トランジスタの代替品の選択方法

このQ&Aのポイント
  • トランジスタの代替品を選ぶ方法について解説します。
  • 互換表や廃番リストなどから代替品を選ぶことが一般的ですが、数値がオリジナルよりも下回っている場合もあります。
  • 具体的な基準は個人によって異なりますが、hfなどの規格はオリジナルと同じかそれ以上が望ましいです。
回答を見る
  • ベストアンサー

トランジスタの代替品の選択方法について

トランジスタの代替品の選択方法についてです。 互換表のリストが一部の出版社から販売されていたり、トランジスタメーカーの廃番リストの横の代替品リストなどに代替品が記載されているので、それらから選択することになると思うのですが、オリジナルの規格と見比べてみると、必ずしも、数値がオリジナル以上ではなく、下廻っているものが記載されていたりします。 市販のアンプなどは最大規格ぎりぎりで設計されていないから、ちょっとぐらい下回っていても問題ないとのネット上の記載も多いですが、逆にすべての項目でオリジナルの規格を下回ってはいけないという記載も多いです。 みなさんそれぞれ、交換した経験から記述されていると思うのですが、そのなかで、 例えばhfeなどの規格で、これだけはオリジナルのスペックを下回ってはいけない。もしくは、同じ値にしなければならない。などの、代替品を選択する上での最低限の基準としているものを教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • qann
  • ベストアンサー率40% (223/546)
回答No.5

こんにちは。 トランジスタの代替選定は、それほど神経質にならなくても いいんですが、では説明しろと言われるとこれがなかなか うまく書けないものですね。 低周波で使うか、高周波で使うか、大電力を扱う部分か そうでないのかで重要視するものが違ってきます。とりあえず ここではオーディオアンプの終段及びドライバー段と限定して、 頭の中をまとめてみました。 まずだれでも一番目に考えるのは大きさ、つまりどの程度の 電力が扱えるのか? ということでしょう。これはコレクタ損失、 記号ではPcで表示されています。オリジナルより大きい方が 無難ですが、では少しでも小さいと絶対まずいか、といえば そんなことはありません。 Pc:60Wのところに50Wのトランジスタを持ってきてもほとんどの 場合は大丈夫です。これは質問者さんがおっしゃるようにもともと 設計上の余裕があるからですね。Pcについてはだいたい同じ くらいの物ならOKと考えていいと思います。 (放熱の方法によって最大コレクタ損失も変化しますが、その 説明はここでは割愛します) 気をつけたいのはV-CE最大値(規格表によってはV-CBが記載 されている場合もあります)です。 コレクタ-エミッタ間がどの程度の電圧に耐えられるか、の限界 レベルなので厳密に守らなければなりません。もしオリジナルより 値の低い品種を使う場合は、電源電圧の確認が必要です。 例えばプラスマイナスで各々30Vの電源を使用しているアンプだと フルスイング時で電位差は60V近くになりますので、80V以下の 物は使うべきではありません。 最後に最大コレクタ電流Icがありますけど、私自身はこの値は あまり考慮に入れておりません。規格表のIc最大値まで流す ことはほとんど無いはずだし、それに同じPc値のトランジスタを 比較した場合、一般にV-CE値が高い品種はIc最大値が低く、 反対にV-CE値が低い品種はIc最大値が大きくなっています。 ですので不必要に高耐圧の特殊トランジスタを持ってこない かぎり、問題は起きないでしょう。 またこの最大コレクタ電流というのは、それを越えるとその トランジスタがすぐさま破壊する、のではなく増幅ができなく なる限界という意味で決定される、ということを聞いたことが あります。 以上を簡単にまとめますと、先ずコレクタ損失を確認、次に 電源電圧に耐えられるかを確認、最後に外形と入手に関しての 費用を考慮ということになります。 追伸 #4さんのおっしゃるV-EB最大値の問題はベースとエミッタ間に 逆方向に電圧をかけていくと、この値から流れ始めて壊れるよ、 という意味です。通常の使い方では無視して差し支えありません。

kubigaitai2009
質問者

お礼

ご回答していただき、本当に感謝いたします。 私のようなレベルにでも、電源電圧との関係やコレクタ・エミッタ間電圧などの指標の持つ意味を頭で理解したうえで、トランジスタの代替品の選定が可能になります。 これで安心して代替品を購入することが出来るようになりました。 またご質問をさせていただくことがあると思いますが、その際には、またぜひよろしくお願い致します。 この度は本当にどうもありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • fcd7308
  • ベストアンサー率56% (77/136)
回答No.4

