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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:線形代数 直交行列 回転行列)

線形代数:直交行列・回転行列について

このQ&Aのポイント
  • 直交行列と回転行列についての定義と性質を説明します。
  • 直交行列におけるベクトルの基礎体はCであり、回転行列におけるベクトルの基礎体はRに限定されます。
  • 回転行列は常に実数を成分とする正方行列であり、回転行列は直交行列である必要があります。

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noname#221368
noname#221368
回答No.12

 #10です。 >一点だけ気になったのですが、等長変換と直交変換は >同じではないですよね?  厳密には同じではないです。等長変換はアフィン変換の一種です(よって直交変換は特殊なアフィン変換です)。とは言えその前に、用語を確認させて下さい。自分は好き勝手に数学をやる方なので、この前のように皆さんと、用語がずれてる場合があります。アフィン変換とは、ある行列Aとベクトルξで、   y=Ax+ξ   (1) と書けるもの(x,yもベクトル)。これで良いでしょうか?。以下は、(1)で良いとした時の話です。  等長変換は、内積を不変に保つアフィン変換だと言えます。前回は等長変換T対して、T(0)=0(0は零ベクトル)、すなわち|x|=|T(x)|を無条件で認めましたが今回はそうしないので、等長変換をfで表します。等長変換の定義は前回と同じです。   |x-y|^2=|x|^2+|y|^2-2(x,y)           (2)   |f(x)-f(y)|^2=|f(x)|^2+|f(y)|^2-2(f(x),f(y))   (3)   |x-y|^2=|f(x)-f(y)|^2                (4) となりますが、(2),(3),(4)を特にy=0で考え、   |x-0|^2=|x|^2                     (2’)   |f(x)-f(0)|^2=|f(x)|^2+|f(0)|^2-2(f(x),f(0))   (3’)   |x-0|^2=|f(x)-f(0)|^2                (4’) において、(2’),(3’)→(4’)と代入すると、f(0)に関する関係式、   |x|^2-|f(x)|^2=|f(0)|^2-2(f(x),f(0))        (5) が得られます。そこで(2),(3)→(4)と代入し、(5)を持ちこむと、   (x,y)=(f(x)-f(0),f(y)-f(0))            (6) を簡単に導けます。よって(6)からf(0)=ξとして変換Tを、T(x)=f(x)-ξと定義すれば、やはり(6)から、Tは内積を不変に保ち、しかもT(0)=0かつ|x|=|T(x)|を成り立たせる変換なのは、明らかです。Tが直交変換であるとはまだ言えませんが、Tに対しては、同じく(6)から、   (x,y)=(T(x),T(y))                  (7) なので、ここから#10の話を始める訳です。そうしてTが直交変換である事を導けば、T(x)=f(x)-ξなので、  f(x)=Tx+ξ,Tは直交行列,ξはfに関する定数ベクトル. となり、fは、内積を不変に保つアフィン変換という事になります。 ※ 簡単な事なのにこういうのって、あんまり本には書かれていないんですよね・・・。「抽象的な話はいいからさぁ~」と昔はずいぶん愚痴りました・・・(^^;)。でも、じゅうぶん抽象的か・・・(^^;)。

RY0U
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 理解できました。 本当にありがとうございました。 仰る通りで、簡単そうに見えるのですがいざ証明しようと してもペンが進まず困ってしまいます・・・ さらに、参考書に書いてあるのは高度過ぎて・・・ お陰様で理解できました。 最後までお付き合い下さりありがとうございましたm(_ _)m

その他の回答 (11)

noname#221368
noname#221368
回答No.1

>回転行列は常に実数を成分とするとあるのですが、これはなぜなのでしょうか?  定義の問題ではあるのですが、成分に複素数を許す直交行列を、ユニタリー行列と言います。この立場では、実ユニタリー行列が回転行列になり、ユニタリー行列を直交行列と言ったとしても、回転行列とは余り言わない気がします。実際ユニタリー行列は、複素ベクトル空間の中の回転を表し(←ひどい言い方ですよね・・・(^^;))、実空間の中の回転とは少々違います。なので、直交行列=回転行列という立場もあり得ます。 >直交行列におけるベクトルの基礎体はCだが、回転行列におけるベクトルの基礎体はRに限定されるのでしょうか?  なので、回転行列におけるベクトルの基礎体はRに限定される訳ではなく、複素ベクトル空間の中で単に、実ユニタリー行列を考えただけだとなるのですが、実ベクトル空間と回転行列のペアが、最も素直なのは事実です。 >列成分で表される複素数を含む3×3直交行列があったとします。 >第一列の成分が、 >(a) >(b+ic) >(d) >で表される場合の第一列の大きさ(ノルム)は、 >(a) >(b+ic) >(d) >と >(a) >(b-ic) >(d) >の内積の平方根と言う認識でOKでしょうか?  OKです。こういうのを歪内積(のノルム)と言い、実ベクトル空間における内積を、複素ベクトル空間に拡張する標準的な方法です。歪内積においては、ノルム2乗は必ず正の実数値になり、歪内積の結果は一般に複素数ですが、歪内積0のときは直交なので、計量空間(内積を持った実ベクトル空間)は、複素計量空間(歪内積を持った複素ベクトル空間)へと拡張されます。  でもちょっとだけ面倒臭い場面があって、複素ベクトル空間の部分空間に限定すると、複素ベクトル空間(部分空間)に(歪内積でなく)内積を適用した方が有用な時もあります。その例がミンコフスキー空間です。  ミンコフスキー空間の(歪でない)内積は、常に実数値の結果を与えますが、ノルムの2乗が負のケースも許すので、擬似ユークリッド空間と言われたりします。  擬似ユークリッド空間のような例もない事はないのですが、物理でもやってない限り、余り深刻に考える必要はないと思います。歪内積を持った、複素計量空間が基本です。

RY0U
質問者

補足

ご回答本当にありがとうございます。 おおよそ理解できました。 理解できない点に関して追加質問させて下さい。 複素数を成分に含む直交行列をユニタリ行列というのですね。 itukadarekatoさんの仰るように直交行列もやはり実行列の概念 なのでしょうか? ミンコフスキー空間についてですが、 これはミンコフスキー時空と言われるものですか? 私の認識では相対性理論を定式化する上で用いられた 3次元ユークリッド空間に時間の概念をあわせたものと認識しています。 擬似ユークリッド空間とはアフィン空間のことでしょうか? 以上、お手数ですがご回答よろしくお願い致します。

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