敬語・謙譲語に直しなさい。 (1)心配する  ⇒尊敬語で。(      )            謙譲語で。(      ) (2)開ける   ⇒尊敬語で。(      )            謙譲語で。(      ) (1)の尊敬語の正解は「ご心配になる」でした。 これは、相手が「心配する」ということに対して、「ご心配する」という尊敬語を使い、相手を高める効果があるので、納得です。 (2)の尊敬語の正解は「お開けになる」でした。 これも、相手が「開ける」ことに対して「お開けになる」という尊敬語を使い、相手を高める効果があるので、納得です。 しかし、謙譲語のほうはどちらも納得がいかない答えでした。 (1)の謙譲語の正解は「ご心配する」でした。 (2)の謙譲語の正解は「お開けする」でした。 私はこの答えに対して、あまり納得がいかなかったのです。 「お」や「ご」を使ったていねい文は、相手の動作や持ち物を高める文だと思うので、上の謙譲語の正解は納得がいかないのです。 ●例● 私はそのドアをお開けする と上の謙譲語を用いた文を作ってみたのですが、そしたら、 ●例● 「私がそのお茶をお運びします」 と、自分がする動作に「ていねい語」を用いていて、自分を高める感じがしてしまうのです。 小学校の頃、先生に自分に対してていねいに言うのはおかしいでしょう。たとえば「・・・・」←(何て言っていたかは今は覚えていません;) といわれて、みんなも私も、「たしかに、自分にていねい語を使うのはおかしい!」と十分納得しました。 なので、謙譲語は「自分を下げる」という効果がありますから、自分がする動作を「ていねい語」として高めてはいけないと思います。 しかし、上の問題文では「お(ご)~なる・・・」を用いた尊敬語、謙譲語に直しなさい と書いてあったので、ますます混乱です。 ていねい語も尊敬語も同じ「相手の動作や持ち物に使い、その人を高める」効果があると思っています。 それを「ていねい語を用いた謙譲語」となると、よくわからなくなります。 なので、この問題集の解説には載っていなかった ていねい語、尊敬語、謙譲語の関係や使い方をもっと教えてください。 そして、この (1) (2) の問題の解説もお願いします。

  • ドイツ語 自動詞と他動詞

    辞書でひくと「自動詞」は「目的語がなくても意味が完結する。例)走る、咲く」 「他動詞」は「目的語がないと意味が完結しない。例)読む、待つ」とあります。 たしかに辞書で見ても日本語では「走る」「咲く」は自動詞のみ、「読む」「待つ」 は他動詞のみです。 しかしドイツ語のwartenは自動詞です。auf+4格で「(4格)を待つ」という意味が 書かれています。 wartenに他動詞もありますが「待つ」とは違う意味を持つようです。 erwartemは他動詞でwartenと同様に「(4格)を待つ」という意味が書かれています。 日本語とドイツ語では「自動詞」「他動詞」の定義が異なるのでしょうか。 どなたか教えていただけないでしょうか。 よろしくお願いいたします。

  • 自動詞と他動詞

    curveみたいな、自動詞と他動詞2つあるのってどうやって分かるんですか?暗記しかないですかね respect ~を尊敬する は他動詞って分かるんですが

  • 自動詞と他動詞が

    目的語をとるのが他動詞、とらないのが自動詞。。と何を見てもありますが・・・・ 自動詞と他動詞は単語一つ一つ これは自動詞 これは他動詞と覚えるほかないのでしょうか??

  • 古典文法の「謙譲語」について

    古典文法の「敬語」の中の「謙譲語」は、話し手が(登場人物の)動作の受け手に敬意を払って、動作の受け手の行動に対して使うもの、という説明が一般的ですが、「謙譲語」というのは、話し手が自分の行動に対して(へりくだる意味で)使うものではないのですか。少なくとも、現代語ではそうなっている気がするのですが。文語と口語では、謙譲語のニュアンスや使われ方が違うのか、それとも、私の解釈がおかしいのでしょうか。教えて下さい。

  • 「逃れる」は自動詞ですか?

    あまりにも基本的な勘違いをしているような気がするので恥ずかしいですが、教えてください。 「責任を逃れる」という表現がありますが、この「逃れる」は自動詞なのでしょうか、他動詞なのでしょうか。 自動詞か他動詞かの見分け方については、既に他の質問や辞書などで次のように説明されています ・日本語においては,○○が□□するの形で表されるのが自動詞,○○を□□するの形で表されるのが他動詞です。 ・「~を○○する」の様に(目的語+「を」)の後に続くのが他動詞です この説明によれば「責任を逃れる」は他動詞ということになりますが、外国人向けの某日本語辞書サイトでは自動詞と明記されていました。そこでそれを見た人(日本人ではありません)から「なぜ自動詞なのか」と質問され、自信がなくなってしまいました。 私は何か基本的な勘違いをしているのであって、「逃れる」は自動詞なのでしょうか。

  • 他動詞と自動詞の見極め方といい覚え方はありますか

    他動詞と自動詞の見極め方といい覚え方はありますか? discussだとわかりやすいんですが、他動詞と自動詞両方の意味があるものもありますよね? その見極め方や特徴などはあるんですか?また、なんで他動詞や自動詞というわけ方があるんでしょうか? 日本語にも他動詞や自動詞はあるんですか?

  • 他動詞と自動詞の見分け方

    日本語と英語の自動詞・他動詞の見分け方はちがいますよね. 日本語では「~を」となる動詞が他動詞でそれ以外が自動詞と聞きました. しかし英語ではenter~「~に入る」など,日本語の他動詞より多くの単語がありますよね.winやloseなども前置詞なしで「~に勝つ/負ける」という他動詞の意味もありますよね. 一方go to~「~に行く」ですがgoは自動詞です. このように,日本語では自動詞,英語では他動詞.という単語の見分け方はないのでしょうか? それともこれは単語の意味を覚えるしかないのでしょうか?