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臨床心理学を中心とするビジネス
日本での社会現象に関して質問です。 臨床心理学を学んだ方々(主として臨床心理士)が、 心理学を学問というよりビジネスとして歪めていると感じています。 心理学に関しては、臨床より実験・基礎心理学の方が科学的で、 臨床心理学は、論拠が不明確であるか一部の派の解釈が拡大していると感じます。 患者の間では思い込み(自分に好都合の思い込み)が広く流布し、 病状の停滞・悪化につながっているのではないでしょうか。 一部の医師達は、 患者の間違いを徹底的に議論すると言う非指示療法を唱えており、 決して患者の意向に迎合することを支持してはいません。 と言うのは、以前は精神科医が精神療法を行っていましたが、その頃からロジャーズの指示療法で 失敗が続出し、面倒を見過ぎて回復が遅れる患者が多かったのです。 【質問】 (1)臨床心理学は、学問というよりビジネスとして発展していると認識していますが、 ビジネス(商取引)に関しての社会的損失に関してどのようにお考えになりますか? (2)精神疾患患者は他人の意見を聞かない、自分の意見に好都合である理論を支持する、 独特の思い込みがあると感じているのですが、これは疾病に起因するのでしょうか? 疾病に起因するとしたら、それは矯正困難なのでしょうか? なぜ医療サイドは、精神疾患者の歪みを擁護・放置してビジネスに繋げているのでしょうか?
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- renrenren1120
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こんにちは。 質問者様がどういう立場にいらっしゃる方なのかよく分からないのですが、ロジャースの理論の本質をご存じでしょうか? 「以前は精神科医が精神療法を行っていましたが、その頃からロジャーズの指示療法で 失敗が続出し、面倒を見過ぎて回復が遅れる患者が多かったのです。」 という文面から、きちんと臨床心理学を学んだ方なのだろうか・・?という疑問を抱かざるをえないのですが・・(非難したいわけではないので、あしからず。) ロジャースの理論の本質を歪めずに理解していれば、このような疑問はまずでてこないと思います。 とりあえず、以下、質問に関して答えてみました。 (1) これも、ビジネスと言っている時点で、少しでも臨床をかじった人間ならば疑問がわくはずです。というのも、臨床心理士は非常勤の仕事をいくつか掛け持ちしているというのが現状ですし、実際にかなりハードな生活を送っています。 そのような生活のなかで、自身の臨床だけでなく、自身の研究や地域援助なども行っているようなまともな臨床家ならば、ビジネス云々を考えている余裕はないと思いますし、それだけではとても臨床心理士はやっていけないと思います。 質問者様のいう、「臨床心理学のビジネス」とは具体的にどのようなものを指しているのでしょうか? (2) まず、どのような精神疾患を指しているのか、この文章からはよくわかりません。せめて病態水準を挙げていただくと分かりやすいのですが・・(・・・それだけでもこの質問は答えられないかも。) 「医療」と書いてありますが、実際に質問者様がそのような嫌な思いをされたのでしょうか?
- orrorin
- ベストアンサー率65% (88/134)
質問1は意味がよくわかりませんでしたので、2だけ回答します。 「自分の意見に好都合である理論を支持する」というのは精神疾患に特有のことではありません。 一般的にも広く見られる現象であり、このサイトにも自分に賛同する意見にしかお礼をしない人、あるいは反対意見に敵意を持つ人はいくらでもいます。 なお、「臨床より実験・基礎心理学の方が科学的」というのには同意しますが、そもそも科学性を評価の絶対基準に据える必要性はないと思います。 科学とは何かという話をすると複雑になりすぎるので省きますが、実験心理学の科学性にしても、自然科学からしてみれば臨床と五十歩百歩のレベルでしょう。
お礼
>「自分の意見に好都合である理論を支持する」というのは精神疾患に特有のことではありません。 一般的にも広く見られる現象であり、このサイトにも自分に賛同する意見にしかお礼をしない人、あるいは反対意見に敵意を持つ人はいくらでもいます。 そうですね。ご回答ありがとうございます。お礼が遅くなりまして、申し訳ありません。 自分に好都合の理論を支持する心理が心理学用語でも定義されていた記憶があります。 >実験心理学の科学性にしても、自然科学からしてみれば臨床と五十歩百歩のレベルでしょう。 データの検証に関してでしょうか? 心理学は科学とはいえないと思っています。
補足
>以前は精神科医が精神療法を行っていましたが、その頃からロジャーズの非指示療法で 失敗が続出し、面倒を見過ぎて回復が遅れる患者が多かったのです。 指示と非指示を間違って書きましたが、これは本当です。つい15年程度前まで日本で行われていた事実です。 現在中年以降のカウンセラーなら知っています。特にバブル期以前は、臨床心理学履修者の就職先は皆無でした。 というか、履修可能な教育機関すら僅かしか存在しなかったのです。精神科医が心理療法を行っていましたが、知人は土井健郎の「方法としての面接」という薄っぺらい本ぐらいしか読んでいないと言っていました。別の医師は、面倒を見過ぎて患者が良くならないと言っていました。殆どがロジャースの提唱した心理療法を行っていました。 (1)ですが、患者の引き留め、終結の定義の曖昧さ、誘導質問、療法家の主観の投影、 その他、「心理主義」の社会的な弊害を哲学者だけでなく、社会学者も指摘しています。 具体的に投稿していただけると参考になります。まさか心理臨床家は他人の為に働く聖職者とはお考えになってはいらっしゃらないですよね?現在どの分野にも商機を捉える打算が日本には充満していると感じます。 (2)精神疾患というより、私は心理的な問題を捉える姿勢を指摘したのですが、具体的に挙げれば、鬱病や不安障害・人格○○の病気は心理療法のメイン顧客になっているのではないでしょうか? ロジャースは元々は神学志望だったらしいので、神学の影響も受けているかもしれません。生きているだけで良いという考え方は、被造物に対するキリスト教の概念にあります。 多くの日本の医師はロジャース派には幻滅していると思います。(上記の理由です。)効果が上がらないし、人件費もかかるので、やめたいと感じていた部分もあると思います。一部の医師は、ロジャースよりふみこんだ心理治療を行うofficeを開業しています。かなり高額です。(具体的には書きませんが数人知っています.....) 現実は、教科書の模範回答とは異なると思うのですけれど。