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電話回線の種別についての疑問とは?
- 電話回線の種別や交換機に関する知識が不足していると感じています。具体的には、INS回線とアナログ回線の違いや、プッシュ回線とダイヤル回線の差異、ひかり電話やIP電話の仕組みについて不明点があります。
- INS回線とアナログ回線の違いについて理解したいです。また、プッシュ回線とダイヤル回線の違いも知りたいです。さらに、ひかり電話やIP電話のカテゴリ分けや特徴についても不明点があります。
- 知識がなく、調べても断片的な情報しか得られないため、電話回線の種別についての理解が不十分です。NTTのサイトで検索しましたが、情報の整理が難しく、切り口を誤っている可能性もあると感じています。アドバイスや情報提供を頂けると助かります。
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歴史的経緯から考えないとわかんない気がします。 アナログ回線というのは、たぶん公衆回線サービスが自動取次になった頃からのもので 音だけを伝える回線です。 ですから、ダイヤル発信では、音の長さで電話番号を伝え プッシュ回線サービスでは、音の高さで押したキーを伝えます。 (プッシュボタンがあるけど、内部でダイヤル発信をする電話機もありました) 1980年頃には規制緩和の波で、パソコン通信サービスが広まり モデムを使った回線利用が一般化し、やがてデジタル通信への機運が高まって行きました。 モデムの前には音響カプラによるデジタル信号の音声による伝達が行われていて カプラと受話器の間の音漏れと雑音が深刻な問題となっていました。 これがモデムになることで、電気的にクローズドな装置となり 大幅な通信速度向上が実現し、9600bpsが普通となり その後14400,28800,33600,56Kbpsへと改良が続いたのが1990年前後。 INSサービスのISDN回線は、回線そのものがデジタル信号を伝えるようになっており 音声を、デジタル信号に変換して伝えるようになっています。 これによって、ノイズや物理的な回線の障害を排し 64Kbps,128Kbpsの回線サービスを提供しました。 より具体的に言えば、通信する二点の間をTAが入ることで デジタル信号として受け渡しをするようになっていて それを前提とした、回線設備の仕様と電気的特性の開発が行われているはずです。 ゆえに、可聴帯域モデムを使った通信よりノイズに強いのです。 次に来たのが、インターネットの普及で、テレホーダイサービスが ほんとうの僻地をほったらかしに展開されたのが1995年前後。 大量通信が一般化し、高速化への波 TA兼用ルーターを用いた、複数台接続なども登場しながら… 海外では、とっくにVDSL,ADSL技術が実用化していました。 ゆえに、ISDNに相当するものは、海外ではほとんど普及していません。 日本でも、ISDNを企業以外で使っているところは、もう少ないと思います。 VDSL,ADSLといった技術は、モジュレーションデモジュレーションで言えば確かにモデムですが 可聴音声を使っていた時代の可聴帯域モデムとは違い、非可聴帯域を使い… またより複雑な処理によって、飛躍的な高速通信を実現しました。 その影には、高速なデータ処理を行なうDSPチップの活躍とかあったはずですが、よく知りません。 ともかく、ADSLが日本に入ってくるのは、少し遅くなったのですが 12Mbps程度のサービスが一般的で、実効性能で2,3Mbpsしか出なかったとしても 128Kbps(0.128Mbps)しか出ないISDNより、大幅に高速な通信ができるようになり…動画配信が実用化しました。 もっとも、僻地ではISDNが敷設されなかった地域もありますし ADSLが実用的な速度が出ず、サービス対象外となっているところもあります。 私の実家も、当時はテレホーダイサービスを使おうにも MA無いにISPや大手パソコン通信サービスのアクセスポイントが無く 隣接MAに、2400bpsAPがあるだけで、テレホーダイは実質的に、ほぼ役に立ちませんでした。 電子機器がアナログ…というのは、機器の仕組みを知らないからだと思います。 たとえば、パソコンのオーディオ機能は、オーディオとしては下の下と考えられることがあります。 それは、パソコンのオーディオ機能は、実際に音を伝えるアナログ回路が 安く、おおざっぱに作られることも多く、音質を充分に検証しておらず 実質的にマイク端子での入力が使い物に鳴らないものもめずらしくありません。 たしか、10年以上前にはパソコン雑誌で比較記事を企画したところ 呼んだ専門家が、全部論外として、比較記事として成り立たなかったことがありました。 その後も、専門家を招いての比較記事は、ほとんど無いと思います。 音だけでなく、電子回路に必須のコンデンサーも、中はアナログなものです。 電解コンデンサーでは、これが熱や経年で劣化することで PCが正常動作しなくなることがあり、2000年代初頭には大騒ぎになったこともありました。 デジタル出力がほとんど100%になったモニター出力も 未だ、カラーキャリブレーションの需要があります。 それぞれのモニターの発色の違いは避けられないからで それは、個々の部品の中には、アナログ的な特性があるからです。 アナログとは、言い換えれば、自然界の法則そのもののあり方と言えます。 それを量子化する方法がデジタル化ですから 現段階では、動作原理からすべてがデジタルの機器などありませんし 人の目も、アナログの情報として画面を見ています。 LANケーブルも電気的性質はアナログですし それ以上に無線LANはアナログなものです。 