• ベストアンサー

五十音表が作られた由来

どういう過程で五十音表が作られたのでしょうか? 例えば『た』『な』『ら』行は舌が上顎を打ちます。 『ま』行は上下の唇を一度合わせます。 『か』行は舌の付け根と上顎を利用します。 こういう特徴をとらえて作られたと思うのですがこのいきさつ等を教えてください。 また、むかし『や』行の『え』は『ゑ』が用いられていたはずなのにどうしてなくなったのでしょうか? なお本の紹介はダメです。外国にいるもので。

noname#5233
noname#5233

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.5

  これは、検索をしてみると、おそらく簡単に出てくるのですが、以前、同様の質問がありました。わたしも回答しましたが、どうもよく分からないところ、最終的に、国語の専門家が登場して、かなり詳細な(というか厳密な)起源と展開の説明があります。参考URLがその質疑です。 起源は、サンスクリット語の文字表である「悉曇(しつたん)」が日本に平安時代に渡来したのがきっかけです。そこから、どういう風に現在のような五十音図になったかは、参考URLの質疑の回答で述べられています。 わたしの回答でも書いたのですが、飛鳥・奈良時代あたりから、日本の教養人は中国語に親しんでおり、「四声」の存在から、高低アクセントの知識とか、促音・拗音、子音と母音の区別などは、かなり詳しく知っていたのです。室町から戦国時代にかけて日本語辞書が造られましたが、そこには当時のアクセント位置が表記されています。 なお、「音素」というものと、実際の発音の音はまた別のものです。「音素」というのは、日本語であれば、「音」は、「子音+母音」で基本的に造られており、この場合の「子音」としては、「s,k,t,n,h,m,y,r,w,N」があるというようなことです。 音素としての[s]とか[t]は、日本語の「音韻組織」の統辞論的な構造を示していて、例えば、saとsiでは、これを西欧人が聞くと、saの場合の子音[s]と、siの場合の子音[s]は、「異なる子音」だと判定します。実際の音からは、確かに違う訳ですが、日本語では、「子音+i」の発音のとき、子音の発音に、後続する[i]が影響を与えるという規則があるので、音素としては、[s]は西欧語の「s」子音とは違う音価を持つのです。 [N]は、日本語では、唯一の単独子音音素で、「ん」のことですが、これは、[N](これは、わたしが、[n]と区別してこう書いているだけです)の単一音素で、後続する子音の種類によって、確かに、西欧語などの知識を元にすれば、大きく、三種類の子音になるのですが、(つまり、「インド」の「ん」と、「しんぱい(心配)」の「ん」と、「しんがい(侵害)」の「ん」は、違う音なのですが)、日本語の音素としては、[N]一つなのです。 何故、「あいうえお・かさたなはまやらわ」の配列かなどは、参考URLを見てください。(西欧のアルファベットとは、独立して成立したものです)。 なお、「や行」は、五十音図が造られた頃にはすでに、「やいゆえよ」で、「yi,ye」の音は当時の日本語にはなかったはずで、「わ行」は、「わゐうゑを」で、「ゐ」と「ゑ」は、現在、ほとんど使われなくなっただけです。「を」も、多くの日本人は、「お」と発音しています(意識すれば、「を wo」は発音できます。「ゐ wi」「ゑ we」もそうです)。 >No.493211 質問:50音表は いつ頃・誰の 発案でしょうか? >http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=493211  

参考URL:
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=493211
noname#5233
質問者

お礼

長い五十音図の完成(とは言っても200年後には新しい五十音図ができているかも?)の歴史に比し、僅か6ヶ月前に同じ質問で・回答があったことを知りマナー違反であったことに赤面の至りです。 後世の学者・研究者がアルファベットを用いて音の分解を試みる前の、カタカナだけで解析していた時代の研究プロセスを知りたいと思うようになりました。 アルファベットで表記できない音はアルファベットで表記できる音に巻き込まれてしまうと思うからです。ありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • big_barn
  • ベストアンサー率40% (31/77)
回答No.4

