昔の日本の大学生の学習時間って?

このQ&Aのポイント
  • 明治時代から昭和初期の日本の大学生は学習時間が少なかったとされていますが、その理由について調査しました。
  • 昔の日本の大学生の学習時間は、気分やモチベーションに左右されることが多く、真面目に授業に出席している学生と出席していない学生の差が存在していました。
  • また、昔の大学生は試験前に友達のノートを借りたり、講義ノートを売りさばく商売をするなど、効率的な学習方法とは言えませんでした。
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昔の日本の大学生の学習時間

日本の大学生の学習時間が非常に少ないと言われていますが、明治維新以降、大学生の学習時間が長かったことはあるのでしょうか? ネットで検索したところ、昭和初期の著作「サラリーマン物語」に大学生批判があって、それによれば、 「学生は気分が乗らなければ、講義にでない。ひどいのになると試験2週間前に友達のノートを借りて読んでおく、試験のときになって初めて主任教授の御面相をみたなどという男も珍しくない・・、真面目に出席している学生のノートをガリ版刷りにして、売りさばく商売を始める奴がいる・・・etc、これじゃマジメに講義に出る方があほらしい・・」 と記述されているようですが、明治時代も似たような状態だったのでしょうか?

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回答No.3

明治の文豪、夏目漱石の小説にも「無為」な学生が多数出てきますし、級友の子規が野球に熱中してた様は有名です。 誰とは言わないですけれど、明治維新の有名人で、藩のお金をキャバクラに使い込んじゃった人もいますよね。 太宰治(1909年ー1948年)も 東大に入るけど、悩みまくって女に酒にと放蕩生活をして中退しちゃいます。フランス語がまったく出来ないのに、フランス語学科に入ったって事ですから、凡人でもやりようによっては東大も入れちゃったのかなって思います。 自伝的小説が人間失格です。彼も青森の大金持ちのせがれで東大卒ですけど。 ただ当時の先生は今よりずっと偉かったし子どもも先生を尊敬してるものでした。 また大学進学率も数%で多くが特権階級の子どもたちでした。 戦後すぐの小説ですけれど、早稲田や東大の学生が新宿の売春宿通いをして性病に感染すると言う記述もありますね。 当時は今よりずっと病気や戦争が身近でしたから考え方も刹那的だった気がします。 年金なんて当然ないですしね(笑) だから、今と相対的に比較するのは難しい。 なんとなく分かるのは当時は藩校、あるいは藩校から学校だったと言う事。 医者や先生も基本的に懐に刀を差した武士ですからね。 生徒がなめたことしてればぶっとばされるような環境だったと思われます。 予備門や大学生で「ゆるく」なると、一気にタカが外れた可能性は大いに想像できます(笑) ただ小説やらを読んでいると 当時は情報が多くあるわけでもなく、何事にも目の前のことに一生懸命に生きた若者像が見てとれますね。 有名大学とかもバーンと中退しちゃう、 当時違法行為だった海外渡航もやっちゃう、そういう若者がたくさんいました。 井伊大老の暗殺、2・26事件や5・15事件のようにやりすぎだと感じることもあったでしょうけれど。 陸奥宗光なんかも色々と問題のあった人物みたいですけど、政府転覆計画がバレて5年間ぐらい投獄された間にイギリスの功利主義哲学者ベンサムの著作の翻訳に打ち込んでたそうです。 そういう意識の高さは共通して明治・昭和の特権階級にはあったように思いますね。

wanwalker
質問者

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明治時代に東大を卒業した人のうち、3割以上の人の進路が不明だったということからも、 勉強ばかり行うような雰囲気だったのか疑わしいですよね。 大学の先生自体、珍しく貴重だったので、小説の中で、たしかに尊敬されていましたね。 意識は高く、海外の情報を積極的に吸収していったのはたしかのようですね。 明治時代は鎖国から抜け出すのに懸命で、太平洋戦争の終戦まで東大でさえ、無試験の学科があったほどで、終戦以降は財界の影響を強く受けたかのような状態が続いたため、日本で一般的に大学がしっかりと運営できていた時代は無かったんじゃないかと最近思うようになってきています。

その他の回答 (4)

回答No.5

まず、当時の進学状況を考える必要があると思います。 大正14年の段階ですが、男性の中等教育(現在で言えば、中学校~高校くらい)への進学率というのは、20%くらいです。勿論、女性は、その数値を下回ります。 そういう中で、旧制高校へ進学する、というのはさらに少ない状況でした。そして、その旧制高校を卒業した人、というのは、学部・学科を問わなければ、フリーパスで帝国大学への進学が可能でした。 で、当時は、現在よりも、進学に対する意欲の低い時代であった、ということは確実でしょう。 その原因としては、そもそも、一般家庭では大学に進学させるだけの金銭的な余裕が無かった、と言うことに尽きます。 その前提で考えた場合に、現在の学生と比べて全体を通して勉学に励んでいたのか、は、甚だ疑問となります。 勿論、地元などから金銭的な支援を受けて進学した地方の秀才などのような存在は勉学に励んだことと思います。しかし、先に書いたような状況があるわけですから、ある程度、金銭的に恵まれた家庭に生まれた若者は、進学しやすい、という状況が合った、ともいえるわけです。 現在でも、金銭的に恵まれた家庭ほど、有名大学への進学率がよい、といわれ、その原因は、塾とか、家庭教師とかと言われるわけですが、そもそも、金銭的に恵まれていない家庭では、大学進学という選択肢がハナから無い時代ならなおさらです。 そうすると、どちらかと言えば、両極端な時代であったのではないかと想像します。具体的な根拠がなくて申し訳ないですが。

wanwalker
質問者

お礼

前田一の「サラリマン物語」が出版されたのは、昭和2年(1927年)ですが、その時点で勉強しない大学生のことが書かれていたので、それ以前の時代が気になっていました。明治時代の高校、大学共に進学率は1%程らしいです。やはり推測する以外方法がないみたいです。明治時代では江戸時代の影響が強く残っていたため、まったく参考にならない状態のようですので、日本で大学生が一般的によく勉強していた時代というのは、無かったということになりそうです。

