• 締切済み

数II論証の問題について

「xが無理数ならば、x^2とx^3の少なくとも一方が無理数になることを証明せよ」 ↑という問題で、↓のような解答は可能でしょうか? 背理法を用いる。 xが無理数のとき、x^2とx^3がどちらも無理数でない(有理数)と仮定すると、 互いに素な自然数a,bと、互いに素な整数c,d(d≠0)…(*)を用いて x^2=a/b、x^3=c/d このとき、x=x^3/x^2=bc/ad (*)より、bc、adともに有理数なので、bc/adは有理数。 これは、xが、無理数であることに矛盾する。 したがって命題は真である。 強引に導いてしまったので、厳しく添削していただけると嬉しいです♪ よろしくお願いします。

みんなの回答

  • Caper
  • ベストアンサー率33% (81/242)
回答No.3

● yayoi0221 さん が提示なさいました証明の中で、私が気になったのは「 x が無理数のとき 」という個所です。   ここでは、「 x が無理数であって 」とか「 x が無理数であり、なおかつ 」などと表現したほうがよいと、私は思います。   数学の証明の中で用いられる「 … のとき 」という言葉は、「 … ならば 」を意味する場合がほとんどです ( 同義と言っても過言ではないかもしれません )。   この証明の冒頭に「 背理法を用いる。x が無理数である "ならば"、x^2 と x^3 がどちらも 無理数でない ( 有理数 ) と仮定すると、… 」と記述するのはまちがいであると、私は思います。 ●「 P であるならば Q である 」を背理法によって証明しようとする場合、「 P であって Q でない 」という命題から矛盾を導き出します。 ● boiseweb さん が記述なさいました ANo.1 と multipul さん が記述なさいました ANo.2 を参考に、そして、yayoi0221 さん が記述なさいました証明を参考に、私は次のような証明を記述してみました。   背理法によって証明します。x が無理数であって、x^2 と x^3 がともに有理数であると仮定します。   仮定より、x^2 は有理数ですから、x^2 = a/b を満たす 2つ の整数 a と b が存在します。ただし、b = 0 なることはありません。同様に、仮定より、x^3 は有理数ですから、x^3 = c/d を満たす 2つ の整数 c と d が存在します。ただし、d = 0 となることはありません。   また、仮定より、x は無理数ですから、x = 0 となることはありません。よって、x^2 = 0 となることはありません ( これは証明済みとして、先へ進みます )。よって、a = 0 となることはありません。   以上の結果から、次の等式が満たされます。   x = (x^3)/(x^2) = (bc)/(ad)   この等式の最右辺は有理数です。このことは、x が無理数であるとした仮定に反します。 ● 別の証明を紹介させてください。 1) ( x は無理数である ) ならば (( x^2 は無理数である ) または ( x^3 は無理数である ))   を証明することは、 2) (( x は無理数であり ) かつ ( x^2 は有理数である )) ならば ( x^3 は無理数である )   を証明することと同じです。   また、筑波大学の Web ページ に、「『 0 でない有理数 』と『 無理数 』の積は必ず無理数になる 」ということ示されています。   http://www.math.tsukuba.ac.jp/~pen/set/set-ans01.pdf   1ページ目 の中ほど   2) と この Web ページ の記述を利用すれば、次のような証明も可能ではないでしょうか。   x が無理数であって、x^2 が有理数であると仮定します。仮定より、x は無理数ですから、x = 0 となるこはありません。よって、x^2 = 0 となることはありません ( これは証明済みとして、先へ進みます )。「 0 でない有理数 」と「 無理数 」との積は必ず無理数になりますから、x と x^2 の積、すなわち x^3 は無理数になります。 ● 以上の私の記述にまちがいがありましたら、ひらにごめんなさい。

noname#149523
noname#149523
回答No.2

a,bやc,dが互いに素かどうかはこの問題に特に関係しないので書かなくてもよい(書いてもいいけど書かなくてもよいということ)。 d≠0は仮定とx^3=c/dからわかるので書かなくてもよい。 bc/adの分母が0でないことを示すためにa≠0は書くべき。解答に自然数aと書いてるからいい、ということではなくてなぜa≠0なのかを書いたほうがいい。なお、自然数に0を含める流儀もあるので注意。 背理法を使うための仮定の立て方はそれでいい。