こんばんは。 子音の並びに関しては、#2の方のおっしゃるとおりです。 なお、『t』と『n』、『p』と『m』、『g』と『ng』の関係は、前者は【破裂音】で、後者は【鼻音】となっていて、舌の位置(正確には【調音点】)は、ほぼ同じです。 ここでの『ng』はいわゆる【鼻濁音】というやつで、「学校が」という文節における、『学校』の『が』が破裂音の『ga』、助詞の『が』が鼻濁音の『nga』です。 子音の並びは、k,s,t,n,h,m,y,r,w,なのに、ここで『h』ではなく『p』を『m』と比較しているのは、かつては【ハ行】の音は、『h』でなく、『p』であったためです。この現象のことを【唇音退化】といいます。 >むかし『や』行の『え』は『ゑ』が用いられていたはず >なのにどうしてなくなったのでしょうか? これは、ちょっと間違えだと思います。 確かに、【ヤ行】の『e』の音『ye』はかつては、あったとされています。しかし、仮名が発明される前に消滅している音だったと思います。ちょっと勉強不足ですみません。 『ゑ』は【ワ行】の『e』の音です。この音がなくなっていった過程も【唇音退化】の一種です。 【唇音退化】とは、読んで字の如く、唇を使う音である【唇音】が退化してゆく現象です。先ほどの『p』と『h』の場合も、『w』の場合もそうですが、『pa』と『ha』、『we』と『e』を比較してみると、調音点(舌の位置など)は同じですが、前者は唇を使う音で、後者は唇を使わない音だと言う事がわかると思います。助詞の『を』も、一部の地域を除いては『お』と発音しているように、『わ(wa)』以外の『wi』『we』『wo』は唇音が退化し、それぞれ『i』『e』『o』になっています。『私:わたし(watashi)』を『あたし(atashi)』と読むのも、『わ』の【唇音退化】なのだと思います。 【ハ行】音に関して、もっと正確に言うと、語頭の【ハ行】音(『a』『e』『o』)は、『p』→『φ』→『h』のように変化したと云われています。『φa』は唇を噛まない『ファ』の音です。『u』に関しては、『p』→『φ』です。『i』に関してはもう少し複雑です。『p』は『φ』より、『φ』は『h』より唇を使い方が強いことが分かると思います。語頭以外の【ハ行】音は、『p』→『φ』→『w』のように変化したと云われています。ここでの『φ』→『w』の変化を【ハ行転呼】といいます。歴史的仮名遣いで『川:かは』と書いて『川:かわ(kawa)』と読むのは、表記はかわらず、発音だけ【ハ行転呼】した結果です。『川:かわ』は、かつては『かぱ(kapa)』と発音されていたようです。

noname#5233
質問者

お礼

『こんばんは』と言うより『お早うございます』の時間でしたね、ありがとうございました。 五十音図(私は知らずに五十音表と表しましたが、でもなぜ“図“なんですかね?”表“だと思うのですが‥)は梵語に原典があるようですね。先人はこれらを取り入れて日本語用に工夫したのでしょう。 ご教示のようにアルファベットを使って音の解析をするとよくわかりますが、アルファベットがまだ導入されていなかったころに五十音図の作成をした人たちの苦労がしのばれます。 だが別の見方をすると、為政者は日本を統治していく上で言葉の統一は重大なことだったでしょうから、“こういうふうに話しなさい”という強制の側面もあったことでしょうね。

noname#161749
noname#161749
回答No.3

五十音の由来は以下のURLが良いかな、 http://www2.ocn.ne.jp/~aozora/jisyo/node4.html http://www.tcct.zaq.ne.jp/nitta/monolog/028/50.html 「ゑ」とか「ゐ」は方言なんかにまだ一部発音としては残っているようですが、 時代と共にだんだん少なくなる運命にあります、 これは時代と共に発音が平板化していくのと(平安以前だと日本語には70音節ぐらいあったとか)、 標準語教育のためですね。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000061/files/377_2754.html http://wakahome.hp.infoseek.co.jp/ http://www.s.soka.ac.jp/~hkaneko/lecture/nitigosi.html

noname#5233
質問者

お礼

紹介していただいたURLを見ていろいろ勉強になりました。 その中にこういう一節がありました。  『私は大学に入るまで、五十音図というのは、ローマ字を教えるため、明治ごろに作られたものだと思っていた。このような精密な音の分析が古くから東洋で行われていたことは、学校でもっと早くから教えられてもいいことだと思う。』 全くそのとおりだと感じました。外国の文化を取り入れて日本用にこなしてきた先人の偉大さを感じました。ありがとうございました。

