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アルファロメオGT2.0セレスピードの購入とメンテナンスについて
- 22歳新卒の質問者は、今年か来年にアルファロメオGT2.0セレスピードの購入を考えています。予算は150万円で、5万キロ程度の個体を購入する予定です。
- 購入する際にはディーラーに中古車の検索をお願いする予定で、メンテナンス予備費として30万円を用意します。
- 質問者はアルファGTのメンテナンス・注意すべき箇所(部品)について知りたいと思っており、ディーラーや専門店での定期的な点検や整備を考えています。また、交換すべき部品や予想される費用についても教えてほしいと思っています。
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じゃあね、まずは国産車を含めた消耗品交換についてザックリ押さえとくところから始めますか。ズバリ、話長くなるっすよ。 大体5万km走行毎にウォーターポンプの腐食が現れるんっすよ。その流れでタイミングベルトの場合プーリーに腐食が始まってエンジンルーム開けるとLLCの甘ぁい臭いが充満したり鈴虫飼ってんのかって位ヒュンヒュンうるさい音が聞こえてくるんっすよ。これは部品を分解するより交換したほうが手っ取り早いし確実なんで交換っすね。 で、交換する際ベルトを外すでしょ?チェーン駆動の場合そんな問題になんないけどベルトの場合ゴムだから、作業中の油(エンジンオイルとかのほかに人間の手の脂も含む)がゴムに付いたらそこから腐食が意外と早く進行しちゃう。だからついでに交換しときますか、で交換なんっすよ。欧州車でも7~10万kmは持つようにできてるけど、2万km以上の余裕を持って交換しとけば絶対安心でしょ? で、どうせ工賃は1時間区切りの時給で換算するからタイベル周りにあるカムシャフトセンサーとクランクシャフトセンサーを交換しとくと結果安上がりで安心、ってワケ。 で、欧州車の場合エンジン内圧を高めに設定してるからトルクが稼げる、その反面ウォーターポンプの腐食が早めに進行しちゃうんっすよ。同様にエンジンのヘッドカバーガスケットっつーゴムパッキンが意外と早くペッタンコになっちゃう。ここがペッタンコになるとヘッドカバーってのはエンジンの蓋だから、隙間からエンジンオイルが地味に漏れ出しちゃう。交換の目途はやっぱ5万km毎。もうチョイ余裕はあるんだけど、地味に漏れ出すとプーリーやウォーターポンプの回転部分(特にベアリング)に固着してタイベル切れのリスクを高めるんっすよ。おまけにタイミングベルトの場合ゴムでしょ?油禁止でしょ?タイベル切れのリスクも高めちゃうんっすよ。 あとはエアフィルターとフューエルフィルター、スパークプラグとプラグコードとイグニッションコイルのセットを5万km走行毎に交換する必要があるっすね。GTだとイグニッションコイル一体型のコードユニットだけど交換時期は一緒っすね。フューエルフィルターはガソリンの濾過フィルターっすわ。よく日本のガソリンは純度が高いから交換不要という奴もいるけど、確かに日本のガソリンの品質は疑いようがないけど、大気中の塵や埃を給油中に取り込んでるからね?特に黄砂や最近の北京の大気汚染が西日本に流れ込んでる、とかの影響やスギ花粉の時期とか、結構空気きれいな所でもいろんなモンが舞ってるからね?それが圧力ノズルで勢い良く燃料タンクにぶっ込む時吸い込んじゃうの、分かります?だからフィルターも5万km目途で交換、なんっすよ。 あと見逃されがちなのがショックアブソーバーっすね。サスペンションはバネの事で、バネのビヨヨヨ~ンを抑え込むのがショックアブソーバーっすね。実は日本車でも外車でも5万km超えるとほぼご臨終なんっすよ。サスペンションほど感じないのと「古くなったら、こんなもんだよね」って受け入れちゃうから意外と気づかれないんっすけど、5万kmで寿命なんだから乗り心地悪いほうに変わって当然だよね。