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日本国債が買われるとなぜ長期金利が下がるの?

ニュースでユーロ安で、日本国債が買われて長期金利が下がると言ってました、この仕組みがわかりません、ごぞんじの方教えてください。

  • glotte
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  • 債券
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質問者が選んだベストアンサー

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noname#212174
noname#212174
回答No.5

ANo.3です。 >発行したときの金利じゃなくて、今買うと、この金利という為替相場みたいな感じでしょうか? おっしゃるとおりです。 債券先物のグラフを貼っておきましたが、一見株や為替のグラフと違いがわからないと思います。 ですから、国債も値上がりや値下がりで利益を狙う投機売買の対象になっています。 もう一方の金利(利回り)のグラフも同様で、「金利そのもの」の値動きを取引できる「金利先物」というものもあります。 『ユーロ円3ヵ月金利先物チャート』 http://www.tfx.co.jp/mkinfo/chart.shtml いろいろ紹介しましたが、あまり難しく考えず「値動きのあるところに投機あり」と考えておけば良いかと思います。 その国債投機の結果が金利の変化につながり、金利の変化が国債投機に影響を与え、と全てが関連しています。結果的に投機が調整役を担っているということになります。 「投機」というと「ギャンブル」というイメージがありますが、不特定多数の様々な思惑の参加者がいることで結果的に公平が保たれるという側面があります。 もし投機が全面禁止になれば、すべての価格(や金利など)は国家・政府(官僚や政治家)が決定することになります。 分かりやすところでは社会主義や共産主義は投機を禁ずる場合がほとんどです。 どちらが良い悪いということではなく、完璧なものはないのでバランスの問題です。 話が脱線しましたが「日本国債が買われて長期金利が下がる」は現実には同じ事を表現しているので、「日本国債が買われた(=長期金利が下がった)」としたほうがわかりやすいかもしれません。 また長くなりました。 失礼致しました。

glotte
質問者

お礼

回答ありがとうございました。よくわかりました。

その他の回答 (4)

  • rokutaro36
  • ベストアンサー率55% (5458/9820)
回答No.4

単純に説明しましょう。 貴方が、10年後に1万円になる商品を売りたいと思います。 (1)買いたい人が少ないので、どんどん値引きして、5000円で売りました。 10年後に倍の1万円になるので、かなりの高利率です。 (2)買いたい人が多いので、9900円で売れました。 10年後に1万円になるので、買った人の利益は100円です。 つまり、買った人にはほとんど利益がない、低金利です。 国債もこれと同じ原理です。 買う人が少なければ、利率を上げて、買う人の利益を多くしなければ 売れません。 買いたい人が多ければ、利率を下げて、買いたい人の利益を下げても 買ってくれます。 今回は、ユーロという通貨を持っていても、どんどん価値が下がるから、 ユーロの代わりに、日本国債を持っていたいという人が多くいた、 ためです。 国債を買いたいという人が多かったので、国債の価格が上昇…… つまり、利率が低下したのです。 ただし、ユーロが下がっても、日本国債にシフトするとは限りません。 たとえば、日本国債よりも、米国国債の方が魅力的ならば、 そちらに流れます。