  • eatern27
  • ベストアンサー率55% (635/1135)
回答No.2

どこで見た情報かは忘れてしまいましたが、 「あ」「い」「う」「え」「お」 この順番は古代インド(?)の言語がもとになっているそうです。 k,s,t,n,h,m,y,r,w(か、さ、た、・・・、わの子音です)の順になった理由は、 発音してみれば分かると思いますが、 k,s,t,n,h,mの順に発音する場所が口の奥の方から唇へと移動して行きます。 で、この後に、母音の発音に近いy,r,wを付け加えたのだそうです。 (y≒iで、r,w≒uです) (y,r,wがこの順になった理由は忘れました。) 後半はわかりません。 でも、「ゑ」はヤ行ではなくて、ワ行ですね。

noname#5233
質問者

お礼

No1の返事に質問の理由を書いていますので、お手数ですがご覧下さい。 『でも、「ゑ」はヤ行ではなくて、ワ行ですね。』 そのとおりでした。 他にも『ゐ』や『ヰ』がありましたね。 ありがとうございました。

回答No.1

こんなサイトいかがでしょうか

参考URL:
http://www.melma.com/mag/52/m00047652/a00000073.html
noname#5233
質問者

お礼

私がなぜ五十音表作成のいきさつを知りたかったのかの一番の理由は、なぜ『かきくけこ』であったり『はひふへほ』であったりしているのか、なぜ『かちくねほ』であったり『なひむけと』であったりしなかったのか、ということでした。 『口の内から外を使う順になっている。や、ら、わの各行はサンスクリット語では半母音の音を集めてある。』という説明でかなり納得できました。ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 舌の奥に

    舌の付け根にポツポツしたものができます。 ベーっとするとわかるのですが、表側で唇のうらに出来る口内炎のような水泡状のもので2~3ミリのものが5こほど出来ています。 上あごに当たるのでやや違和感もあります。 これはやはり口内炎なのでしょうか?

  • 舌小帯短縮症??

    最近、舌小帯短縮症について知り、自分も似てるかも。。と調べてみました。 上顎に舌がつかないとありましたが、自分はつきます。 でも、舌を伸ばしても上下の唇くらいまでしか届きません。小学生のころ、鼻につけられる子がいましたが衝撃的だったのを覚えています。 関係しているのかわかりませんが、頻繁に舌磨きをしているのに、すぐに真っ白になるくらい汚れてしまいます。舌の動きが悪いせいかなと、ふと思いました。 これって舌小帯短縮症なんでしょうか? 同じような方や経験者の方がいらっしゃいましたら教えていただきたいです。 乳幼児で手術するケースが多いようですが、すっかり大人になってしまいました。 不便なのは、舌が回らず滑舌が悪いところとアイスクリームがなめづらいことくらいでしょうか。

  • 口腔ジストニアは進行しますか?

    リスパダールで口腔ジストニアになりました。今月から薬をやめてますが、飲まなくてもどんどん進行して、顎関節症になり、両耳が凄い勢いで痙攣し、唇は勝手に開き、舌は左右、前が勝手に反り返り、舌の筋肉が収縮し、震え、上顎につけていた舌が、勝手に落ちて、歯を食い縛ってしまいます。医者は紹介状を書かないので、神経内科に行けません。この先、もっと進行しますか?