  • boiseweb
  • ベストアンサー率52% (57/109)
回答No.1

↓この質問への回答(#1)でも述べたことですが,私のおすすめは「背理法より対偶法」です. 背理法と命題の否定について http://okwave.jp/qa/q6051628.html あなたの証明を見直してみましょう.最初に「x は無理数」と仮定しています.でも,証明の議論の最中では,実はその仮定を積極的に使ってはいません(「x≠0」という形で暗黙的に使っていますが).結論を導く直前ではじめて,「~に矛盾する」と言うために,思い出したように引っ張り出しているのです. こういう場合は,証明すべき内容を対偶に言い換えておいて,それの証明を書いたほうが,すっきりします. 実際,この証明から,最初の「xが無理数である」と最後の「これは,x が,無理数であることに矛盾する」を取り除いたら,それは本質的に「x^2, x^3 がともに有理数ならば x は有理数である」の証明になっています. (正確に言えば,x=0 と x≠0 に場合分けしたときの x≠0 の場合について,この証明の議論がそのまま使える,ということです.x=0 の場合は直ちに「x は有理数」と結論できるので,x≠0 の場合が本質的です.) 上述の「おすすめ」を別にすれば,基本的な議論の方針は good で,証明の記述もよく書けているほうだと思います. 私からは「分母が 0 にならないことの保証について,よりていねいに言及すべし」とだけアドバイスしておきます.

yayoi0221
質問者

お礼

ありがとうございました(*^_^*)!! boisewebさんのアドバイスを参考にして、もっとわかりやすい解答になるように修正したいと思います。

関連するQ&A

  • 背理法について

    背理法を用いて、次の命題が真であることに示す場合 命題 √3は無理数である √3が有理数であると仮定すると √3=a/b (a,bはお互いに素な整数)よってa=√3b a^2=3b^2 の後がよくわかりません。 お願いします

  • 行列の証明問題です

    A=[a,b;c,d]がbc≠0かつA^2を=0満たすとき、ad-bc=0であることを示せ。 という問題で背理法で解こうとししたんですけど ad-bc≠0であると仮定すると Aに逆行列が存在するから A^2=0の両辺に左からA^(-1)をかけると A=0となり [a,b;c,d]=0であるから a=0,b=0,c=0,d=0 このことはbc≠0に矛盾する したがってad-bc=0である って考えました。合ってるかどうかわからないんで、合ってるかどうか教えてください。

  • 命題と論証の証明問題

    宿題の証明問題がどうしてもわかりません。 答えとその過程を教えてほしいです。 (1)a,bは有理数でb≠0とする。 √2が無理数であることを用いてa+b√2が無理数であることを証明せよ。 √6が無理数であることをもちいて、√2+√3が無理数であることを証明せよ。 (2)命題「nは整数とする。n2乗が3の倍数ならばnは3の倍数である」は真である。 これを利用して√3が無理数であることを証明せよ。

  • 対偶と背理法

    こんにちは。  実数xが無理数であるとき,2xは無理数であることを証明せよ。 対偶は 2xが有理数ならばxは有理数である。     2xが有理数なので、2x=p/q (pとqは互いに素)とおける。     両辺2で割って、x=p/2q である。ここで、右辺のp/2qは有理数     であるから、左辺xも有理数。     対偶が真なので元の命題も真である。 これを背理法で解くとき,     2xを有理数とすると,2x=r (rは有理数)とおくと,x=r/2      rは有理数なので,r/2も有理数である。このことはxが無理数で     あることと矛盾する。     したがって,2xは無理数である。 何がどう違うのでしょうか。

  • √nが有理数である又はないことの証明。

    √3が有理数でないことを、背理法で論証する場合。 √3=a/b(aとbは互いに素であるとする。)と置く。 3b^2=a^2である。 a^2は3の倍数であるので、aは3の倍数であり、a=3cとおくことができる(この事は対偶の真偽で論証できる。) 3b^2=9c^2 b^2=3c^2 であり、b^2が3の倍数なので、bも3の倍数であることが分かる。 よって、a/bは既約分数であることから矛盾が生じ、有理数でないことが言える。 これが√3が有理数でないことの証明だそうです。 次に、nを整数として、√nが有理数でないことを、背理法で論証する場合。 √n=a/b(aとbは互いに素であるとする。)と置く。 nb^2=a^2である。 a^2はnの倍数であるので、aはnの倍数であり、a=ncとおくことができる nb^2=n^2c^2 b^2=nc^2 であり、b^2がnの倍数なので、bもnの倍数であることが分かる。 よって、a/bは既約分数であることから矛盾が生じ、有理数でないことが言える。 ただしn=1.4.9.16・・・といった場合、√n=1.2.3.4・・・といったように、√nは有理数になってしまいます。 このやり方では√nが有理数でも、有理数でないと言えてしまいます。 √nが有理数の場合、有理数であると論証でき、√nが無理数の場合、有理数でないと論証できる方法を教えてください。

  • 高校レベルの数学の問題(方程式)教えてください!!