glotte
質問者

お礼

回答ありがとうございました。具体的によくわかりました。

noname#212174
noname#212174
回答No.3

長いですがよろしければご覧ください。 まずはじめに結論から申し上げますと「国債価格」と「金利(利回り)」には「片方が上がるともう片方が下がる」という「シーソー」のような関係があります。 以下順を追って解説してみます。 一般的には国債は買ったら満期までじっと持っているものというイメージがありますが、銀行や生保などの金融機関、いわゆる機関投資家のあいだで売買されている国債は満期を迎えるまで活発に売買されています。 ※一般の人にもなじみのある「個人向け国債」と通常ニュースで取り上げられる国債とは取引の仕組みが違っています。 売買といっても国が買い取るわけではなく、あくまで投資家同士の間での売買です。 ですから「日本国債が買われて」というのはもっぱらそのような投資家同士の市場において買いたい人(の割合)が増えたということを表現しています。 ご存知のように物の価格は需要の増加で上昇しますから取引される国債価格は上昇します。 ※額面金額が決まっているはずの(固定金利の)国債価格が上昇するというのを不思議に思われるかもしれませんので念のため国債の基本的仕組みから説明していきます。 国債はたとえば額面100円で発行されたら償還(満期)の時は元本自体は増えも減りもせず額面通り100円で(お金)が返ってきます。 国が支払う金利も発行されたときに決まっていますから途中で変わることはありません。(固定金利の場合) しかし、投資家同士が売買するときは「お互いが納得した値段で」自由に値段が決まります。 たとえて言うならオークションで付く値段のようなものです。(人気次第で販売時の価格より高くなったり安くなったりします。) つまり、買いたい人が増える(あるいは売りたい人が減る)と額面100円の国債が100円以上の値段で取引されるようになり、逆に買いたい人が減る(あるいは売りたい人が増える)と値段が下がります。 ここで必要になってくるのが「利回り」という考え方です。 「利回り」をごく簡単に言うと、「金利」だけではわからない「実質的な利益(儲け)」を考えるのに便利なのが利回りです。具体的に見ていけば非常に簡単です。 たとえば、「額面100円、金利5%、10年満期」の国債があったとします。すると満期に受け取れる金額は、 100円+(5円×10)=150円 なので 100円の投資に対して50円の利益ということになります。 1年あたりでは5円の利益ですから、 「投資金額100円に対して1年あたりの利益は5円」 つまり、「利回り」は 5円÷100円=5% となります。(※当たり前の計算ですが比較のために少々回りくどい考え方をしています。) では、この国債を「105円」で買ったとします。(わかりやすく金利も全て受け取れると仮定します。) すると、満期に受け取れるのは上記と同じ150円ですが、投資金額が「105円」なので利回りは違ってきます。 「投資額105円」ですから「利回り」は、 5円÷105円≒4.76%  となります。(※「国債価格が上がって利回りが低下」しました。) 発行済みの国債の利回りは「長期金利」というものの代表的な指標(目安)なのであらゆる取引の基準金利となっていきます。 もちろんこれから発行される新規国債の金利の決定プロセスにも影響を与えます。 以上が国債価格の(取引価格の)変化と金利の関係のごく大ざっぱな説明となります。 ※わかりにくくなるので除外しましたが、国債には「先物取引」という国債を直接売買するのとはまた違った取引もあって、そこで行われる取引は当然ながら上記のような直接の国債売買と密接につながっています。ですから「取引所価格」を見ていれば国債価格の変化が容易に分かります。 「債券先物チャート」 http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/tm/chart.cgi?code=0435 「長期国債利回り」 http://www.miller.co.jp/chart.cgi?0503I ※利回りのチャートは先物価格チャートを上下ひっくり返したようなチャートになっているのがお分かりいただけると思います。(期間を調整するとよく分かります。) (参考) 『債券投資のしくみ』 http://www.takagi-sec.co.jp/start/saiken/shikumi.php 『国債の値段(価格)が上がると金利(利回り)が下がり、価格が下がると利回りが上がるのはなぜですか?』 http://manabow.com/qa/kokusai.html 『国債と金利の関係を整理する』 http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20101014/216635/ ※不明点、間違いなどありましたらご指摘ください。

glotte
質問者

お礼

回答ありがとうございました。よくわかりました。URLもとても参考になります。

glotte
質問者

補足

発行したときの金利じゃなくて、今買うと、この金利という為替相場みたいな感じでしょうか?

  • kuroneko3
  • ベストアンサー率42% (250/589)
回答No.2

 国債は市場で流通している代表的な金融商品ですから,国債の金利は市場金利全体に大きな影響を及ぼすものと考えられています。  そして,ユーロ安(=円高)で日本国債の人気が上がると,国としては安い金利でも国債を買ってもらえることになりますから,国債の金利が下がり,国債の金利が下がると日本の金融市場全体で金利水準が下がるというわけです。

glotte
質問者

お礼

回答ありがとうございました。よくわかりました。

  • 1ga4tsu
  • ベストアンサー率25% (3/12)
回答No.1

ユーロはギリシャの問題を初めとして、イタリアやスペイン他の国々も色々借金が返せるかどうかなど、信用が疑われてるはしってますよね? 先日、フランス国債が最大の格付けを失いました。そのことで、今もユーロを手元から離す投資家が後を絶ちません。 投資家が、ユーロをドルなり日本円なりに替えた時、その変えて余ったお金をどこかに投資しようと考えます。 その投資先として有望なところの一つに日本国債があります。 国債は、皆が買えば、金利が低くても簡単に貸し付けられます。逆に、買い手がいない場合は、金利を高くすれば、買ってくれる人が出てくる可能性が出てくるでしょう。 親友に金を貸す時は、ほとんど無利子で貸すでしょうが、そこらへんのホームレスに金を貸す時は、帰ってくるか信用がないので、それに見合う利子がほしいですよね?(例えがヘンテコですいません) 以上の説明でお分かりいただけたでしょうか?もし、分かったなら幸いです。

glotte
質問者

お礼

回答ありがとうございました。よくわかりました。

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