ショックアブソーバーと支えるゴムブッシュ(トップマウントとアッパーマウントベアリング)も消耗品っすわ。 で、7万km(場合によっては8万km)目途でエアフロメーターっつー吸気系のセンサーとO2センサーっつー排気系のセンサー、フューエルポンプ、タングステン電球の場合メーターや室内を含めた電球全般が交換時期っすね。少なく見えるでしょ?でも額は結構行くんっすよ。 以上が国産車を含めたクルマ全般で必要な消耗品交換個所と時期っすわ。 よく「中古車は5万kmまでを選べ」っつーのはココに理由があるんっすよ。日本では平均的な走行距離は「1年=1万km」っつー根拠不明の根拠を元に動いてるんっすけど、5年目(2回目)の車検で急にディーラー見積もりが高くなって、どんどん高くなってくんっすわ。理由は消耗品交換がこんだけあるから、なんっすわ。逆に安い車検って、これらの交換は一切やんない、保安部品以外、つまり交換が必要な部品の大部分が車検に引っかからないから交換しない、っつーからくりで通しちゃってるんっすよ。コレが中古車市場に流れてるし、一般道を行き来してるって考えると、怖いでしょ?性能落ちてガッタガタ、なのがそこら辺にある、っつー。。。だから中古車は5万kmまで、なんっすわ。 で、欧州車特有の話に絞り込むと。。。ブレーキパッドは5万km毎の交換が必要な奴っすよ。特にFF車の場合フロントに負担が掛かりすぎるからフロントブレーキパッドは5万kmっすね。 そもそも欧州車のブレーキは摩擦係数が高い奴を採用してて、よく効く代わりにすぐ擦り減っちゃう。だから7万km目途のブレーキディスクも5万kmで交換、って事もありうるっすね。FF車なんかだとフロントだけパッドとディスクを交換、って普通にある事っすわ。 それに、ショックアブソーバーは日本車の場合もともと純正派クズを使ってるのがほとんどっつー背景から7万km10万kmまで引っ張っちゃう(どうせそんな変わんない最初からダメな奴だからね)パターンがほとんどだけど、欧州車はしレットいい奴使ってるから結構交換サイクルが早いんっすよ。BMWみたいなFR車だと7万km目途だけど、FF車はフロントだけ5万km、ってのが一般的っすね。 それにブローバイホースね。内圧高めだからエンジンオイルの湯気的なもの(ブローバイガスっつーんっすわ)を環境対策でもう1回吸気系に戻してガソリンと一緒に燃やす、ってメカニズムなんっすよ。先にエンジン内圧の話をしたけど、内圧高めだから湯気がよく出るんだわ。で、ゴムのホースを伝って結構なブローバイガスが流れて。。。で、ゴムは油に弱いって下りを思い出してね?結果欧州車の場合ブローバイホースを5万km毎に交換する必要があるんっすわ。 続いてアルファロメオGTに限定した話をすると。。。 そもそもベースがオペル・アストラなんっすよ、あのクルマは。アストラにアルファロメオが味付けしたクルマなんで、過去のアルファロメオからは考えらんない剛性と壊れない感じを手に入れたんっすわ。 だから基本メンテナンスフリー、なんっすけど2000ccはアルファロメと特有のセレスピードは2ペダルマニュアルだからね?実際クラッチあるし。って事は。。。8万km目途でクラッチ板の交換は必須っす。それに4万km目途でMT同様クラッチワイヤ調整(に相当する作業)が必要っす。これはイグザミナーっつーフィアット傘下専用診断器と専用工具で調整するんっすけど、時間にして10分以内、値段にして6000円前後の作業っすわ。 現行アルファロメオだとアルファにだけ見られる癖ってこんなところっすよ。あとは国産車より頑丈で、結構維持しやすいクルマっすよ。 個人的にはね、3万km程度(それより少なければ少ないほど良い)のGTを買う事をお勧めするっすよ。 北海道の事情は良く分かんないけど、上記の消耗品交換の多数は作業難易度☆ 若しくは☆☆ 位で、ご自分で出来ちゃうレベルっすよ。タイベル交換なんかは☆☆☆☆ でブレーキ関係は保安部品で☆☆☆☆☆ で工場に作業依頼をお勧めするっすけど、そういう信頼できる工場探すの、時間が欲しいでしょ?