• ベストアンサー

日本の宗教

aminouchiの回答

  • aminouchi
  • ベストアンサー率46% (376/804)
回答No.2

信仰というものは頭でするものではありません。それは日常的な行為として現れるものです。 そして、意外かもしれませんが、ほとんどの日本人はある宗教の信者であって、「無宗教」ではありません。その宗教はこれが教義であるとか、これが守らねばならない戒律であるとかのうるさい要素を持っておらず、かつまた、他の宗教行事などを否定することもありません。従ってその信仰心は無意識的なものになりがちで日本人は無宗教であるとかedamasaoさんのように「本当の信仰心を持っていない」というような誤解を生み出します。 あなたは他人が卑劣な行為をすると「汚い」と言いませんか? 外見が汚れている人は内面も汚れているのではないかと思ったりしませんか? 自分にとって重要な場面に臨もうとするときには身体を洗いませんか? この宗教においては「汚いこと=悪」であり「きれいなこと、清浄であること=善」なのです。そして人はきれいな身を保つか、もし汚れた時はその汚れをすみやかに洗い落とすことをその宗教は求めます。外見ばかりでなく、心情のきれいさや潔さ(いさぎよさ)を求めるものでもあります。これは日本人の原宗教であっておそらく弥生時代から続いてきています。仏教や儒教(これにも宗教的側面があり、今は仏教習俗の中に隠れています)、キリスト教などの外来宗教はすべてこの上にのっています。 ここまで書いてくればお分かりのように、ほとんどの日本人が持っている宗教とは「神道」とでもいうべきものです。ただ、本当にこの宗教は他派を排斥せず受け入れて共存してきました。 そして逆に言いますと、厳格に自派宗教の習俗だけを守り、他派のものは受け入れないという堅い態度の宗教はどんどん分裂していくか、それを守るために締め付けが厳しくなります。世界三大宗教といわれる、仏教・キリスト教・イスラム教のいずれも、戒律を定め日常を厳しく律しているにもかかわらず分派は数多く存在します。それは理屈(教義)の面でも、日常の宗教行為においても自分と違うものを認めないという態度からきています。それを守るのが信仰だと思っているからです。 長くなってきたのでこの辺でやめますが、一般的に宗教について誤解が多いようですので書かせていただきました。

edamasao
質問者

お礼

私の質問に対する、早速の回答をありがとうございます。 大変参考になりました。  たころで、宗教と言うものについて人それぞれ解釈の仕方は異なると思いますが、私が宗教と考えているところのものは、人が生きていくうえにおいて避けることのできない悩み、苦悩を解決するため手段としての教えであると考えています。  確かに,神道は日本古来の宗教であり、今なお多くの人々の心の支えとなっている宗教であると言えるでしょう。  しかし、aminouchiさんもおっしゃるように、今の多くの日本人が、神道を意識して信仰しているものではなく、無意識のうちに習俗、作法として残していると言うことは、外来の儒教の習俗作法が、いまだに日本の社会に残っているのと同じで、だから日本は儒教の国であるといえないのと同じであると思います。  日本が仏教の国であるといわれるのは、仏教に習俗作法や、無意識的にあるもの以外に何かを求めているからではないのでしょうか。  人間は、全て人格が違うように、其の求める方法も違って然るべきで、それが各宗教の差となって現れるので,それは本質的なものであり、其の違いを無視することは意味のないことであり、宗教の目的が人間救済であるというてんで同じであるだけにいっそう其の差は求められてしかるべきである。でありますから、私は、他の宗教の儀式を意識的に取り入れることに疑問を感じるのです。

関連するQ&A

  • 【宗教】仏教の仏陀(ブッダ)様の誕生日を教えてくだ

    【宗教】仏教の仏陀(ブッダ)様の誕生日を教えてください。 キリスト教のイエスキリストも12月25日が誕生日って本当なんでしょうか?後付け?正確な日?

  • 宗教の掛け持ち

    複数の宗教を同時に信仰することは、できるのでしょうか? 例えば キリスト教と仏教みたいな 同時に複数信仰を持ってる方 いますか? やってますか? あと 日本人は無節操と言うか無宗教というか神様と仏様が混合して お正月は神社で初詣 キリスト系のハロウィンやクリスマス 葬式は仏教 なんか何でもありみたいな気がします 皆さんは信仰持ってますか? それはなんですか?

  • 日本の宗教

    誰か教えてください。今学校で宗教学のクラスをとっていて、色々日本の宗教についても見直しているのですが、通常何も信仰的意識がなく、しかし祭りや七五三などの儀式を行っている私たちは、仏教ないし神道と言えるのでしょうか? 

  • 日本人にとっての宗教は「遊び」でしょうか?

    日本では一年間に多くの行事を行います。仏教系・神道系的には初詣、節分、七夕、七五三、除夜の鐘…それ以外にもバレンタインや母の日、クリスマスなどといったキリスト系の行事もやっていますね。 実際に日本は「仏教国」といわれますが、日本人の全てが仏教を信仰しているとは考えられません。同じくキリスト教の行事も行いますが、実際に教会に行ったり聖歌を歌ったりする人がどれだけいるでしょう。中には宗教を信仰していると聞いて蔑視したり、変な考え方を持ったりする人がいたりしますが、そういった人たちがこぞってクリスマスとかを楽しんでいるんですよね。 学校でもクリスマスが「一般行事」として定着しているように、私は日本人としての宗教は一種の「遊び」のように解釈することしかできません。 憲法で「宗教の自由」と定めているためこれを信仰しろ、というわけにはいかないでしょうが、皆様どうお考えですか?ご意見お伺いしたい所存です。

  • どうして日本人は宗教に対しかくも寛容なのか?