はじめまして 電子回路大好きな50近いオヤジです 古いオーディオ機器が好きなので、自分で修理しながら使っています。 基本的にNo.3回答者様の通り補修部品(トランジスタ)を選択して使っています。最重要項目はNo.3の方が述べている通りです。 少し気になったので古い古い有名な会社が発行しているトランジスタ規格表を見て見ました。質問者様はNo.3回答者様への補足にベースーエミッタ間電圧を疑問を呈してました。そこで、古いトランジスタ規格表を調べて見ました。 1979年発売の規格表にはVcbo(ベースーエミッタ間電圧)があって2~20V程度の記載があります。ほとんどのトランジスタは4~7Vでした。 次に1989年の同じ出版社の企画表にはVoboの項目はありませんでした。 なぜなくなったのか???⇒⇒⇒必要なくなったからです。 細かく説明すると本が何冊も書けるほどなので省きますが、現在の半導体回路(トランジスタを使う回路)はVbe=0,6V(0,6~0,7V シリコン半導体)で回路を作ります。個別のトランジスタを測定するとほぼすべてのトランジスタのVboがこの値になることが確認できるハズです。 シリコンを使ったトランジスタは以前からこのようになっているのですが、たまに(Vbeに高い電圧をかけたらどうなるか?)を試す技術者がいたのです。(半導体メーカーにも) これをやると本来のトランジスタのもつ特性と全く違ったことが起こり重宝された時代もあったようです。(また本がたくさん書けます) いまはこれらの“重宝する”機能をもつ高性能な半導体は多数あるのでいまはそのような使い方をするトランジスタは作られていません。(造る必要がないし規格化する必要もない) ですから、古い機器の修理にはNo.3回答者様が述べている通り最大定格である耐圧(VCEO)と電流(IC)と電力(Pc)をクリアできれば低周波増幅回路では問題ないと考えられます。 あまりにもはしょって回答していまいましたので意味不明なところがたくさんあると思います。分からないところは補足にてお尋ねください。

kubigaitai2009
質問者

お礼

ご回答本当にありがとうございます。 ベース・エミッタ間電圧という指標の歴史的な意義の経過や、通常低周波回路でのベース・エミッタ間電圧との関係にも触れていただき、理解を相当深めることができました。 甲乙付け難く、非常に迷ったのですが、今回はNo.5の回答者様の回答をベストアンサーとさせていただきます。 本当に感謝します。ありがとうございました。ぜひまたよろしくお願い致します。

  • yosifuji20
  • ベストアンサー率43% (2675/6115)
回答No.3

最低注意するのは最大電圧と最大電流ですね。 これが下回ると電気を入れた瞬間にアウトと言うこともあります。 Hfe等の電気特性はこれに比べればまず判りません。 大体その特性自体がかなりの許容差を持った値です。 いずれにしてもNFB当の回路の工夫で多少の誤差は吸収します。 細かなことは気にしないことですね。

kubigaitai2009
質問者

お礼

ご協力ありがとうございました。 最大電流と最大電圧のお話から、それ以後の回答者様の回答内容が、より私の知りたいことにぐっと近づいていきました。 先鞭をつけていただき、本当に感謝いたします。 yosifuji20様の説明にある最大電圧とはコレクタ・エミッタ間電圧のことなのですね。 本当にありがとうございました。

kubigaitai2009
質問者

補足

メーカーの廃番品の互換表で見ると、たまたまかもしれませんが、エミッタ・ベース間電圧だけが、オリジナルより若干低いのが記載されていたりするので(ex.オリジナル10V、代替品7Vなど)、本当に大丈夫なのだろうかと心配していたのですが、 逆に、電圧と電流をオリジナル以上のものを選択するとすると、互換表に記載されているものだけでなく、大幅に利用可能な品番が出現することとなる(と思う)ので、選択の方針を自分自身で決めかねていたのです。 どのみち私自身は厳密なことは判断できないので(できないのなら止めとけという話もありますが、それは置いておいて。)、出回っている互換表やメーカーの廃番品の横に記載されている代替品をうのみにして、選択すれば、本当に間違いがないのかと、疑問に思ったのです。

