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アニメの主題歌
こんにちは。 ちょっと思ったのですけど、最近アニメの主題歌(EDとか)同じレコード会社で固めていることって多くありません? 新しいOP・EDになっても同じレコード会社の違う人がやっていたり。 あれって昔からでしたっけ? (犬夜叉はエイベックスでガンダムSEEDとワンピースはソニーでしたっけ?) ああいうのはどういう仕組みになってるんですか? 人気のあるアニメの主題歌権(?)みたいのをレコード会社が買い取っているんですか? それとも、アニメの製作会社がレコード会社に一連して頼んでいるんですか? もし、何かわかる人がいたら教えてください。 少し気になったので・・・。 お願いします。
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>最近アニメの主題歌(EDとか)同じレコード会社で固めていることって多くありません? たしかに、ここ10年ぐらいでマスコミなんかで注目される機会は多くなりましたけど、これはかなり昔からですね。 >主題歌権(?) 多くのレコード会社は音楽(CD)のほかに映像(VHSやDVD)も販売しています。ある作品において、「主題歌を歌っているアーティストの所属レコード会社」と「DVDを販売しているレコード会社」が同一であることが多いことにお気づきでしょうか?。これがいわゆるタイアップというもので、相乗効果でその作品に関する商品の売り上げがアップするだろうという考えですね。大物アーティストの起用が多いのもこのためで、その方がより話題になるからですね。 (もちろんバンダイビジュアルのように自社で音楽の販売を行っていない場合など、上にあてはまらない場合もありますが。)
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●BGMについて BGMは製作プロダクション(サンライズとか)が作曲家に「このシーン用にこんな曲を」と発注して作ります。 このCD化の権利をレコード会社が買い取るわけです。 70年代までのアニメの主題歌も同様の制作方法でした。 昔はOP/EDは「番組の顔」でしたので途中で替えることはなかったですし、レコードはA面:OP、B面:EDで1社からの提供になりました。 現在では殆どのアニメにキングレコード等のレコード会社が製作委員会のメンバーとして製作初期から参加しています。 ●製作委員会 アニメの制作費は1本1000~1500万円。1年シリーズだと5億円以上になります。 これを1社で負担するのは「こけた」時のリスクが大きいので、複数の会社でリスクを分担し、相応の著作権料による利益回収を行うために組織されるのが製作委員会です。 なお、放送時にスポンサーから製作プロダクションが受け取る制作費は700万円程度で、赤字分をグッズ販売による著作権料で回収しています。 グッズが売れないと製作できないわけです。 70年代まではテレビ局、製作プロダクション、玩具メーカー、広告代理店が、ビデオが普及した80年代からはレコード会社が、90年代以降はゲーム会社が参加することが多くなりました。 グッズの販売利から支払われる著作権料をいったん製作委員会にプールし、負担比率に応じてメンバーで「山分け」するわけです。 「ガンダムSEED」の場合、製作委員会メンバーの負担はつきのような感じですね。 ・サンライズ 番組製作を負担、制作費と番組全般の著作権料を回収 ・バンダイ(ビデオ・ゲーム・玩具展開の権利を取得) 番組スポンサー料を負担、グッズ売上と意匠著作権料を回収 ・ビクターエンタテイメント(CDの権利を取得) 音楽制作を負担、CD売上と音楽著作権料を回収 ・ソニーミュージックエンタテインメント 主題歌と番組スポンサー料を負担、CD売上と音楽著作権料を回収 ・NTTコミュニケーションズ 番組スポンサー料を負担、ネットによる配信権を取得 ソニーミュージックエンタテインメントからは篠原廣人さんが音楽プロデューサーとして参加し、主題歌製作を受け持っています。 製作プロダクションは歌手のギャラを負担せずにすみ、レコード会社としては番組をプロモーションに利用できるというメリットがあるわけです。
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回答ありがとうございます。 「(アニメの題名)制作委員会」って最近良く見ますけど、そういうことだったんですね。 名前が妙に学生くさくて面白いなと思っていたんですけど、つまりクレジットにたくさんの会社の名前を入れるとややこしいのでプロジェクト名みたいなものだったんですね。アニメごとにメンバーが変わるからあんなやっつけな(笑)名前なんでしょうかね。 それだけ一本のアニメに関わる会社の量が増えたってことですよね?それで最近アニメの作品数が増えたのでしょうね。数うちゃ当たるみたいな感じで。こけても損は少ないようにできているし、当たればラッキーみたいな感じでしょうか? でも、山分けってことはそれだけリターンも少ないってことですよね?だからどんどん作っているのかなぁ?それとも、それだけ需要が多いともいえますよね。 ガンダムはBGMと歌は別のレコード会社で作られているのですね。ということはサントラの中に歌は入れられないということでしょうか?そういえば、シングルコレクションみたいのが出ていましたもんね。 確かに一度出した歌をまとめてもう一度CD化するにはたくさんの局が必要ですもんね、あれだけ曲が変わるはずだ。 詳しいお話ありがとうございました。
- progx200xi
