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ブラームスのピアノソナタ
元々ベートーヴェンのピアノソナタ、特にバックハウスを好んで聴いてきました。最近、そろそろブラームスにも興味が沸いてきました。 ブラームスのピアノソナタでお薦めがありましたら、ピアニストと併せて教えていただけますでしょうか。できれば全集で入手したいと思います。
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ブラームスのピアノ・ソナタは、 ・第1番 作品1 ・第2番 作品2 ・第3番 作品5 の3曲ですね。作品番号からわかる通り、極めて初期の作品です。これ以外にピアノ・ソナタは作曲していません。 ということで、ブラームスのピアノ作品であれば、No.1さんの推薦の通り、晩年の小品集である ・幻想曲集 作品116 ・3つの間奏曲 作品117 ・6つの小品 作品118 ・4つの小品 作品119 あたりがお勧めです。 もし、ドイツ・ロマン派のピアノ曲、ということであれば、シューマンなどはいかがでしょうか。シューマンも、ピアノ・ソナタは3曲しか作っておらず、シューマンのピアノ曲の中ではメインではありませんが。 あるいは、ピアノ・ソナタというジャンルにこだわるのであれば、21曲の(未完成のものもありますが)ピアノ・ソナタを作曲したシューベルトはいかがでしょうか。 シューベルトのピアノ・ソナタ全集であれば、ヴィルヘルム・ケンプ、アンドラーシュ・シフ、内田光子、ミシェル・ダルベルトなどの評判が高いようです。 私も全部を聴いているわけではありませんので、悪しからず。
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Feckitさん、こんにちは。 ブラームス、いいですね。私も大好きです。 個人的な感想ですが、ブラームスは晩年の小品や変奏曲がいいと思います。 『3つの間奏曲op.117 』 『6つのピアノ小品op.118 』 『4つのピアノ小品op.119 』 『ハンガリーの歌による変奏曲ニ長調op.21-2 』 『ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調op.24 』 ピアニストは個人の好みがあると思うので・・・ 以下はピアノ・ソナタ第三番のCDの批評からです。 *アラウ 揺るぎのない大きな表現(武田明倫) 重厚な構成力(歌崎和彦) *ゲルバー 堅実(岩井宏之) 気迫と緊張に満ちた(小石忠男) *ケンプ これ見よがしでない、考え抜かれた(門馬直美) 抒情的でドイツ音楽の本流(武田明倫) *ツィマーマン 粒立ちが美しい(歌崎和彦) 精緻にして、心の裏付けを感じる(武田明倫) *ルプー 若い熱気を溢れさせている(門馬直美) きわめて柔らかでデリケート(吉井亜彦) 上三つの小品には、個性的なグールドとポゴレリチ、選曲の良いグリモー、抒情的なケンプ、少し重いけど立派なバックハウスがあります。他に、ルービンシュタイン、オピッツ、キーシン、ヴェデルニコフなども出てますが未聴です。 まず、op117-1を聞いてみてください。 ついでに、わたしの好みはグールド。ケンプも捨てがたい。といったところです。