回答No.2

Hfeですか同じトランジスタでもHfeランクで分類されているので、名前が同じだからと使えるとは限りません、又現在のAMPはNFBが主流ですから、トータールゲインとNFB値で、ダンピングファクターが変わるので、何処までを許容するか計算による線引をしないと決められません、ただNFB量が多少落ちた所で音にはほとんど影響は無いです。 NFBアンプである限り極端に異なるトランジスタを使わない限り変化はないです、NonNFBの場合は増幅率がHfeだけでほぼ決まるのでシビアですが、ただ管球アンプでない限りNonNFBは使わないと思いますが。 最低限とは言えませんが、私としてはカタログ上誤差10%以内のものを目指します、回路電流や場所によっては20%以上でも平気な所も有るので、回路と定数次第です、例えばエミッタ、コレクター抵抗比が10約10倍にHfeが100だろうと50だろうとあまり問題では無い訳です温度などの環境変数で10を維持できれば良いわけですから、逆に必要以上に高すぎると最悪、発振など位相系の問題は有るので、その辺は考慮が必要です。

kubigaitai2009
質問者

お礼

ご協力ありがとうございました。 hfeの説明は非常に参考になりました。 特にダンピングファクターとの関連については、一度自分でも勉強して、再度ご質問させていただくことがあるかもしれませんが、その時は、またぜひご回答をよろしくお願い致します。 本当にありがとうございました。

kubigaitai2009
質問者

補足

説明不足ですみません。 hfeなど、データシートに並んでいる項目のうち、重要視している項目や、他は多少違っていても最低限これだけは守らなければならないと考えている項目を教えてくださいという質問です。 例えば、コレクタ損失、コレクタ・ベース間電圧、コレクタ・エミッタ間電圧、エミッタ・ベース間電圧、コレクタ電流、hfe(ランク)などの項目です。 また、厳密な回答でなくても、だいたいいつもこのようにしているといった内容で十分です。

  • nerimaok
  • ベストアンサー率34% (1125/3220)
回答No.1

回路をきちんと読まないとどういう代替えが可能か判断出来ません。 hfeなんてフィードバックかかってれば少しくらい違っていても問題になりません。

kubigaitai2009
質問者

お礼

ご協力ありがとうございました。無事解決できました。

kubigaitai2009
質問者

補足

説明不足ですみません。 hfeなど、データシートに並んでいる項目のうち、重要視している項目や、他は多少違っていても最低限これだけは守らなければならないと考えている項目を教えてくださいという質問です。 例えば、コレクタ損失、コレクタ・ベース間電圧、コレクタ・エミッタ間電圧、エミッタ・ベース間電圧、コレクタ電流、hfe(ランク)などの項目です。 また、厳密な回答でなくても、だいたいいつもこのようにしているといった内容で十分です。

関連するQ&A

  • トランジスタ2SA628Aの互換品について

    お世話になります。パイオニアのアンプSA-810 の修理をしようと思います。 ご質問内容は、パワー基盤のTR 2SA628Aの互換品を教えていただきたいと思います。 併せて、2SA628Aの代わりに2SA1015を取り付けた場合では、 大きな不具合は考えられますでしょうか? 規格表の数値では以下の様になっていましたが如何でしょうか? ご教授宜しくお願い致します。 規格表数値VCBO /VEBO/ Ic /Pc /Tj 2SA628A   -60 /-4 /-100/ 200 /125 2SA1015   -50 / -5/ -150/ 400 /125 詳細記入出来ませんでしたので、恐れ入りますが下記アドレスにてご確認下さい。 https://www.minor-audio.com/data/data_tr.htmlトランジスタ規格表

  • トランジスタを探してます

    いつもお世話になっております SANSAI AU-555のアンプを修理中です 今回以下のトランジスタを探しています お店で探しましたが、わからないと言われ、こちらでご質問させて頂きました 1. C871 41D 2. NEC F6 99 3. CDC8002 1A 4.2SC 968 5. C2120 Y 1C 全て部品に印字されている物を読み取ったものですのでこれ以上のことが分かりません 過去に修理はありませんので、オリジナルの状態だと思います 互換品がありましたら、型番などを教えてください どなたかお詳しい言い方、宜しくお願い致します

