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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:知行合一とは何か? )

知行合一とは何か?陽明学で知行合一と言うことを言います。

gadovoaの回答

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  • gadovoa
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回答No.1

面白い命題ですね。 このような問題に会えるのも「教えて」の良い所ですね。 >なぜ、こんな当たり前のことが  「陽明学」という一派が成り立つほどに  (立派なことのように)言われるのでしょうか? >「知っているなら行動せよ」  あるいは「知識は行動を伴ってはじめて完成する」  というほどの意味です。 まずこの出だしで間違っています。 >知っているなら行動せよ。 >知識は行動を伴って初めて完成する。 これでは既に知と行が乖離しています。 本来知と行は同一しているというのが真意です。 ここは根本なので 中々一回で急所を掴むことはできないと思いますが、 できるだけ簡単に説明します。 (私のような中途な人間が説明すること自体が おこがましい限りではありますが) 逆説的に考えて見ます。 あなたは親や恋人等大切な人を 包丁等でメッタ刺しをして殺したいと 思ったことは無いですよね? 思いもしないから行動になんて出ません。 逆も真なりで、 思うことは既に行動しているということです。 昨今(中世)の学者は 思うことと行動することは二元的であると考えていました。 タバコを吸うと病気になる。(知) タバコを吸わない(行) タバコを吸う(行) 病気になることを知っているから吸わない。 これは知行が合一していますが、 病気になることを知っていてもタバコを吸う というのは陽明的に言えば「知らない」ということなのです。 タバコの害を知らないから吸う。 しかし、先ほど言ったように中世の学者は 知っているけど、タバコを吸う。 これは知と行は乖離していると説いたのです。 この二元論では「心即理」「至善」「未発の中」 のような考えには至れないのです。 元々陽明は知行合一を説いたのではなく、 理を求めていました。 それは孔先生が説いたものと同じです。 話は変わりますが金で重要なのは量ではなく質ですよね。 人間も同じく、粗悪な情報社会で損得勘定に沿って 大衆迎合し俗物になり人間としての品位を落とすより、 粗悪な物を排除してより純金のように 質の高い生き方をした方が善いと説いたのです。 その中で知行合一を説いただけです。 陽明の素晴らしい所はその論理的な知であって、 先ほど言ったように善く生きるためのことが書かれているのです。 知ったか人間を戒めようという本ではありません。 しかし、善く生きるために知ったか人間を戒めているとも 言えるでしょう。 この本は(他の哲学書と同様) 薬のようなものなのです。 もしあなたが今聞きたいことや解決できなことに対して 答えが合致していたのなら、 私のこの意見も薬となり効き、あなたの思考の曇りを晴らすことが できるでしょう。 しかしそうでないのなら、この意見や本は毒にしかなりません。 もしこの回答に興味があるなら 是非「伝習録」王陽明 中央公論社を読んでほしいです。 この部分がわかれば形而上学やソクラテス等を読んでも 理解しやすいかと思います。

arakan
質問者

お礼

 さっそくの回答ありがとうございました。   ご指摘のとおり、伝習録を読みなおしました。  どうやら、儒教、なかんずく孟子(の義)を再興した  朱子の学派(12世紀)が三百年もたって  形骸化し(理に傾きすぎ)、さらにそれを再生すると言う形で  探求を重ね、良知に至ったのが  王陽明(15~16世紀)だったというところが真相のようですね。  私たちは後世から見るので  その時代環境を見落としがちになるので  違和感があるということのようです。  ご回答ありがとうございました。    

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