• ベストアンサー

アメリカの保守派が健康保険に反対する理由は?

 アメリカの保守派が健康保険にかなり激しく反対する理由が分かりません。 当初は、財政的な見地からかなとも思いましたが、どうも思想的、倫理的に激しく反対している模様で。 本来のキリスト教的博愛主義の見地からすれば、国民の何割もがまともな医療を受けれない状態とか、病院の救急車が公園にホームレスを捨てていくとか、そんな状態を改善することに、何の問題もないと思われるのですが?  どうも何かとアメリカの保守派の発想が理解しがたいことが多いです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • blackhill
  • ベストアンサー率35% (585/1658)
回答No.7

 この質問に関するもっとも適当な回答は、P.クルーグマン『格差は作られた』(早川書房2008年)を参照することだと思います。大変評判になった著作であり、この年、クルーグマンがノーベル経済学賞を受賞したこともあって、大学で経済学を学んだひとなら読んだことがあるはずです。  アメリカの保守派は、自分たちが稼いだカネを黒人たちが食い物にしていると思い込んでいる。大きな政府は、こうした制度を助長するから悪なのだというのが彼らの主張であると著者は指摘しています。その尻馬に乗る人々は、日本にも少なくありません。  しかし、豊かな人々は、本当に自分の力で富と権力を築いたのだろうか。いや、親が豊かであり、恵まれた環境で育ったからではないか。自分たちの特権的な地位を守り、格差を固定化することに汲々としているのが実際ではないだろうか。自由や平等をうたい文句とした建国の理念は、どこに消えたのか。  思想的・倫理的に激しく反対しているというのは見せ掛けで、人種差別を覆い隠す隠れ蓑にすぎない。これが著者の結論でした。

その他の回答 (6)

  • ayse2009
  • ベストアンサー率26% (52/193)
回答No.6

こんばんは。 アメリカの詳しい事情も知らないのに推測のみで回答させて頂きます。 いや発言させて頂きます。 健康保険制度の維持なんて土台むりなんじゃなですか? 国として発展途中で、高齢化が進んでいいない以前の日本のような 状態であれば、維持可能かも知れませんが、日本だってで維持できない 状況ですよ。 国民健康保険の保険料も高さなんて法外な金額ですよ。 それはあなたの収入が高いからですなんて言わないで下さい。 ごく普通です。 つまり国保の加入者は、保険料は収めないがよく医者へ掛かる人ばかりなんです。 日本の例で言えば、組合健保や国保組合は解散で、すべてひとつにまとめないと 維持できない状況です。 その次にやるのは切り捨てです。 この状態にあるのがアメリカだと思います。 人権派面して、貧乏人いや保険料も税金、収めないと人にの面倒なんか見れる 状況ではないのです。 アメリカは、一度日本のように皆保険制に踏み出してしまったら戻るのは大変なので 嫌がっているんだと思います。 日本人がまず気づく必要があります。 お金のある人と無い人の命の重さは違っても仕方ないんです。 お金がなければ最高の医療を受けられないだけでなくのほどほども受けられる 最低限の痛み止め程度の医療でないと税が高くなり過ぎて国が維持できない 状態が近づいているんです。

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7194/21844)
回答No.5

米国は自己責任という意識が強い国です。 それは自由の裏返しでもある訳です。 そして、米国の貧困層てのは、多くは働いて いません。 産まれてこのかた、働いたことなど無い、と いう人が多いのです。 そういう人達のために、汗水流して納めた税金を 使われるのはご免だ、という考えもあります。 キリスト教的博愛主義? そんなのは建前です。 そんなのがあったら、イラクに侵略なんかしますか? 石油のために10万もの人間を殺しますか? 女子供のホームレスが、路に溢れますか? 人種差別なんかやりますか?

  • blackhill
  • ベストアンサー率35% (585/1658)
回答No.4

 他の回答者から指摘されているように、保守派が反対しているのは大きな政府につながり、自己責任を否定する国民皆保険制度であって、健康保険そのものではありません。  低所得者や高齢者にたいする医療費給付制度は、受益者が積み立てることが原則の保険ではなく、社会的セーフティ・ネットとして制度化しています。日本でいえば生活保護でしょうか。

  • DDRSDRAM
  • ベストアンサー率36% (115/314)
回答No.3

 アメリカには民間の健康保険会社が多数あり、それらの会社が政府の健康保険制度に反対し、議員に対して派手にロビー活動をしているからです。さらに一般市民的にも貧乏人のために一般の人が保険料を払うのはごめんといった考えもあります。保守派という観点で見れば福祉は減らして自力で生活すべしといった考え方があるといった部分もあります。  アメリカでは医師が医療事故の保険に入ります。患者に訴えられたときのためですが、それらがコストに上乗せされ、医療費が非常に高いものになっています。国の健康保険制度が出来た場合、政府の負担が他の国に比べて非常に高いものになります。この高い負担も健康保険制度の反対の理由になっています。  現在、先進国で健康保険制度がないのはアメリカだけですね。