    整数a,bを係数とする2次方程式X^2+aX+b=0が有理数の解αをもつときαは整数であることを示せ。 問題集の解答 α=n/m(m,nは互いに素な整数、mは0でない) とおく。 「質問壱 α=n/mと置いたのは有理数の形にした。だけ?」 αはX^2+aX+b=0の解なので (n/m)^2+a(n/m)+b=0 n^2+amn+bm^2=0 mが±1でない ならば、mはある素因数Pを含む。 「質問弐 ±1の条件はm=±1ならαは整数になるから?でも整数も有理数なのだからそのままでもいいのでは?」 するとn^2=-m(an+bm)も素因数Pを含む。 n^2の素因数はnの素因数だから、Pはnの素因数となり、m,nは公約数Pをもつことになる。これはm,nが互いに素であるという仮定に反する。よってm=±1 α=±n(整数) 実を言うとこの解答はほとんどわかっていません。 1.α=n/mという有理数の形にしてみる。 2.実際に与式にn/mを代入したとき、n/mが約分して整数の形になってしまう。だからαが有理数の解ならαは必ず整数ってことが証明できる。っていうことをしているんでしょうか??  でも解答みるとなんか難しいことかいてるんで良くわからなくて?こんなに難しいことしないと駄目なんでしょうか??解答ってこれ背理法ってやつですか?あまり背理法理解してないもんで。これ背理法かどうかもわからない。

  • 集合と論理

    「 (1) √3は無理数であることを証明せよ   (2) √2および√6が無理数であることは用いてよい        a+√2b+√3c=0 を満たす有理数a,b,cは        a=0,b=0,c=0 に限ることを示せ               」 私はこの設問に対し、 (1) √3が有理数であると仮定すると  √3=a/b (a,b∈Z a,bは互いに素) とおける   ここで a=√3b 両辺を二乗して a^2=3b^2 ・・・(1) ゆえにa^2は3の倍数であり このときaも3の倍数であることが必要 したがって a=3m (m∈Z) とおいてこれを(1)へ代入すると b^2=3m^2 よってb^2は3の倍数であり このときbも3の倍数であることが必要   したがって b=3n (n∈Z) とおける このとき a,b は3を共通約数にもつから不合理   したがって√3は無理数である (2) a=-√2b-√3c 両辺を二乗して a^2=2b^2+2√6bc+3c^2   a^2-2b^2-3c^2-2bc√6=0 a^2-2b^2-3c^2,2bcは有理数で√6は無理数であるから   a^2-2b^2-3c^2=0,2bc=0 である ・・・ (1)は証明できたのですが (2)の証明が上手く出来ません。 どなたか(2)の解法について回答宜しくお願いします。      

  • 証明です

    「a,bを正の有理数とする。√a+√bが有理数ならば、√a,√bはともに有理数であることを示せ」 という問題です。 「√a,√bの少なくとも一方は無理数と仮定する。 a,bが正の有理数なので、  √a,√bがともに無理数のとき、無理数と無理数の和なので無理数  √a,√bどちらかが無理数のとき有理数と無理数の和なので無理数」 としてもよいでしょうか。無理数と無理数の和が無理数となるとは限 らないのですが、「a,bが正の有理数」なので無理数としました。よ ろしくお願いします。

  • 数学です。。

    次の命題の真偽を述べよ。また、偽であるとき反例をあげよ。 X²+y²=0 ⇒ x=y=0 a≠b⇒ ac≠bc xyが有理数 ⇒ x , yはともに有理数

  • 集合と論証

    教えてください。 1. nが自然数のとき、命題「n2乗は偶数→nは偶数」が真であることを証明する。次の問いに答えなさい。 (1)この対偶をつくりなさい。 対偶「 → 」 (2)(1)でつくった対偶を利用して、もとの命題が真であることを証明しなさい。 [証明]nを正の( )とすると、mを( )として n= ( )と表すことができる。 このときn2乗=( )2乗=( )=2( )+1 ( )は( )であるから、n2乗は( )である。 したがって( )が( )であることが( )されたので、もとの命題も( )である。 2. √2-1が無理数であることを√2が無理数であることを用いて、背理法で証明しなさい。 [証明]√2-1が( )ではないと仮定する。 このとき√2-1は( )である。 a= ( )としてこの式を変形すると√2=( ) となる。 ここでa,1はともに( )であるから ( )も( )である。よって√2も( )となり √2が( )であることに( )する。 したがって√2-1は ( )ではないとした仮定が( )であり√2-1は( )であることが証明された。