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DTM ジャズっぽい音質に仕上げたい

kk-tの回答

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  • kk-t
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回答No.2

あの頃の時代性はEQのパラメータだけでは難しいですね。 (わざと古臭い雰囲気にするとかそういういやらしい演出は可能ですが…) そもそもEQで(特に加算方向で)積極的な音づくりをするようになったのは現代に入ってからで、もともとEQは整えるために用いてあとはトーンコントロール程度の色付けが本来の役割だったんです。 ですから、マイクやプリアンプ、卓、メディア(アナログ時代はテープですね)などを通した時にできあがるサウンドキャラを考慮すると良いと思いますよ。 特に注目するのが歪みですね。 現代の機材は歪み率0.01%以下とも言われていますので、歪み感を付け足すことはできません。 聴覚上「あ、歪んできたな」と分かる前に音割れになってしまいます。 昔の機材は入力ゲインに応じて「自然」→「飽和」→「歪み」→「割れ」とリニアに変化したんですね。 このあたりはDTMだと真空管やサチュレーション系のプラグインを少しずつ加算して倍音を足してゆく方式ですね。 一つのエフェクトで一気にやらないことがコツです。 トラック・ミックスバス・マスターなどの様々な工程でごく僅かに倍音を付加すると良い感じになりますよ。プラグインは”ちょい歪み”が出にくい特性があるのでついつい分かりやすくドライブさせてしまいがちですが、一つ一つは聴覚上の効果がないくらい微量にかけていった方が良いと思います。 アナライザー等を用いて2次・3次倍音が出ていることを視覚的に確認しつつ作業すると分かりやすいかもしれませんね。 正し、デジタルの歪みではトランス回路に通したような艶や太さはまず出ないです。 そういった意味では、艶出しというより雰囲気作りに近い感覚で臨んだ方が良いかもしれません。 あと単純に打ち込みサックスの音づくりのテクニックとして薄くオーバードライブをかけたりするのは昔から定番です。 ギター用のものなどでもOKなのでぜひ試してみてください。 また、ソフトシンセの音色が高解像度で収録されたサンプリングで豊かなダイナミックレンジを持っている場合は、適度にリミッターで飽和させておくのも一つのポイントですね。 ある意味ヴィンテージ機材は飽和と歪みがセットですから。 あとはテープの摩耗による飽和感。 これは高域の劣化が独特の色になります。まったく出なくなるわけではなく高域がまろやかに落ち着いてくるのでテープコンプなんて言われるんですね。 再現手法としてはマルチバンドコンプを高域だけに適用させることになりますが、これも一度に一気にやるよりもアタックとリリースのパラメータを変えて複数のマルチバンドコンプを用意してカスケード方式でかけた方が自然だと思います。 また高域劣化に関しては裏技としてインピーダンスのミスマッチングによる電気信号の劣化でも疑似アナログ感を出すことができます。というのも高域から劣化していくので「音が柔らかくなった!」と勘違いするんですね。歪みも加えると独特のくすんだ雰囲気が得られます。 質問者様がハードウェアをどこまで使用しているか分からないのですが、間違った繋ぎ方で真空管マイクプリなどに通すと手軽にこうした効果を得ることができます。インピーダンスがマッチングしていなくても機材が壊れることはありませんので大丈夫です。 (まれにそれがマイクプリ本来の音だと勘違いしているクリエイターのインタビューも見かけます(笑)) それともう一つ重要なのがエアー感ですね。 現代のスタジオ録音はかなりドライですが、昔の音源は割と部屋鳴りがそのまま聴こえてくるような雰囲気があって、こうしたエフェクトによる空間づくりではない要素も時代性を感じさせているものだと思います。このあたりはIR系のリバーブを使いルーム系のインパルスレスポンスを利用することで音楽的なエフェクトではないけど単にリアルな部屋鳴りといった効果を足すことができます。 と、こんな点を試してみてはいかがでしょう? 具体的なパラメータ値は特に紹介していませんが使用するツールとルーティングによりけりな所もあるので、まずはインサートして試すところからですね。 もし、今後もこうした音づくりを多用したいという場合は、やはりアウトボードを何台か持っておくときっと重宝しますよ。

FinalFanta
質問者

お礼

ありがとうございます! EQでは無理ですか・・・とりあえず2kヘルツを少し上げ1kヘルツを少し下げてみてるんですが意味なかったかもですね;; サチュレーターはマスターに一つ差しています。それでは個々のトラックにも差してみますね^^ テープコンプですか、そんなプラグインもあるのですね! >再現手法としてはマルチバンドコンプを高域だけに適用させることになりますが、これも一度に一気にやるよりもアタックとリリースのパラメータを変えて複数のマルチバンドコンプを用意してカスケード方式でかけた方が自然だと思います。 ちょっと自分には理解が足りませんでした。コンプはWAVES L1を持っています。カスケード、ちょっとググってみますね! >また高域劣化に関しては裏技としてインピーダンスのミスマッチングによる電気信号の劣化でも疑似アナログ感を出すことができます。というのも高域から劣化していくので「音が柔らかくなった!」と勘違いするんですね。歪みも加えると独特のくすんだ雰囲気が得られます。 これもついていけません(><)とりあえず真空管マイクプリっていうプラグインを探してみます! 詳しく書いてくださってありがとうございますm(_ _)m 頑張ってみます!

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