  • パワーアンプ基板トランジスタの交換について

    先日からアンプの修理をして、色々な人からお知恵を頂戴して無事に音出しが出来ました。こちらで回答くださった方、ありがとうございました。 無事にアイドル調整、DC調整も出来、満足はしているのですが、一点気になるトランジスタがあり交換を考えています。といいますのは今回、プリのトランジスタからノイズが出てその影響でパワー部まで波及しTr35が溶断という恐ろしい故障に出くわしたので、少しでも予防交換として交換しておきたいのです。 回路図中のTr21、25 Tr23、27 なのですが、測定をしましたら Tr21 275 Tr25 128 Tr23 426 Tr27 286 という数値でした。 使われている2SA905のGランクですとhfe400-800です。  劣化なのか随分数値が低いので、例えば2SA1145で少しでも値の高い物を選別して交換したら精神衛生的にも安心かなと思いまして。。  ほかにも互換品があって、こっちのようが良いというのがあれば教えてください。 2SA1015と1815もたくさん持っていますが定格が低くて特性的には使えないようですね。

  • 古いトランジスターの互換品を探しています

    古いアンプの修理に挑戦しています。 廃盤品のローム社製のトランジスター2SC1649と2SA834の互換製品を探しています。 どなたかご存知の方が居られましたら教えていただけないでしょうか。 購入先もご存知でしたらお願いいたします。 インターネットでずいぶん探したのですがどうしてもうまくいきませんでした。 メーカーに問い合わせもしたのですが教えていただけませんでした。 ネット上のトランジスターの規格表で特性は分かったのですが現行品でどれが適合するのか分かりません。 どうぞよろしくお願いいたします。 先ほどID=jptrで初めて質問させていただいたのですがマイページに戻ることができなくて新たに会員登録しなおしました。 先ほどご回答頂きました方にお礼申し上げます。

  • FETの互換品の探し方

    FETの互換品を探したいです。 トランジスタは互換表が出版されていたり、ネット上で互換品を検索するサイトがあったり、便利なものがあるのですが、 FETはいろいろと探してみたのですが、互換表や互換品を検索できるサイトがないようです。 私の探し方が足りないのかも知れないのですが、 なんらかの事情があるのでしょうか? もし、互換品が一覧もしくは検索可能なサイトをご存知でしたら、ぜひ教えていだだけないでしょうか? それとも、ひょっとして、 トランジスタのような互換表からではなく、ひとつひとつのFETごとにデータシートを見比べて、代替品を選定するのでしょうか? ようするに、例えばK105の代替品としてK117が選択できる場合に、この特定のFETをどうやって、見つけ出せばよいのか、又はどうすれば見つけ易いのかを教えていただけないでしょうか? 例えば、K105の105よりも大きな数字とか、近い数字を見ていくと、見つけ易いとか? コツのようなものを教えていただけないでしょうか?

  • バリスタ STV-3Hの代替品

    アンプのパワートランジスタの周辺にバリスタというSTV-3Hという部品が、パワートランジスタと同じヒートシンクにネジ止めされています。 パワートランジスタが複数破損していたので、このSTV-3Hもひょっとしたら破損しているのかもと勝手に思っています。 とりあえず私には部品の良否を判断ができないので、できれば代替品に交換しておきたいと考えています。 そこで、 (1)STV-3Hの代替品をどなたかご存知ないでしょうか? (2)バリスタダイオードの代替品選択の基準などありますでしょうか? (3)1N4007というダイオードを3つ直列に接続してもなんとか良さそうだという情報を以前頂いたの ですが、これもヒートシンクに直に付けておく必要があるのでしょうか?それとも宙ぶらりんの状態で 良いのでしょうか? 何卒、ご回答をよろしくお願い致します。

  • メモリーの互換規格

    DDR333 PC2700 200pin規格のメモリーと DDR400 PC3200 200pinは互換がある様ですが 数値が高いぶん何か性能・速度が上がるとか メリットがあるのでしょうか? 増設につき購入選択で迷っています/

