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「御飯だけ炊いておいて」について

母親が、留守番の子供に、「御飯だけ炊いておいてね」と言っていました。 この言葉、よく耳にすると思いますが、ちょっと論理的でない気がします。 揚げ足を取って、「御飯の他に炊くものがあるの?」と聞きたくなるからです。 本来なら、「御飯炊きだけしておいてね」と言うべきだと思うのですが、このような変な語順になるのは、変形文法か何かの理論で説明できるのでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

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  • garamond
  • ベストアンサー率53% (1119/2111)
回答No.7

おっしゃる通りです。 副助詞類の早使いと共通する問題です。 「マンガを読んでばかりいないで勉強もしなさい。」  ↓ 「マンガばかり読んでいないで勉強もしなさい。」 本当は何かを読むことを前提にしているわけではないのですが、 「ばかり」を後に取っておかないで早く使ってしまいたいのです。 親の言うことを聞いていさえすればいいというものではない。 親の言うことを聞いてさえいればいいというものではない。 親の言うことさえ聞いていればいいというものではない。 何かを聞くことを前提にしているわけではなくても、「さえ」を後まで取っておくことによる緊張(忘れずに「さえ」を使わなければいけない)から早く解放されたいのです。

noname#153348
質問者

お礼

有難うございます。 副助詞類の早使いということは、初めて聞きました。勉強になります。 緊張から早く解放されたいという点は、発話時の気持ちを考えると納得できます。

その他の回答 (9)

  • thegenus
  • ベストアンサー率49% (330/673)
回答No.10

より正確には、とおっしゃる、「ご飯炊きだけは、しておいてね」と言い改めた場合、他にも仕事があるという意味も含んできますよ。 伝える事が、ごはんを炊く事だけならば、ご飯だけ炊いておいてね、になります。 ご飯「だけ」炊いておいてね、の文に味噌汁を煮る可能性の意味は含まれません。この文を論理的に議論すれば、ご飯以外を炊くなという条件が見出されますが、それを伝達する文ではありません。一方、ご飯炊き「だけは」、しておいてね、は他をするなという条件は見出されませんが、今度は、ご飯炊き以外の作業がある事を伝達する文になっています。 他の可能性も含む文にしたい時、ご飯「だけは」、炊いておいてね、になります。 しかしそうではないのですから、つまり、他はさておき、ご飯を炊いておいて欲しいのですから、ご飯だけ、炊いておいてね、が論理的にも慣用的にも正しいのです。

noname#153348
質問者

お礼

有難うございます。 そうですね。「ご飯炊きだけは、しておいてね」というと「できれば、他にもやっておいてほしいことはあるけれども、少なくともご飯炊きだけは、しておいてね」と理解されてしまいますね。 後半のご指摘は、私にはちょっと難解なのですが、もう少し考えてみたいと思います。

  • thegenus
  • ベストアンサー率49% (330/673)
回答No.9

「ご飯炊きだけしておいてね」の方が論理的ではありません。 他をしたらイケナイという意味になります。 「ご飯だけ炊いておいてね」は他のものを炊いてはイケナイと解しても論理的に問題ありません。 ご飯だけ炊けば、あとは何をしてもいいのです。 「だけ」の意味を論理的に考えればそうなると思うのですが。 何よりも「しておいてね」と「炊いておいてね」の違いです。

noname#153348
質問者

お礼

有難うございます。 「ご飯炊きだけしておいてね」は、より正確には「ご飯炊きだけは、しておいてね」となると思います。 「後片付けだけは、しておいてね」、「戸締りだけは、しておいてね」と同様です。 「だけ」の意味ですが、少なくとも私の当初の理解は、「同類のものが他にもあるがそれらは除く」ということです。とすると、「ご飯」の同類は、「おかず」や「味噌汁」でしょうか。 質問は、母親の発言「ご飯だけは炊いておいてね」は、「掃除や洗濯はしなくていいし、おかずや味噌汁も作らなくていい」つまり、数ある家事の項目のうち「ご飯炊き」だけをお願いしたと理解されるので、その論理性はどうかというものでした。

回答No.8

だいたい質問の仕方がまずいと思います。同じご質問を2回送信してしまったら、速やかに一方は閉じるものではないでしょうか。おまけに、揚げ足取りのような疑問と、本当にお聞きになりたいこととを無造作に並べているし。 もっとも、揚げ足取りのほうに反応して、「だけ」と「しか」の対比で回答した私も、ちっとも賢くないのだった。ご質問者が聞きたいのは語順について、すなわち下記のような点だという。 〉 私の疑問は、「だけ」という語が本来は行為全体にかかるべきなのに目的語に付いているのは何故かという点です。 これについては、他の回答者さんたちが既に解明なさった。私も追随して回答すると、比較的新しい文法用語で「主題の提示」「提示の助詞」「取り立ての助詞」などといわれているらしい。 「象は鼻が長い」という有名な例文がある。この「は」は、この文の主題を提示する助詞とされる。提示の助詞ともいう。 しかし、「だけ」も提示の助詞だったかな……と今調べてみたら、「取り立ての助詞」という概念に発展して盛んに研究されているようだ。日本語の先生のサイトで「取り立ての助詞」として、「は」「だけ」「しか」「さえ」、その他多数が挙がっている。 つまり、この場合の「だけ」は、文の主題を取り立てて限定する(強調するともいえる)。話者は主題を後出しするより、先に提示したいことがあるだろう。そのとき、「だけ」は比較的文頭に近い語に付くだろう。 「御飯炊き『だけ』しておいてね」より、「御飯『だけ』炊いておいてね」となる。 「洗濯機を回す(こと)『だけ』しておいた」より、「洗濯機『だけ』を回しておいた」となる。

noname#153348
質問者

お礼

詳細にわたるご教示有難うございます。ちょっとした疑問だったのですが、問題の奥は深いことがわかりました。 なお、同じ質問を2回してしまったことは気になっていましたが、取り下げ方が分かりません。今も、分かっていません。宜しければ、こちらもご教示ください。

