石灰の地質でアルカリ性の土壌での微生物の働き

質問

石灰の地質でアルカリ性の土壌（例えば埼玉県秩父地方）の下では、微生物活性な土壌と比べて微生物の働きはどうなりますか。やはり鈍りますか。高めのｐｈだと思われますので微生物活性に最適なｐｈはどの位ですか。

回答No.1

fumi26 · ベストアンサー

土壌のpHと「微生物活性な土壌」の関係を、農家が作物栽培に良い土とする土壌と解釈してみましょう。http://www.tacnet.jp/soil_microorganism/
　秩父も含め、日本に石灰岩が原因で微生物活性が低下したりアルカリ性土壌ゆえに作物の収量が制限されている地帯はないと考えます。中東や中国の沙漠と異なり、多雨の日本では塩類集積が避けられ、乾燥した気候による毛管現象による母岩由来の塩類上昇がないからです。http://kotobank.jp/word/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%AA%E5%9C%9F%E5%A3%8C
　秩父も含めカルスト台地は雨による浸食が激しく、概ね険しい谷を形成し、傾斜地で山林が多いと思います。これは農業振興の阻害要因です。　
　石灰質地帯でも農地の大半は水稲栽培に利用されるため、永年の努力で腐食に富んでおります。水田土壌の緩衝作用は高く維持され、炭酸ガスを含む雨水が多用されるためアルカリ性ではありません。
　世界の課題は、塩類集積（アルカリ性土壌の増加）による耕作放棄地の増加です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A1%A9%E9%A1%9E%E9%9B%86%E7%A9%8D
　土壌研究には未知の領域も多く、食料確保のため努力を必要にしております。http://www.jst.go.jp/pr/jst-news/2007/2008-03/page08.html
　　ご質問の作物の至適pHは添付の情報を参考にしてください。

参考URL：

http://blog.new-agriculture.net/blog/2008/04/000544.html

お礼

誠に丁寧な回答、ありがとうございました。