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効率の考え方

「人月の神話」の内容の様な事例は、どうしてITシステムにしか当て嵌まらない(http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/0611/08/news02.html)のでしょうか?

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noname#221368
noname#221368
回答No.3

 チーム作業を行えばどんな分野でも、必ず人月神話の現象は起きると思います。そこでリスクを軽減するために、互いに独立な作業に仕事をモジュール化し、チーム編成を行います。モジュール化の理想は、モジュール間でコミュニケーション不要ですが、それは実際上不可能です。というのは、もしそれが可能なら、別々のプロジェクトとして分離すべきだからです。  よってモジュール化の実際上の原則は、モジュール間インターフェイス付モジュールです。インターフェイスとして、モジュールメンバーの一人をモジュール管理者(窓口)として選び、管理者レベルの工程会議を頻繁に行わせます。モジュール管理者は、統括プロジェクトマネージャーに管理されます。ここでの最大の議題は、各モジュールの工期のすり合わせです。よって窓口の責務と、自分のモジュールに対する見識が、非常に重くなります。多くの場合、窓口が手を抜く事で、プロジェクトがよじれます。逆に「全部の窓口」がしっかりしていれば、人月以上の効率は可能ですが、実際上はほとんどあり得ません。  要は、手続き志向の構造化プログラミングであり、時間要素を考慮したウォーターフォール開発の徹底です。現在でも、開発(作業)の進め方は、ウォーターフォールが基本です(他の方法が見当たらないので)。 以上を開発技法として具体化したものが、オブジェクト志向であり、反復型開発であり、アジャイル開発です。世界で最初にこのような思想を実現したのが、トヨタの生産ラインの体制だそうです。アジャイル開発が、小規模プロジェクトでしか使えないなどという話は、迷信です。  以上は考えてみれば当たり前の事ですが、窓口が手を抜くのは、窓口に選ばれるのはたいてい中間管理職であり、現在の技術からは既に遅れているか、現場要員も兼務している事が多いからです。さらに管理職なので、残業代が付かない事も大きいです。自分は現場要員ですが、本音を言うと窓口にはなりたくありません。事の重大さをわかっている人間が、管理者への手を挙げないという事も影響している、という印象を持ちます。  すいません。最後は愚痴になりましたが、「当たり前の事をみんなしない」ので、それを明文化し、ルール化する必要が生じ、ISOが出来たと思います。このような動機に基づいて生まれたISOのマニュアルを読んでみるとわかりますが、オブジェクト志向,反復型・アジャイル開発の雛形のようになっていて、それらを実現するチーム編成を指示しています。

CatwalkPoison
質問者

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有り難う御座います。 外部への委託が望ましくない並行作業の連携は、階層化によって管理されていて、その管理の為に、各プロトコルが規定されているのですね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2%E9%96%8B%E7%99%BA#.E4.BB.96.E3.81.AE.E9.96.8B.E7.99.BA.E6.89.8B.E6.B3.95.E3.81.A8.E3.81.AE.E6.AF.94.E8.BC.83

その他の回答 (2)

  • kigurumi
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回答No.2

例えば、綱引きをしたとします。 5人対5人。 で、その中で力のある人が一人いるチームでは、他のメンバーは、<手抜き>をする。 その人が自分の分まで頑張ってくれると思うので、ほかの人は全力を出さない。 したがって1+1+1+1+1=5にならない。 1+2+0+0+0=3。 で、理数系の人は人を1とてカウントして、1が5人いれば5になると考えるわけです。 なんで、人員を5倍にしたのに、5倍の成果が上がらないんだって理解に苦しむ。 人は個人と集団の中とでは ふるまいを変える。 そのことに理数系の人は気づけないので、数式通りにならないと不思議な現象だと思うわけです。 あと ザルがいると、どんだけ人が水を入れても、だだもれになる。 ザルに入れていたと気づけば、無駄なことはしなくなる。 ザルも鍛えれば立派な陶器の器になるという妄想を抱き、ザルを鍛えてもザルはザル。 ザルをもれない器にするより、ザルとしてザルでなければできないことをやらせるべき。 このように人間が集まっているところでは、数式通りにならないということはよく起こる現象。 他には 製造でも1時間に100個つくる機械があれば100個納入できると考えても無理。 そのうち10%は不良品ができあがるので、実際は90個前後が出荷できる。 エラーの数値を考慮して製造計画しないと。 それと個人の能力ってのもあって、製造過程で一人能力が著しく劣る人がいたラインは、生産数自体が少ない。 その人がもたついて ラインがよく止まるから。 そのラインに人を投入しても完成品の数は増えない。 もたついている人を出来る人にチェンジすれば、目標達成になる。 集団における手抜きや能力に差が存在することを考慮せず計画してしまうと、計画通りにならない。 また、便所に100ワットの電球を設置し、ショールームに50ワットの電球を設置するというアホなことをやると、どんだけショールームに追加の電源をつけなければならなくなるか。 人もそう、閑職に能力のある人を置いて、重要ポストに手抜き集団を配置すれば、閑職の人はやる気を無くし能力を発揮しなくなり、重要ポストの人はやってもやっても能力的に無理なので、疲れはててしまい、無気力症候群に陥る。 そんな感じで、人事ってのは優れた人がポジションにつかないと、個人の能力や特性を見誤り、集団全体がズダボロになってしまうのでございます。

CatwalkPoison
質問者

補足

有り難う御座います。 蟻の社会の仕組み(http://www.oms.co.jp/okameweb/omsyom/post-37.html)にも非常に似ていますね。

回答No.1

すでにその寓話が古い [クラウド][ボカロ]多数 例外のがいまだと主流 局地規模で考えるから 算数で間違えるんだよ 人月=金銀大勢の将棋 ぐーぐる=無限歩戦略 窓辺=王将友好商情約 UF=無限将棋盤商界 既公開でも3世代以前 ビス太じゃんその記事

CatwalkPoison
質問者

補足

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