日曜のたかじんの出演者について
日曜のたかじんの出演者について
先日、テレビ番組「たかじんのそこまで言って委員会」では教育問題について議論が交わされており、安倍晋三元首相も登場していました。
ただ、出演していたメンバーを見て、少し残念に思いました。
個人的な意見かもしれませんが、教育学者がほとんど登場していなかったからです。
私が推すメンバーとしては、
苅谷剛彦さん
格差拡大への危機感からゆとり教育反対論を展開
著書『学校って何だろう』が良かった
広田照幸さん
実証的なデータに基づいた研究が強み
『日本人のしつけは衰退したか』『教育問題はなぜまちがって語られるのか?』など著書多数
本田由紀さん
教育と労働をめぐる研究のエキスパート
『多元化する「能力」と日本社会 』 が良かった
以上のお三方がいますが、保守色や新自由主義傾向が強く、また印象論的発言も多いこの番組からお呼びがかからなかったのか、あるいは出演を依頼されても断ったのか、はたまたこの番組は彼らの名前を知らないのか・・・と思ってしまいました。
広田さんは何でもかんでも単純に「日教組」や「ゆとり教育」のせいにするのは良くない、という持論を著書で述べており、安倍さんや中山成彬さんにはおそらく批判的でしょう。
本田さんは橋下徹市長の教育基本条例には確か反対の立場だったと思います。
苅谷さんはリベラル左派系ながらゆとり教育に懸念というところでは金美齢さんと合うかもしれません (ゆとり教育における賛否両論は右派・左派の単純図式では語れないのですが) 。
ぜひ、皆様の意見をお聞かせください。特に前回の「たかじんのそこまで言って委員会」を見た方の意見が知りたいです。