参考URL:
http://blog.sunflare.info/kobayashi_c/rkive/2009/06/post_7.html
  • rikukoro2
  • ベストアンサー率21% (1316/6196)
回答No.2

NO1にさらに追加  本来のキリスト教的博愛主義の見地からすれば国が救済することは間違いなのす。  米国の保守派、党に共和党を支持しているキリスト教(福音派)の考えとしてはあれは神の仕事なのです。神の仕事を国(人)が行うのは冒涜以外の何者でもありません

回答No.1

国営の健康保険=社会主義だからです。 社会主義的なことをアメリカがするはずがありません。 アメリカ人にとって「社会主義的だ」ていうのはかなりの殺し文句です。 そして国営で大金を扱う事業をやらせると必ず無駄遣いすると思っているからです。 日本の年金をみれば頷ける話です。 それにもともと医療というのはお金がかかるものであり、最先端の医療となればなおさらです。 米国のようにお金があればあるだけ高度な医療がうけれられところに皆保険にすれば 高度な医療が廃れてしまうことを恐れています。 日本は皆保険ですが高度な医療とはいえませんね。 アラブの金持ちは米国の病院に入院するが日本の病院に入院したという話はない。

関連するQ&A

  • 保守主義の原則について

    保守主義の原則に、企業の財政状態に不利な影響を~ってのがありますけど、企業の財政状態に不利な影響を及ぼす可能性って具体的にはどういう状況、どういう意味か教えてくれませんか?お願いします。

  • なぜ左翼はアメリカを嫌うのか

    まず、かなりステレオタイプで荒々しいくくり方をすることを、先にお詫び申し上げます。 さて、保守派が朝鮮人、漢民族を嫌う理由は挙げればキリがないほど挙げられるくらい彼らを嫌う理由はたくさんありますが(だから朝鮮人、漢民族は世界からも蔑視され、鼻つまみ者になっている)、左翼、サヨク(革新的な思想を持ち合わせている彼らに会ったことがないので、所謂左翼とします。保守、国粋主義、に対応する言葉があれば教えてください)がアメリカを嫌う理由は何ですか? ちなみに、かつて民主主義、自由主義と独裁主義、共産主義で対立がありましたが、それがアメリカを嫌う理由ですか? それなら、思想と主張者を混同した、典型的な議論(真実を究明するための手段としての)にならない、ので、正当な理由にはならないと思います。 わかる方、教えてください。

  • 反米保守の経済政策

    憲法改正や戦後責任問題では保守的な態度をとりつつ、アメリカへの外交姿勢で親米保守とは考え方を異にする反米保守はどのような経済思想をもっているのでしょうか?新自由主義やグローバリズムに対する反発は見られますが、では彼らはどのような代替案を主張しているのでしょう、反米保守には国民新党に同情的な方がおおく見られるように思いますが、とすると支持する経済政策もまた国民新党的な地方再分配政策なのでしょうか?

  • 戦争反対!それなら...?

    基本的には戦争は反対ですが、今回は違います。 今日本は北の脅威にあると言えます。 拉致問題により北により強硬になれとの世論が大きくなりました。 しかし北も核や生物兵器で武装しています。 今の日本では自力で国を守れるものではありません。 ここで選択肢ができると思います。 1:日米同盟の堅持 2:日本が武装する(徴兵制、核武装、憲法改正...) 3:朝貢外交 一番現実的なのは1番だと思います。 だから小泉首相は将来的に日本を守るためにアメリカに賛同したのでしょう。 今のアメリカがまともでないのはわかります。 キリスト教原理主義と新保守がやばいってのもわかります。 しかし状況は動いているのです。 決断するのがその地位にある人の責任です。 どこかの党(普段はキライ)ではないですがよりマシな方を選択するしかないのではないですか? 今日本で大規模なテロが起きたらどおでしょう。 また本当にミサイルが飛んできたらどおでしょう。 戦争反対って言っている人が、逆にあんな国潰せって言うと思います。 そこまで考えて、今戦争反対って言っているのでしょうか? アメリカ賛同を野党は猛烈に非難していますが、ならこの人たちはどおやって国を守るのでしょうか? 特に聞きたいのは社会党と共産党! また貢ぐのでしょうか? もし野党のどの党が与党でも、同じ結果になったと思います。 「パフォ-マンスで反対!」、「責任のないところから反対!」 言うのは簡単でかっこいいです。 しかしあなたが首相なら??って考えたらどおですか? 普段は民主党支持なんですが、管、岡田体制になってあまり良いとは思っていません。 世論に媚びて卑しく見えてしまいます。 長くなりましたが皆さんのご意見をお願いします。