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>アニメの制作が決まった時にすでにDVD化の時のレコード会社とかはもう決まっているということなんでしょうか? レコード会社のプロデューサーが企画した作品でなければ、さすがにそこまでは早くないですね。ただ、雑誌などに放送開始の情報が載った段階あたりでは既に決まっている場合がほとんどですね(でないと主題歌やBGMがない状態でオンエアなんていうとんでもないことになりますしね(笑))。 >「アニメはDVDなどがより売れるように流しているCMみたいなものだ」 「制作費を関連グッズの売り上げ(によるロイヤリティ)で回収しよう」ということですね。1995~1996年あたり以降に限れば、そういう考えの作品がほとんどといっていいのではないかと思います。ある意味、OVAの延長のようなものです(特にオリジナル作品のOVAはソフト自体が「グッズ」になりますので)。以前は「水もの商売(放送が終わったらそれっきり)」といった感じが多かったのですが。 ただ、最近は海外展開やネット配信などのように若干ですがこれ以外の制作費回収方法もあるようです。 >それだけお金が掛かっているんでしょうね。 平均的なTVアニメで1話あたり700万~1300万円ぐらいと聞いたことがあります。結果的に、たとえ1クール作品でも数億単位の費用がかかる計算になりますね。 (あくまで計算上の話です。実際には総費用はもっと安いはずです。) >バンダイってアニメも作っているんですか?アニメはサンライズだと思っていました。 バンダイはあくまで「おもちゃ」のメーカーなのでアニメそのものは作っていません(映像ソフトは子会社のバンダイビジュアルが担当)。アニメ制作会社からみればスポンサーということになります(そういう意味ではゲーム会社も広い意味での「おもちゃ会社」ですね)。その立場を利用して「このおもちゃを作中に目立つように出せ」と制作会社に要求するわけですね(笑) >アニメ会社はレコード会社の子会社みたいなものなのでしょうか? 少し前にサンライズと葦プロがバンダイの系列になりましたが、日本国内の制作会社はほとんどが「独立の中小企業」です(もちろん「大企業」といえる規模の制作会社もいくつかありますが)。 立場的に言えばレコード会社が一番強く、次におもちゃ会社や広告代理店や出版社、その次にその他のスポンサーといったところです。ちなみに放送局の立場の強さの度合いは作品によってかなり違うので一概には言えません。相対的に、制作会社はかなり弱い立場になっています。
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またまた疑問に答えていただきありがとうございます。 雑誌に乗った時点ということは普通の人が目にした時はすでにDVD化の話まで決まっているということですよね?なんかそれってすごいですね。一視聴者から言わせていただければ、海のものとも山のものとも当たるかこけるかも分からないものをDVD化して売り出すなんて結構賭けな感じがするのですが・・・。だからアニメはどんなに視聴率が悪くてもドラマみたいに打ち切りとかにはできないのでしょうね。結構ハイリスクな世界なのですね。 その割には最近ものすごい量のアニメをやっているのはそれだけ皆当たっているということなんでしょうね。 >700万~1300万円 !!びっくりです。新しいアニメが始まるたびに「これはつまらなそう」とか簡単に思っていましたけど、これからはなんだかそう簡単に思えそうにないですね。(笑)だからスポンサーも必死でマンガには出てきていないおもちゃを無理やり作ってそれを前面に押し出したアニメなんか作ったのでしょうね。でも、おもちゃ系はなぜか少女漫画のアニメに多いような気がするのは何故でしょう?(笑) バンダイとバンダイビジュアルは別の会社なんですね、ジャニーズエンタテイメントみたいなものでしょうか?(笑)発注しなくて言い分お金も掛からないし、好きなようにできるからなんでしょうね。 製作会社も今は大変でしょうね。これだけアニメがあふれ返っていると毎日こんなアニメはどうでしょうという企画会議をスポンサーにたくさん出さなくちゃいけないんでしょうから。そして無茶なことを言われ、頭をいためる。・・・この辺は普通の会社とあまり変わりませんね。(笑)きっとここ何年かで製作会社もぐっと増えて競争率も高そうですし、それにしてもアニメの作品数増えましたよね。民放でもそうですけどBS,CSもできたからですからね? 読んでいて勉強になりましたし、あーでもないこーでもないと勝手に考えて楽しめました。 興味深いご意見、本当にありがとうございました。
お礼
さっそくの回答ありがとうございます。 >「主題歌を歌っているアーティストの所属レコード会社」と「DVDを販売しているレコード会社」が同一であること なるほど、つまりアニメがDVD等になったときの売り出す部署と歌手を取り扱っている部署が手を取り合って会社の利益を高めようということなのですね?ということはアニメの制作が決まった時にすでにDVD化の時のレコード会社とかはもう決まっているということなんでしょうか?そう思うとアニメもたくさんの人がかかわっている一大プロジェクトなのですね。 ドラマとかは結構作りっぱなしな感じがしますけど、アニメはDVDしかり、キャラクターグッズ然り、マンガにしたり、小説にしたりといろいろ付属品がついてきますからね。会社側はより、利益を得たいというところでしょうか? 誰かが「アニメはDVDなどがより売れるように流しているCMみたいなものだ」というのを言っていたのを聞いたことがあります。それだけお金が掛かっているんでしょうね。 >もちろんバンダイビジュアルのように自社で音楽の販売を行っていない場合など、上にあてはまらない場合もありますが バンダイってアニメも作っているんですか?アニメはサンライズだと思っていました。 じゃあ、それぞれのアニメ会社はレコード会社の子会社みたいなものなのでしょうか? う~ん、なんかすごい大きなお金が動いているんだなって言うのが分かりました。 ありがとうございました。