それに楽天市場やamazonなんかで部品番号入力して検索すると本国純正品が日本の半額、とかザラにあるからね?ユーロ安って嬉しいね。でも探す時間欲しいでしょ?そうなると焦らずに3万km程度の交換の必要なし、って状態を買っとくのが得策っすよ。 でね、日頃コツコツと消耗品交換を実践してるとね。。。車検がすっげえ安いの。だって日本の1年=1万kmっつー根拠不明の流れに乗って「ここ交換しましょ」ってディーラーの言いなりになるから高くなるんだよね。だけど日頃から交換してる(欧州車の場合最悪セーフティ・モードで動かなくなるからやらざるを得ないんだけどね)から車検の時替えるトコ、なーんにもない、ってなるんっすよ。実際俺のオペル・ベクトラ(エンジンはアルファGTとほぼ同じで159のベースになった車両)12年目の車検で自賠責と重量税と印紙代だけでパスしたからね?5万円チョイだったっす。オイシイでしょ? 最初に言ったとおり、長くなっちゃってなんかごめんね。
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- ウラ漁師(@uraryoushi)
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どうも、#1です。 欧州車で整備マニュアルっつったらHaynes(ヘインズ)が基本っすね。ただどうした事かアルファロメオGTのHaynesはまだ出てねえっす。近々出るんじゃねえっすかね。 裏技としてはオペル・アストラHかGのHaynesである程度のエンジン整備ができちゃうんっすよ。ただ飽くまでアルファロメオじゃなくてオペルの整備書っすから、ある程度差っ引いて考えないといけねえっすね。 ただネットで「Alfa Romeo GT maintenance manual」もしくは「Alfa Romeo GT repair manual」で検索するとすぐにいろんなサイトが出てきてどうにかなっちゃうんっすよね。多いのがPDFフリーダウンロードのサイト(例えば http://www.filecrop.com/alfa-romeo-repair-manual.html)なんっすけど、Norton先生とかMcCafee教授なんかのちゃんとした(フリーソフトじゃない奴ね)セキュリティソフトでウィルスチェックしてから開かないといけないっすね。全部のリンク先をチェックしてるわけじゃないんでリンク先は自己責任でお願いします。 或いは世界のアルファロメオファンが集まるフォーラムや好事家がまとめたサイトなんかを覗くとすぐ整備マニュアルが手に入るっすね。とりあえず俺が見つけたところだとNorton先生のウィルスチェックをパスしたサイト(http://www.alfaworkshop.co.uk/alfa_gt_maintenance.shtml)で閲覧はできるっすね。ただ飽くまでも好事家のやる事なんで信頼度に関しては気が抜けねえっすよ。たいてい問題ないけどね。実際、使えます。 もっともこういう無料で誰でもすぐ見られるサイトのおかげでHaynesみたいな本が発行されなくなっちゃうんっすよね。アルファロメオに限らず、BMWでもプジョーでもフィアットでもオペルでも、とにかく欧州車はHaynesに頼る、もしくはネットで検索するとものすごい数でメンテナンスマニュアルが公開されてますわ。この辺のテンションたるや、国産車の比じゃねえっすよ。 セレスピードは取付にコツがあるらしくて、ディーラーでも稀に取り付けが不完全な場合があるらしいっす。っつっても別にクラッチハウスがドン!って落ちてくるとかそういう初歩的な0点の奴じゃなくて、コネクターのはめ込みが甘かった、とかそういう詰めの甘さ的な失敗っすね。ホントは100台やったら100台完璧でないと困るんだけどね。ついうっかり気が抜けちゃう瞬間とか、あるからね。だって、人間だもの。みつを。 で、欧州車でオイシイのはいわゆる故障診断器が激安、って事っすよね。 