HDDの表面にも非常に微細なアナログな磁気記録技術が支えています。 そして、交流電流がそもそもアナログな特性を持っています。 これらアナログな特性を持つものが、パソコンが異常動作する重要な原因の一つです。 Binary Coded Decimalなんて技術もありましたが 十進数の一桁一桁を二進数で表現するというもので… こんな訳のわからない技術が使われていればこそ 昭和のロボットアニメのように、コンピューターの穿孔テープを目視で読み取ったりできたんですよね。 (ただし、ASCII文字の文字コードを暗記していないと読めません) アナログの上に、デジタルを乗っけて デジタルの上に、アナログを乗っけて 表裏一体、それを使い分ける装置が、電子機器と言っていいんじゃないかと思います。 なお、ひかり電話などのサービスについては、NTTに資料があるはずですが それが一般に出ているものなのか、あるいは機器開発のための 技術資料として出ているのかは知りません。 IP電話は、回線どうこうではなく、単なるインターネット上の技術です。 それを、電話機で利用できるようにしたものですから ADSLモデムにその機能があって電話機を繋いで使うなら そこはRJ11端子でしょうから、アナログの信号が通り、ADSLモデム側でデジタル化されます。 デジタル回線でも、RJ11端子から繋いだ電話機はアナログ信号でTAと繋がっています。 IP電話を実現しているのは、電子的にすべての処理を行なうソフトですが… その下(TCP/IPのOSI階層モデル的に下)に、アナログ回線があろうとデジタル回線があろうと 充分な帯域速度が得られていれば、IP電話として機能します。
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- nihiros
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電話関連について、業務上知識が必要となったとの事ですが、推測するに自営交換機設備(PBX)に関する 知識で、局交換機側でないと推測します。PBXに関する書籍は、あまり出ておらずまた、インターネット上の情報もおっしゃる通り部分的な情報が多いのが現状です。 まず、お勧めするのは、PBXを設置するのには工事担任者の国家試験が必要となります。この工事担任者の受験対策関連の本に回線の種別や交換機の仕組みなどの情報が明記されています。 しかし、これら対策本の内容は、かたぐるしくいきなりは少し難しいので、書籍を検索してみたところ電話の仕組みを説明しているほんがありましたので、参照してみてください。 アマゾンページですが、左側の”このほんの中身を閲覧する”を見ると目次が見れますがこの内容がわかれば 全体像がつかめると思います。 がんばってください。 書籍名:電話はなぜつながるのか 知っておきたいNTT電話、IP電話、携帯電話の基礎知識 [単行本(ソフトカバー)] 書籍のURL: http://www.amazon.co.jp/s/?tag=awakejapan-22&link_code=wsw&_encoding=Shift_JIS&search-alias=aps&field-keywords=%93d%98b%82%CD%82%C8%82%BA%82%C2%82%C8%82%AA%82%E9%82%CC%82%A9+%92m%82%C1%82%C4%82%A8%82%AB%82%BD%82%A2NTT%93d%98b%81AIP%93d%98b%81A%8Cg%91%D1%93d%98b%82%CC%8A%EE%91b%92m%8E%AF&Submit.x=9&Submit.y=5&Submit=Go
お礼
良書をお勧めいただき、ありがとうございます。 早速、購入することに決めました。 ……解らないことが多々出てくるのでしょうが。 まずは通読してみます。 ありがとうございました。
- gengensan
- ベストアンサー率26% (201/760)
プッシュとダイヤルは回線種別では無く アナログ回線に送出する 信号の種類です。 デジタル回線では、わざわざダイヤルデータをプッシュ信号やダイヤル信号に 変換する必要も無いです。 とは言え デジタル回線の最終端末がアナログ回線用の電話機なら デジタルとアナログの境界線までは プッシュやダイヤル信号でダイヤルを送出してます 具体的にはターミナルアダプターのアナログポートとかです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 プッシュ→デジタル回線 ダイヤル→アナログ回線 と思っていたのですが、プッシュ、ダイヤルも いずれもアナログ回線のことで、信号の種類だったとは 知りませんでした。
- nitto3
- ベストアンサー率21% (2656/12205)
ADSL,INSはデジタル回線で0,1データーの組合わせで成り立っています。 そもそも電気は波ですから、その周波数の組み合わせでアナログ回線は成り立ちます。 ひかり電話やIP電話は、デジタル回線です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 デジタル回線に、どんなものがあるのかが、 まずは解りました。 デジタルというくらいなので、0の1組合せ なんですね。プッシュ回線はデジタルで、 ダイヤル回線はアナログということでしょうか?
お礼
懇切丁寧にありがとうございます。 歴史的背景から、なんとなくのレベルですが わかりかけてきました。 デジタル回線でも、RJ11からつないだ電話機が アナログ信号でTAと通信できるとは知りませんでした。 改めてありがとうございました。