  • 「ネオコン」と「ネオリベ」

    いわゆる「ネオコン」と「ネオリベ」は、アメリカにおいては結論として似てくる気がするんですが、厳密に言うとどうなんでしょうか。 私の認識では、 ネオコンは、民族とか宗教、あと国家の伝統や因習を重んじる、アメリカで言えば「自由貿易を基本とした資本主義・市場主義」、ネオリベはスミス主義、(アメリカに限らずで)「自由経済主義、競争原理主義、市場主義」 という感じなんですが。 思想の方向で(要するにレーガンがネオリベ、ラムズフェルドがネオコン、とかいう、誰とかいう問題ではなく、発想や施策の上で)厳密にはどのように違っているのでしょうか。詳しい方いらっしゃいましたらお教え願います。 (思想を知りたいので敢えて「哲学」カテゴリーにしました。ので、政治批判とかではありません。)

  • 共産主義思想の人について。

    以前から、テレビ番組などを見て、共産主義思想の人達(政治家、学者など)にちょっとした疑問がありました。 前提として、共産主義思想というものを間違えて捉えているかもしれません。 ・国家や国籍、民族など関係なしに、共存して行こうという発想は分かるのですが、日本の領土問題になると、途端に出てこなくなるように見受けられますが、どう考えているものなのでしょうか。 ・ホームレスが増えていることに関しては、どう考えているものなのでしょうか。「可哀想、可哀想」というニュアンスが強い思想に見えるのですが、個々の自宅で保護してあげようという感覚はあるものなのでしょうか。 ・中国籍、韓国籍(永住者含む)の人達の凶悪な犯罪についてはどう考えているのでしょうか。 ・今の民主党の問題について、どういう感想や意見を持っているのでしょうか。 宜しくお願いします。

  • 討論番組や報道番組で、賛成、中立、反対の出演者をバランスよく組むことな

    討論番組や報道番組で、賛成、中立、反対の出演者をバランスよく組むことなく、右翼だけ、反対者だけ、保守主義だけ、自民党支持者だけ、国家権力側だけ、アメリカ支配層の回し者だけなどの、バランスの欠いた番組作りをする、読売グループや朝日グループなどについてどう思いますか。

  • 米国の二大政党の派閥についてお教えください。

    アメリカ合衆国の共和党・民主党の派閥について、思想・中心人物・支持団体など、詳細をお教えください。 サイトでも構いません。 共和党はネオコンは有名ですが、保守派やキリスト教派についての考えが書かれた場所は見当たりません。 また、民主党は日本の民主党がヒットしてしまい、出てきません。 派閥の名前すらわからない状態です。 (アメリカ民主党に派閥自体がないのでしょうか?) アメリカの内情に詳しい方お願い致します。

  • アルカイダが米国にテロを行った理由

    アルカイダがアメリカに9.11でテロを行ったのは、そもそも何でだったのでしょうか? アメリカは中東の安定が原油価格を安定させ、ひいては自国経済が安定することから、民主化と称した(キリスト教とイスラム教の対立?)中東に関与する政策を取っていた。→これを懸念したイスラム教徒であるアルカイダがアメリカに対する報復としてテロを行った。 という認識で正しいでしょうか? 私は基本的にはかなり保守的な思想だと思っていますが、仮に上記の考えが正しいとすれば、他国を他国として放っておけばよかったのではないか?確かに自国の経済が安定するのはいいことだとは思うが、他国の内政に干渉してまですることが正義とされるべきなのか?と思う反面、グローバル化した社会で、他国との関与(貿易など)無しに一国は成り立ちにくくなり、なおかつ、原理主義者でないイスラム教徒(いるのでしょうか?これは私の憶測です)は民主化を望んでいたとすれば、上記考えの米国の行った行為は正当と評価できるのではないかと考えています。 テロを行ったアルカイダ、アフガニスタン側の主張を教えてください。 また、アフガニスタンの問題と、イスラエル、パレスチナ、イラク近辺の問題は別の問題なのでしょうか?

  • アメリカにある黒人の教会って・・・・人種差別では?

    以前からすごく気になっていたことなんですけど、キリスト教では、「汝の隣人を愛せよ」とか博愛主義みたいな教えがたくさん説かれていると思うのですが、それならどうして、アメリカでは、黒人は黒人の教会があったりとするんでしょうか?これって、クリスチャン同士で公然と差別を認知していることですよね? 神のもとでは誰もが平等を唱えるクリスチャンにとって、差別は罪ではないのですか? それとも、誰を迫害しようと、誰を傷つけようと、誰を不幸に追いやろうと、神も教えを延々と唱え、敬虔な信者であろとうしさえすれば、それでいいというわけなのでしょうか? 最後の方が、少々、乱暴な物言いになって申し訳ありません。ですが、私には、人を傷つけ、侮蔑するような「差別」は、例え、崇高な神の言葉を借りてどれだけ飾りたてようと、それは、何の正当性も待たない詭弁のようにしか受け取れません。 こんなことを敬虔なクリスチャンの方に興味本位でお尋ねするのは誠に不躾とも思いますが、それでも、意見を返してくださる方が居られましたら、是非、意見をお伺いしく思います。