以前はアルファロメオっつったら一部のマニアの乗り物だったんっすけど、147の成功以来日本でも所有者が多くなって。。。ついに、ついに!フィアット傘下専用診断器のイグザミナー(http://shop.alfista-int.com/ca4/51/p-r1-s/)の汎用版が手に入るようになったんっすよ。多分フィアット500の大成功も後押ししてるんだろうけどね。 以前からELM327っつー汎用診断器が使えるのは分かってたんっすけど、ELM327だとごく一部しか判断できなかった(主にエンジン系統)んだよね。でもmultiecuscan(http://www.multiecuscan.net/Default.aspx)っつーソフトを使うとエンジンにミッションなどの診断が可能になるんっすわ。これはセルフメンテナンス派には強い味方っすよ? 基本電球切れでもエアバッグ警告灯が点くようにできてるけど、いろんな裏技使うかディーラーに持ち込むしか手がなかったんっすけど、このイグザミナーを使えば自分でサッ。。。とできちゃう。それに意味分かんねえ症状とか警告灯点灯があってもこれを繋げばスッ。。。と大体の箇所が特定できちゃう。ね?夢のようでしょ? ただね、ブレーキラインに関してはできれば業者に任せたほうがイイっすよ。保安部品だから。なんかあった時責任を他人に振れないとかなりヤバい事になるっすよ、社会人として。 で、今のところ振る先の手札は正規ディーラーだけだと思うんっすけど、BOSCH CAR SERVICE(http://www.bosch.co.jp/jp/bcs/shop_search/) を押さえておくとイイっすね。それにアルファロメオ位に伝統のあるどメジャーなメーカーだとアルファロメオ専門の整備工場ってのがゴロゴロしてるんっすよ。で、その工場独自のルートでイタリアからパーツを取り寄せてる、っつー。。。とりあえずBOSCH CAR SERVICEを押さえといて時間をかけてゆっくり探すとイイっすね。実際イタフラ車専門のパーツショップって、驚くほどあるんっすよ。 っつー事でね、とにかくできるところからコツコツとやっていくにはまたとないクルマっすよ、アルファロメオは。
お礼
再びご親切な回答、ありがとうございます! 日本に少ないだけで、外国では整備書があったりするんですね…。 ただ、英語が弱いことが悔しいです。笑) 解読できるところは挑戦してみます。できないとこは、BOSCH認定のお店にパーツ持ち寄ってみたり、他の整備工場を探してみたりしてみます。 あとこの診断機はかなり良さそうですね!アルファのトラブルって「警告灯が消えない」っていうのが頻繁なイメージなので、ぜひ購入してみます!
お礼
お早く、そして詳しい回答ありがとうございます。 自分で取り寄せ、交換できるものは交換して、自分で交換できそうにないものは専門店におまかせする…という感じですかね。それと点検や車検のときに、抜けていた部分があれば一緒に整備してもらうか、教えてもらって自分で整備するかでしょうか… 3万km程度の車であれば、整備に関する個体差はあまりないというところですか。なるほどです。 何度も申し訳ありませんが、部品の交換時期とか、やり方?とかって取説かなんかに書いてあるものなのでしょうか??アルファだけに限らないのですが… ブレーキオイルとか、オルタネータとかは日本車のように交換していいのかな?と思っていますが、セレスピードに関する独特な機構が不安です。セレに関するものは、専門店に任せてしまったほうがよろしいですかね…?
補足
お礼についての補足です。 調べたら、整備書なるものに色々と書いてあるようですね…。 悲しいことになぜかGTの整備書が存在しないようで、自分でやるにはネットでの情報で調べられる限りのことになりそうです。 ただ、気をつけるべき消耗品についてとても参考になりました!!できることはやろうと思います。 あとは、取り寄せた部品を持ち込みで取り付けてくれる専門店を頑張って見つけることにします!ありがとうございました!