windows xp32bit 64bitのメモリ

質問

私がXPに４GBのメモリを入れたと友人に言ったら、
理論上、２GBしか読み込めないから、４GBは意味がないと説明されました。
それは”２の何の乗がなんちゃらで。。。。。”意味不明の説明だったのですが、
windows xp32bit 64bitで、使用できる最大のメモリがなぜ２GBなのか
説明していただけないでしょうか？

回答No.4

gamebakari

http://okwave.jp/qa/q7504913.html
↑の既出回答内にある
>（プロセスのアドレス空間の項目を参照ください）のところをまず読んでみてください。
32ビットのXPでは、メモリを4GB以上搭載しても管理外になりますが、4GB以内の領域はOSが管理できます。
>意味不明の説明
おそらくいろんな情報を根拠なくごっちゃにするので意味は不明になるでしょう。

プログラムは物理アドレス(メモリ）に直接アクセスすることはありません。まずこれが大前提。
OSは「仮想アドレス空間」を準備してCPUや各周辺機器(物理メモリを含む）を管理します。
(それ以前にデバイスI/Oのために数百MBを物理メモリアドレスに固定し予約しますが）
普通「使用できるメモリ」といった場合、この「仮想アドレス空間」のことを言います。
OSは「動的に」仮想アドレス空間を物理メモリにマッピングしていきます。

メモリを駐車場にたとえていうなら、実際に駐車場の区画はできているが、すぐにその区画を割り振るのではなく、OSが状況に応じ手元で仮の割り振りをしている、イメージですね。
ただしその設備で元々働く人のクルマ（=周辺機器/カーネル）のアドレスは固定で先に押さえてあり、一般客とは別れています。

そして32ビットアプリケーションには4GBのプロセスアドレス空間があります。
(第二の前提。ご友人が”２の何の乗がなんちゃらで。。。。。”と計算したのと同じことです）
32ビットのOSはやはり最大4GBのアドレス空間を管理できますが、その中にシステムとして仕事する分を割り振らないといけません。そこでアドレス空間を二つに分け、「カーネルモード/ユーザーモード」とします。標準の仕様はそれぞれ2GB/2GBになります。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms189334%28v=sql.105%29.aspx
アプリケーションはユーザーモードの2GBにアクセスできます。
これは「動的」な配置です。複数のアプリケーションにそれぞれ2GBの仮想メモリ空間を用意することもできますが、マルチスレッドOSの場合、効率的に同じアドレスを切り替えて使う場合が多いでしょう。

もし、実際に搭載するメモリサイズより仮想メモリ空間がオーバーフローするようなら、はみ出る分はページファイル(通常は物理ディスク上に配置）に書き込み、すいてきたら再度読み込みます。
(一般的にはここを「仮想メモリ」と理解するので混乱することが多いようです）

32ビットXPで4GB以上搭載しても意味がないかもしれませんが、2GB以上4GBまでは意味があります。
（OSが管理可能でありアプリケーションに割り振る資源という意味では）
ただしそこまでアプリケーションを実際に使用するのかどうか、は別の話です。