- 締切済み
相掛かりの端歩の意味
相掛かりの出だしから。 ▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2六飛 △7二銀 ▲1六歩 △1四歩 ▲3八銀 ここで、13手目:▲1六歩の意味は何でしょうか? 3~9筋の歩を突くと△8六歩とされるのがいやだからでしょうか。 でもいづれ突かなければならなくはなりますよね。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
- feliza
- ベストアンサー率100% (4/4)
▲1六歩の狙いの一つとして、 次に▲1五歩~▲3六歩~▲3七桂と組み、 ▲1四歩△同歩▲1三歩△同香▲3五歩△同歩▲2五桂という仕掛けがあります。 香を手にすれば▲3四香があり、先手に楽しみが多い展開と言えるでしょう。 なので、後手は▲1六歩に対して、△1四歩と受けます。 こうしておけば、▲1五歩△同歩▲1三歩△同香▲3五歩△同歩▲2五桂には△1四香と逃げられるので、 先手指し過ぎになります。 このような理由から、先手が▲1六歩と突くと、ほとんどの場合で後手は△1四歩と突き返してきます。 そこで▲3八銀とすれば、後手に残された有力手は△6四歩くらいしかありません。 言い換えれば、▲1六歩△1四歩▲3八銀により、△6四歩を強要し、 後手に形を決めさせた、と捉えることもできます。 さて、▲1六歩△1四歩の交換は、どちらにとって得なのでしょうか? ▲1六歩△1四歩の交換があると、先手・後手共に、▲1五角や△1五角といった手段がなくなります。 また、相掛かり早繰り銀のような展開になった場合、後手に△1三銀~△2四銀と受ける余地を与えている意味もあります。 以上のような背景から、プロ間では端歩不突き型が注目されていた時期がありました。 詳しくは、「よくわかる相掛かり(中座真, 2012.04)」をご覧下さい。
- feliza
- ベストアンサー率100% (4/4)
▲1六歩の狙いの一つとして、次に▲1五歩~▲3六歩~▲3七桂と組み、 ▲1四歩△同歩▲1三歩△同香▲3五歩△同歩▲2五桂という仕掛けがあります。 香を手にすれば▲3四香があり、先手に楽しみが多い展開と言えるでしょう。 なので、後手は▲1六歩に対して、△1四歩と受けます。 こうしておけば、▲1五歩△同歩▲1三歩△同香▲3五歩△同歩▲2五桂には△1四香と逃げられるので、 先手は指し過ぎになります。 このような理由から、先手が▲1六歩と突くと、ほとんどの場合で後手は△1四歩と突き返してきます。 そうしておいてから▲3八銀とすれば、後手に残る有力手は△6四歩くらいしかありません。 言い換えれば、先手は▲1六歩△1四歩▲3八銀によって△6四歩を強要し、後手の形を決めさせているのだとも捉えられます。 さて、本題とは少し離れますが、▲1六歩△1四歩の交換は、どちらにとって得なのでしょうか? ▲1六歩△1四歩の交換があると、先手・後手共に、▲1五角や△1五角といった手段がなくなります。 また、相掛かり早繰り銀のような展開になった場合、後手に△1三銀~△2四銀と受ける余地を与えている意味もあります。 以上のような背景から、プロ間では端歩不突き型が注目されていた時期がありました。 詳しくは、「よくわかる相掛かり(中座真, 2012.04)」をご覧下さい。
補足
▲1六歩に△1四歩と受ける。 そこで▲3八銀に対して後手の有力手がどうして△6四歩なのですか?