回答No.4

大学によるんじゃないかな。 東京理科大学(前身は物理専門学校だったかな?)って、むかしから、勉強しないと留年するので有名ですよ。だから、学生が勉強をすることで、むかしから知られています。

wanwalker
質問者

お礼

大学、学部、学科にもよるのかもしれませんが、全般的な傾向として勉強しないというのは、各種調査で明らかになっています。細かい調査方法と中身までは、もちろん分かりません。漱石の坊ちゃんに物理学科出身の教員が登場します。東京物理学校出身の教員の評判は高かったが、どういう講義内容、試験だったのか分かりません。 私、留年率が高い工学系の学科にいたので、人によるとは思いますが、ただ留年率が高い学校、学科を卒業した人が勉強熱心だとは思えません。私が通っていた学科で留年率が高かったのは、制度の欠陥だったり、勉強以外の多くの要因が影響していました。東京理科大学について調べると似たような状況だと思います。例えば、試験問題が難しい場合、ただ講義をするだけでは、演習を講義中にほとんど行うことができないため、問題を解ける人は減ります。過去問を揃え、講義に出席せずに演習書を買って独学で頑張ればいいわけですが、より多くの時間をかける必要があり、それは良い大学と言えるのかどうか疑問です。レポートが増えれば勉強時間も減り、過去問に頼り、肝心の理論等の勉強は無視してテクニックだけに頼るようになります。こういったことが重なると勉学に対する意欲は一気に落ちます。それでも何年かかけて卒業することはできますが、どういう経験をすることになるのか考えれば、留年率が高いだけの学科出身の人を勉強ができると考えるのはおかしいと思うようになったわけです。逆説的に聞こえるかもしれませんが、自主的に勉強したい人には向きません。

noname#232424
noname#232424
回答No.2

大学・学部や個人によるでしょうが,明治時代は全体的に(いい意味でも悪い意味でも)気骨の時代でした。近代日本じたいがまだ「若者」だった時代です。だから,「無目的に遊びほうける大学生」は相対的に少なかったと思います。たんなる想像ですけど。手っ取り早くは,当時の文学作品(たとえば漱石)の登場人物の行動様式を調べるといいと思います。 一般的にいえば,戦前の大学進学率は低かったので大学生はエリートであり,この記述の裏には「ガリ版刷りを一読しただけで,半年または1年ぶんの講義内容を理解できる」という状況が隠されていると思います。そういえば,ぼくのノートでAをとった悪友も,1970年代にいましたね。ぼく自身は「あなたの単位は要らない」と書いた白紙答案を提出してつっぱり,もちろん不可になりましたが 笑。 日本の経済状況によって,「大学は出たけれど(就職先がない)」(1929年,小津安二郎監督の映画題名からの流行語)という時代もありましたし,採用学生を確保するために酒池肉林の勧誘をした高度経済成長期もありました。経済界が「大学の勉強なんざ役に立たねえから,しっかり遊んでおきな」と公言していた時代も,長く続いてきたと思います。いま中教審の提言で出席がうるさくなった背景には,大学進学率がバカみたいに高くなったことのほかに,「企業じゃ新人教育にまわす余裕なんざないから,大学で勉強してこい」と態度が反転したこともあります。 なお,この著作の正しい表記は『サラリマン物語』です(固有名詞なのでそのままで書きます)。

wanwalker
質問者

お礼

大学生自体の数が少なく、調査がほとんど行われていなかったため、小説、自伝等で推察するしか方法がないみたいですね。書籍名はサラリーマン物語ではなく、「サラリマン物語」が正しいのはたしかですね。当時、大学の講義内容自体少なかったのか確かな情報を見つけることができていません。当時一部の中学生の英語のレベルが現在の大学生レベルぐらいだったのではというサイトもありますし、ノートは驚く程詳細に綺麗に書かれているものも残っています。昭和初期から現在まで、日本の大学生がほとんど勉強しないのは、終身雇用等が続いた財界の影響が大きいのかもしれませんね。20世紀初頭から続いた終身雇用が揺らいでくると、大学のあり方も変わってくるのかもしれません。(・・?

  • ura235
  • ベストアンサー率18% (165/870)
回答No.1

明治時代の大学進学率はきわめて低く 優秀で勤勉な人がほとんどでした。 生活レベル低い中 まわりの援助で大学で勉強できてるという思いの方も多く みなさんかなり勉強してたと思います。

wanwalker
質問者

お礼

士農工商が廃止され、職業選択の自由が広まったことも影響していたようですね。書籍も少なく、外国語で講義したり、ノートを細かくとっていたようです。金銭的にも大変だったが、高等遊民も生まれていますね。実際どれほど勉強していたのか、検索しても分からなかったのですが、やはりかなり勉強していたと考える方が自然なのでしょうか。。。明治30年代にすでに高校入試が加熱していたが、大学入試はほとんど無かったらしいので、気になっていました。

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