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.6

あくまで私見ですが、主題提示の係助詞「は」の省略と考えることもできるような気がします。 「御飯だけ」を目的語ではなく主題として捉えてはどうでしょうか、ということですが。 なぜ省略するかというと、敢えて主題提示することによって大層な表現にならないようにでしょうか。 特に良くはないが、軽く褒めたいような場合の「これ、いいね」などと似たような感覚。    

noname#153348
質問者

お礼

有難うございます。 主題提示ですか。 「御飯だけ(について言いますが)、炊いておいてね」というイメージですね。 「これ、いいね」も「これ(について言うけど)、いいね」っていう感じですね。 ご指摘の点は、私のもう一つの質問 路線バスの、「次止まります」について にも共通するものがあるような気がしてきました。

回答No.5

だけだけ考えているから、ご理解に至らないのではないでしょうか。 限定の意を表す助詞は、「だけ」だけですか? 「しか」もありますね。両者を対比させてみると、細かい意味合いが浮かび上がってきます。 「寝る前に、ストーブだけは確実に消してください。」・・・ストーブ以外に消すものがあるのか。 ないこともない。電気も消してくれた方がいいが、ストーブと違って点けっぱなしでも火事にはならないし、まあどっちでもいいか……。 「ストーブしか消さないでください」 気を利かしてストーブ以外を消してはならない。防犯のため、電気は終夜消さないで。 なお、類語事典で「炊く」を調べたら、西日本などでは「豆を炊く」のように、米以外についても使われるという。 〉 揚げ足を取って、「御飯の他に炊くものがあるの?」と聞きたくなるからです。 それを薮蛇という。追加のご用事を頼まれちゃうぞ。 〉 「御飯炊きだけしておいてね」 気が利く子なら、母の真意をコンテキストから忖度するものだ。これを「御飯炊き以外は無用」としか解釈しない子は、日本語能力が低い。

noname#153348
質問者

お礼

有難うございます。 確かに、幅広く検討するためには「だけ」だけでなく、「しか」、「も」、「こそ」等々も見てみる必要がありますね。 ただ、「ストーブ以外にも消すものがある」=電気等、「御飯以外にも炊くものがある」=豆等というご指摘については、私の例示が悪かったために挙げられたものと思います。 私が言いたかったのは、 動詞が共通しない場合でも目的語に「だけ」を付ける ことが見受けられるということです。 「カーテンは閉めなくていいから、ストーブだけ消してください。」 「茶碗は洗わなくていいから、テーブルだけ拭いておいてください。」 などでご理解頂けるでしょうか。

noname#204879
noname#204879
回答No.4

「御飯だけ炊いておいてね」を不自然に感じないのは、「御飯だけ(をお願いね、)炊いておいてね」と後半部分は念押しをしているからではないかと。同様に… 「電気だけ消しておきました」=「(何かし忘れたことがあったかも知れないけど)電気だけ(は忘れずに)消しておきました」 「ストーブだけは確実に消してください」=「(ともかく)ストーブだけは(忘れずに)確実に消してください」

noname#153348
質問者

お礼

有難うございます。 本来は、もっと長い表現とすべきところを、短縮して省エネしたと言うことですね。

回答No.3

そういう意味ですか。 だったら、「強調」じゃないですか。国語としての専門用語は知りませんが。

noname#153348
質問者

お礼

有難うございます。 「強調」というのは確かにその通りだと思います。 「限定」するということは、他のことは「否定」又は「無言及」とするわけですから、「強調」とも理解できると思います。ただ、語順についての疑問は残りますが。

回答No.2

煮物も、炊くって言う気がしますけど。 なので日本語としてはおかしくないと思います。 おそらく、かまどの頃の日本語が残っているんじゃないんですか。

noname#153348
質問者

お礼

有難うございます。 私の説明が不十分だったと思います。 「御飯だけ炊く」の他に次のように多くの例が挙げられます。 「部屋のカギは掛けずに、電気だけ消しておきました。」・・・電気以外に消すものがあるのか。 「寝る前に、ストーブだけは確実に消してください。」・・・ストーブ以外に消すものがあるのか。 等々 つまり、「だけ」で限定するのは、行為そのものなのに目的語に「だけ」が付いているわけです。 これは、変形文法等で説明できるのかと思った次第です。

  • eeb33585
  • ベストアンサー率18% (283/1495)
回答No.1

説明はできないと思います。 それ以外にも、 頭を刈る 風呂を沸かす 風呂が沸きました ・・・ 色々あります。

noname#153348
質問者

お礼

有難うございます。 私見ですが、ご提示の例は、動詞の意味を広くとらえて、プログラミング言語のオブジェクトとメソッドの様な理解をすれば、説明ができると思います。(詳しくは、ここでは省略します。) で、私の疑問は「だけ」という言葉がなぜ「御飯」付いてしまっているのかという問題です。本来、「御飯を炊く」という行為全体に付くべきではないかと思ったわけです。

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