    アフガニスタンでの今回の紛争を見て、キリスト教やイスラム教の信仰心を新ため て感じました。 そこでなのですが、日本人は 12月にはキリスト教のクリスマスを楽しみ、 1月には神教の神社に初詣 8月には仏教のお盆で休暇をとります。 また、日本のすべての宗教人口を合わせると各宗教団体の大本営発表もあるのかも しれませんが2億人を超え、一人につき二つの宗教に入信していることになりま す。上記のことを考えるとよく言えば日本人は宗教に寛容、悪く言えば、 宗教心が薄いという感じをうけます。 なぜ日本人にこのような国民性が形成されたのでしょうか? どうかご教授ください。。

  • 宗教

    昔、親に宗教についてたずねると、家は天台宗や、といわれたことがありました。家はということは結局代々天台宗だったということだと思うのですが、これって当然宗教の自由がありますから自分はちがう宗教を信仰していいと思うのですが、親の信仰している宗教と違っていても特に問題はないのでしょうか?また自分は無宗教というかこの宗教を信じる!という宗教が今のところないので、無宗教のままでいいんですかね?あと葬式のときなどお経が読まれるわけですがこれって葬式の打ち合わせのとき亡くなった人が生前、仏教を信仰していた人かどうか確認しているのでしょうか?また亡くなって葬式のときお経を読んでもらうには生前仏教を信仰していないといけないのでしょうか?よろしくお願いします。

  • 日本人の宗教観

    こんにちは。 日本では信仰が根付いておらず、宗教はあくまで冠婚葬祭等における習慣として残っているところが大きいと思います。 むしろ宗教に対してはネガティブな印象を持つ人が多いのではないかとも感じます。 「神様がいる」と信じている人はかなり少数なのではないでしょうか? それなのに、毎朝の占いで一喜一憂してみたり、お金を払って占い師に見てもらったり、おみくじで一喜一憂したりお守りを買ったり、祈祷やお祓いをやってみたりと、なんというか矛盾してるなーと感じます。 普段は神様を信じなかったり、信仰心の強い人を見て気持ち悪いと感じたりする人が、いざと言う時に神頼みをするというのはちょっと自分勝手すぎないでしょうか。 なんなら、イエス・キリストの誕生日にケーキを食べて、大みそかには除夜の鐘を突き、お正月に初詣に行く、という具合でしっちゃかめっちゃかに宗教を取り入れて楽しんでいるのに信仰に対して悪いイメージを持つ時点でもうめちゃくちゃだと思います。 なぜこのような状況になってしまったんでしょうか?それとも私が勘違いしているだけで、ほとんどの人が神様の存在を信じているのでしょうか?

  • 宗教の歴史

    世界の宗教の発生の歴史や相違について、宗教学の専門書でなく、 判り易い本がありましたら教えて下さい。 「ユダヤ教・キリスト教・イスラム教」と「仏教・ヒンズー教」の どちらか一方のグループだけについて書かれた本でも構いません。 一神教のユダヤ教・キリスト教・イスラム教は同じ神で、宗教の違いは、 預言者の違い(モーセ・イエス・ムハマンド)と聞いています。 イスラム教の5大預言者はモーセ・ノア・アブラハム・イエス・ムハマンドで、 悪魔サタンはイスラム教でシャイターンとか、 仏教のお釈迦様はヒンズー教のヴィシュヌ神の化身とか。 どうぞ宜しくお願い致します。

  • 外国人に「日本人は90%神道だと聞いた」と言われた

    外国(アジア)で観光したときに、見所になっていたキリスト教会の場所がわからずに通りがかった現地の会社員のおじさんが案内してくれました。その時に、お決まりの「日本人はどの宗教を信仰している人が多いか」の話になりました。 私は「キリスト教徒もいるし、仏教徒もいる。お墓や葬式の割合からいえば、仏教徒が多いけれど、決まったお寺があって頻繁にお参りするほど、熱心ではない。事実上、ほとんどは無宗教です。」と答えました。 すると「えっ、この前日本人に聞いたら、ほとんどは神道だと聞いた。違うのか?」と返されました。なので「神道は考えかがとしてベースの中にあるし、正月になれば皆拝むけれども、神道を宗教として理解してメインに取り入れている人は少ない。正月は神社に行き、結婚式はキリスト教式で、葬式は仏式という人が多い。」と答えました。 相手はそれでも、この前日本人は神道が90%だと言っていたのはなんだったのか?と言っていて、それ以上説明できませんでした。 こういう場合、どのように答えたら模範解答だったのでしょうか?英語で話さなくてはならなかったので、難しい背景とか歴史だとか、細かく厳密な現実などではなく、外国人にわかりやすい、一般的に説明する場合として、わかりやすいご回答だと嬉しいです。

  • 日本人の宗教観について

    日本人は結婚式は神式または教会で行い、子どもが生まれると神社にお参りに行き、葬式は寺院で行うなどという多神教ですよね。 けれど、その一方では、欧米人からは多くの日本人は宗教を持たない国民だと言われてきたように思います。 実際、仏教もキリスト教もイスラム教も何も信じていない人達のなかには、何故か占いだけは信じているという人も多い気がします。 そこで、みなさんに質問です。 日本人の宗教観をどう思いますか? 多神教はいいことなのでしょうか? また、何も信じていない(あるいは信じられない)のに、占いは信じている(あるいは信じられる)のは何故だと思いますか?