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スーツの流行における地域差
最近、職場が変わったため、久しぶりにスーツを買いました。 バブルの時代(1990年頃)以来です。 あの頃は、上着は肩幅が広く、ウエストが絞られた形で、パンツはツータックというのが流行していました。 最近は、着丈が短く、お尻が半分くらい出ているのが流行のようです。 それでふと思いました。 これはもしかして日本だけの流行なのでしょうか? バブルのころも現在も。 それとも世界的なスーツの流行というのがあるのでしょうか?
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>これはもしかして日本だけの流行なのでしょうか? とんでもない。世界的なトレンドですよ。仕事で(といってもアパレルでなく堅気の商売ですが)二年刻みでヨーロッパ各国、米国を視察しますが、同行する日本人の中高年だけがツータックの袴みたいなパンツをはいていて恥ずかしいです。 世界的にはスーツ自体がすたれてきていますが、英国や米国東海岸ではオーセンティックなスーツを着ている人が少なくありません。 ただ、今回の「丈短スーツ」の発端は、ニューヨークのデザイナー トム・ブラウンです。彼が、ブルックスブラザーズのデザイナーとして迎えられてニューヨークコレクションで発表して、世界中が息を飲んだのが、このスタイルです。 http://pub.ne.jp/sait/image/user/1255311315.jpg むかし、青山のポールスチュワートで高いスーツを買うときに、背の低い私が「着丈も詰めてほしいのですが」というと、フィッター気取りの店員が私をお立ち台の上に立たせたままで、「お客様、着丈はこのくらいがちょうどよいと存じます。ジャケットの裾からお尻が見えたら、それはブザマでございますから」 そう言いました。私は裾を2センチでいいから詰めたかったのです。 さて、いまや、丈短スーツ全盛。お尻が半分くらい見える丈で着ると、足が長く見えるのだとか・・・ バカ言え。パンツの見える部分が伸びただけじゃないか・・・そう思っても世の中ケツだし男の氾濫。 これには、実はアパレル業界の深慮遠謀があるのだと私は思っています。もちろん美意識を ダボダボゆるゆるツータックからぴちぴち窮屈ノータックに変えて今までの服を根こそぎ買い換えさせる魂胆なのは明白として、 そもそもアパレルというのはサイズぞろえの無駄をどう乗り越えるかということが隠れた命題だった のだと思います。 バブル期のアルマーニなど、どでかい服をつくることで、サイズに適応性をもたせた。つまり大は小を 兼ねる。ところがこれは、私のようなチビにはかなりつらい話で、アルマーニのスーツを何度試着しても 十二単のようなたるみだらけで補正すらおぼつかない。それはサイズ刻みが3段階くらいで着るほうが服にあわせてブカブカを許容してきたから成り立つデザインなわけです。 スーツの場合、パンツの裾幅が24センチ以上ある時代が結構長く続きました。 ここでパンツの裾が19センチ以下、アームホールぴっちり着丈短いことで、さらに規格外の体系の人はファッションからはみ出すのかと思いきや 標準がタイトにショートになることで、むかしはつんつるてんだと敬遠されたのがカッコいいになり、チビがつんつるてんを着ると、従来のジャケットと同じで「丁度いい」という状況がうまれているのです。 チビにはつらい状況が、デブにつらい状況になった。もともとタイトなつくりなので、売れ残ってもLサイズをチビが買ってくれる。 なかなかトムブラウンという男鬼才というか知恵者です。服飾の美意識を変えた歴史に残る男というべきかもしれません。
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- gree_1863
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1990年代当時はアルマーニ全盛のころで、 それを真似した多くの既製スーツというのも 日本国内に出回っていたような気がします。 正直、そのいわゆるソフトスーツというものを 着た世代なので、とても懐かしい感じがしてしまいました。。 スーツの流行が日本発というのは、ほぼないと思います。 スーツに限らず、ファッションアイテムは、ほぼ1年先の ファッションのトレンドを決めてしまう各有名ブランドの ファッションショーがあり、その傾向を日本のメーカーなども 少しずつ取り入れて形にします。 自分は数年来スーツはオーダーと決めているのですが、 比較的オーソドックスな形を好む(またはその逆の場合もあるのかも 知れないですが)オーダースーツも、その年のトレンドを 入れているように思います。 自分が作っているオーダースーツの店。 Pitty Savile Row http://www.order-suits.com/ ただ、スーツの場合、着るのが仕事用ということが多いため 大きくデザインを変化させることは少なく、衿巾だったり、 着丈だったり、そんな程度だと思うのですが、見慣れた シルエット、色柄なだけに、少しの変化が大きな変化に感じられ また、それがスーツデザイナーの手腕なのかも知れないです。
- tounyu_danshaku
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説明されている所謂「バブルスーツ」は日本特有ですね。 お尻が半分出ているのも、世界的にはあまり多くありません。 世界的なスーツの「流行」としては細見が挙げられますが、世界的な「セオリー」は常に不動です。 参考までに、下記サイトをどうぞ。 http://www.ny-onlinestore.com/special/120307_menssuit001.php 購入店で信頼できるフィッターがいると良いですね。
お礼
最初にお答えいただくとともに、役に立つサイトもご紹介いただき、ありがとうございました。 BAを回答No.2とどちらにしようか悩んだのですが、詳しい解説があったので、そちらをBAとしました。 なにとぞご容赦くださいませ。
お礼
ご回答いただき、ありがとうございました。 オーダースーツも将来は検討してみようと思います。