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大学では、国際的にも通用するような科学技術の研究者の養成に適した入学者を確保するための入試水準を要求し、高校での学習内容水準を求め、それに伴って中学校までに習得しておくべき学習内容が決められていきます。 一方で、子どもの認識力に応じて、幼児教育の内容や小学校教育の内容が決められていきます。その頃は、子どもの興味関心を重視していますが、前述のように、上級学校から要請される学習内容が、小学校まで下りてくる場合もあります最近の外国語活動の時間というのも、その最たるものです。外国語活動の時間の方法は、活動が重視されていますが、えてして上から下ろされる場合は、暗記が重視される傾向にあり、子どもに考えさせる時間を軽視する傾向にあります。一時期、「ゆとり」教育ということが提唱されていましたが、国際的なテストでの成績順位が下がると、暗記重視が復活しました。国際的なテストでは、考える力も重視されていますが、それすら既習事項の反復練習で成績向上を目論んでいるので、「正解」から外れた奇抜な考えを着想する力を養うには、あまり役に立ちにくいようです。 一般社会の大部分は、あまり奇抜な発想をせず、地道に働く常識人となることを要請されており、そういう人たちを育てることが学校教育制度のねらいとしてあります。ただ、やはりそうした常識に嵌め込まれるのを潔しとせず、奇抜な考えを追究しようと思ったり、ドロップアウトしたりする人も出てきます。「勉強」の価値を全く否定する人もいれば、学ぶ意味を考え直し、自分なりの意義を見出して、どんな場所や境遇にいても、自分が納得するような学びを求める人もいます。つまるところ、自分で納得のいくような応えは、自分自身でしか出すことはできません。学校だけが学ぶ場ではないので、様々な人との出会いや読書によって経験の場を広げることによって、視野を広げていきましょう。
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- potatorooms
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授業内容を決めているのは、学校です。 学校で先生たちが集まって授業計画を立てて教育委員会に報告して了承をもらいます。 > 勉強って、何でしょう? 高校くらいまでなら、覚えることでしょう。 ゆとり教育や、この後のピサ型教育で、考えること主体の授業をしますが、ゆとり教育の目も当てられない失敗は知っていますよね。学力がどう、ってのではなく、とにかく生徒のやる気や向上心がなくなっちゃうんです。先進国どころか世界中の国での調査結果と比較してもダントツの最下位になっています。 これは想像なんですが、狭い知識で、その運用だけを覚えてしまうと、その知識の範囲の中だけですべてを理解した(つもり)になって、いきなり限界が見えてしまうのかもしれません。自己評価の低い子も、日本はダントツで多くなってしまっています。 知識の運用を覚える前に、十分な知識を貯えさせないと、高いところに向かえないのかもしれません。
お礼
ありがとうございました。ゆとり教育で育った私です。見識を広めて、色んな方の出会えるようにしていきます。
ある科目の何学年でどんな内容を教えるべきかは,文科省が「学習指導要領」に記載しています。しかし,この記載は抽象的なので,詳しく書き直した「学習指導要領解説」も公表されています。日本の小学校から高等学校までの学校教育は,これに従わなければいけません。 教科書出版会社では,上記に準拠して,実際の教科書を編集します。実際に執筆するのは,その専門分野の大学教員です。ぼくもある教科書の執筆者のひとりですから,あなたもぼくが書いた文章を何分の1かの確率で読んでいるはずです。教科書では,「生徒が読んでも理解できる」くらいに詳しく説明文を書いて,理解を助けるための図表や挿絵も入れます。数学などでは,例題や演習問題も加えます。 できた教科書は文科省に提出して,学習指導要領にそった内容になっているか「検定」という作業が行われ,検定意見にしたがって加筆・修正が行われます。たいていは,「難しすぎる」という意見がつくんじゃないですかね。教科書は,執筆者からいえば,「これ以上は易しくできないよ」という水準で書かれているのです。検定に合格すれば,大量に印刷されて全国の児童・生徒の手に渡ります。 先生は,教科書をもとにして,実際の授業を組立てます。配布プリントや教材も用意します。授業では,教科書1ページぶんを数十分かけて説明するわけですから,教科書の文章よりも説明の言葉のほうがずっと詳しくなります。教科書をただ読みあげるだけなら,数分ですみますからね。説明の仕方は,先生ごとにちがうでしょう。もし高校の水準が高ければ,教科書に書かれていない内容を話す先生もいるでしょうし,逆に低ければ,「せめてこの重点だけは覚えてくれ」と省略する先生もいるでしょう。業界雑誌をよく読んで授業研究に熱心な先生もいますし,そうでない先生もいます。最終的には,授業のわかりやすさは,先生の肩にかかっています。
お礼
ありがとうございました。母も言っていました。先生次第だけど、私次第でもあると…。
お礼
ありがとうございました。 貴重なご意見、嬉しいです。研鑽します。
補足
ありがとうございました。 貴重なご意見、嬉しいです。研鑽します。