  • ダイオードSTV-3の規格を教えてください。

    40年ほど前のアンプのダイオードにSTV-3というものがついていて、これを現代の代替品に交換することを考えています。 ところが、STV-3に関して、ネット上にほとんど情報がありません。 そんな数少ない情報を羅列してみると、 ・これはバリスタダイオードである。 ・これは複合ダイオードである。 ・1N4007というダイオードを直列に4つ、又は3つ接続すれば良い(オリジナルが判らないため、数も判断もできないです。)。 これらの情報の真偽も含めて、STV-3の規格をどなたか教えてください。

  • エミッタ接地増幅回路のバイアスのかけかたについて

    ギター用のプリアンプを雑誌参考に作成しました。 回路は順調に動作するのですが実体配線図を見て感覚で作り上げたため、その回路がどう意味するのか基礎から分析してみようと思い「トランジスタ回路の設計」を読みながら回路図とにらめっこを続けています。 そのアンプはトランジスタ1石のエミッタ接地回路です。 だいたいは理解ができたのですが、タイトルのバイアスの部分のみどう考えても計算が合いません。このアンプについてご意見お伺いしたいと思います。 バイアス部分は電流帰還バイアス回路?だと思います。 条件としては ・+9Vの電源 ・使用トランジスタは2SD794A スペック表によると絶対最大定格、仕様は 品名: 2SD794A  材料: Si 種類: npn コレクタ損失 (Pc): 10W コレクタ·ベース間電圧 (Ucb): 70V コレクタ·エミッタ間電圧 (Uce): 60V エミッタ·ベース間電圧 (Ueb): 5V コレクタ電流(直流) (Ic): 3A 接合部温度 (Tj): 150°C 利得帯域幅積 (ft): 45MHz 出力容量 (Cc), Pf: 40 直流電流増幅率 (hfe): 100MIN メーカー: NEC です。 ・75倍増幅 です。 回路はinから2.2μのコンデンサーを通ったのち、バイアスを決める抵抗二カ所…電源側が470kΩ、アースに落ちている方が220kΩで分圧?されたのちトランジスタのベースに入ります。増幅度を決める抵抗2カ所ですが、コレクタ抵抗750Ω、エミッタ抵抗は1kΩと10Ω の並列になっています。コレクタから出た信号は6.8μのコンデンサーを通った後outします。 増幅度に関する750÷9.9≒75 なのはわかりました。 よくわかっていない部分が以下のあたりです。 エミッタ電流の動作点をどうするのか(最良の動作点もあるでしょうが、どう設計されているかわからないので、とりあえず最大定格以下ですよね)→エミッタ抵抗の電圧降下をどう決めるのか(トランジスタの本では1V以上必要だから仮に2Vとします、となっていますが…)→エミッタ抵抗の電圧降下が決まれば、計算ができるはずですよね。 雑誌の回路がどのようにその辺をきめているのか記載がないので、仮定しながら逆算していくと、どうもその抵抗値一番近い計算としては下記になります。 エミッタ抵抗の電圧降下を仮に2Vすると エミッタ電圧=2V ベースエミッタ間電圧=0.6V 上記によりベース電圧=9V-2.6V=6.4V 今回のトランジスタはhfe=100minとあるので(100以下ということでしょうか?) 1÷hfe=1÷100=0.01mA ベースに流れる電流を無視するためには10倍以上流れれば良いため0.1mAとする。(本の解説をみながらあてはめています) 基本通りだと6.4V÷0.1mA=64kΩ …しかし実際は470kΩ これを実現するには6.4V÷XmA=470kΩ X=0.01mAになってしまいます… 細かいこと考えずに0.01mAでいいのであれば 6.4V÷0.01mA=470kΩ 2.6V÷0.01mA=260kΩ(目標に220kΩに近い) と計算は成り立つのですが… このアンプは途中までは綺麗に増幅され、最大付近から少し歪むような設計になっているようです。ギター用だとそもそも基本に忠実に値を決めていないのかもしれませんが、この回路をきっかけに自由にアンプ設計できるようになりたいのでこの場合のバイアスの基本に忠実な掛け方と、この設計記事の意図を読み取りたいのです。 誤解もあるかもしれませんが、アドバイスよろしくお願いします。

  • トランジスタの代替について

    ただいま2SB1114の代替品を探しています。 どなたかご存知の方がいらっしゃれば、教えてください。

専門家に質問してみよう