  • 長文です...それでもお願いします

     11月辺りから唇の裏に口内炎ができたり治ったりの繰り返しが続いていたのですが、今回初めて舌の裏の付け根辺りにできたようです。  「ようです」というのは、舌の付け根なんかに傷をつけた覚えもありませんし、舌を噛んだ記憶もないですし、ましてやこんな所にできるはずがないと思っているからなのですが...。  唇の時と同じ症状(楕円形で白く少し窪んだ感じで熱いお茶とか飲むと痛む)であるからには、やはり口内炎なのでしょうか?  また症状が出て3日なのですが病院に行った方がいいのでしょうか?だとすると何科に行けばいいのでしょうか?  最後に少し話がそれるのですが、同じ所やその近くで頻繁に口内炎ができるのは異常なのでしょうか?ちょうどその症状が出始めた辺りからストレスを溜め続けているので、ストレスが原因とも推測できるのですが、月に1~2回もできるのはちょっと変に思うですが...。 どうかよろしくお願いします。

  • Wordへの表の挿入について

    Wordへの表の挿入について 私のパソコンのWordは2003です。 大学の課題をしていて、表の作成をWordでして見積書を作るのですが その教材として送られてきた本がWord2007対応でその本通りにやっても、私のは2003ですので色々勝手が違って困っています。 で、表の挿入をするのですが 6行(縦)×2列(横)の表を挿入するのですが その本には、上の部分のファイル・編集・表示…の部分の挿入タブにある表ボタンをクリックして、 表の大きさを決めて、挿入するとのことなのですが 2003では挿入タブに表ボタンが無く 良く見ていたら、 ファイル・編集等の一段下に、新規作成や、開く、上書き保存などのボタン(絵が書いてあるやつ。上書き保存はフロッピーディスクの絵柄とか) の列に表の挿入ボタンがあって、そこから挿入しようとしたら 表の大きさを定義するためのグリッド(格子)が 最大4行(縦)×5列(横)までしか選べませんでした。 なので、縦6行に出来ず困っています。 どうすればできるでしょうか? それとも2003では対応できないのでしょうか? 大学の単位を取るための課題なもので困っていて…(通信過程) 教えてください。

  • エクセル 印刷すると・・・1段下がってる?

     エクセル2002を作っています。  表を作っています。  4枚ほど、1期~4期、まったく形の同じ表を作っています。  今日、出来上がったので印刷してみたら、4枚の中の2枚目だけが、上余白が1cm程多く、結果、上がずれて印刷されていました。  ちゃんと4枚とも綺麗に上下揃ってぴったり合うようにと、行の幅はあわせたはずです。  見返してみても、ちゃんと4枚とも行幅はまったく同じです。  しかし、2枚目だけ、上余白が大きく、1行分下がって印刷されているんです。4枚綺麗に上下が合わさるはずが、2枚目だけ、上下がずれてしまい、なんだか見栄えが悪いです。  行幅は同じなのに・・・いったい何が原因なのでしょうか?

  • Excel 2007 マクロ 表の値の抽出について質問させて頂きます。

    Excel 2007 マクロ 表の値の抽出について質問させて頂きます。 4つの表がSheet1にあります。 表は画像として添付しました。 外国産、国産、その他のいずれかの列に数値が入って いる行をコピーしてSheet2に貼り付けるマクロを考えています。 昨日、2つの表の場合のマクロのご回答を頂きました。 2つ表が追加されると上の2つは、抽出されるのですが 下2つは抽出されません。 表が4つと2つではマクロが異なるのでしょうか。 マクロ超初心者ですので、文が長くなっても構いません。 容易なマクロのサンプルをご紹介いただけませんでしょうか。

  • 文字列を表にする際の文字列の選択について

    Word2003を使用しています。文字列を表にする時に、タブやカンマで区切られた文字列を表に変換する方法は知っているのですが、まず、最初の作業として表に変換したい文字列を選択しますが、その際、通常なら、ドラッグして選択→表の挿入でできますが、文字列をあえてCtrlキーを押しながら文字列の行を複数選択してやろうとしたところ、表の挿入ボタンがアクティブになりません。行は当然、上下に並んでいる行の選択です。見た目、選択してる状態は同じはずなのに、なぜか、Ctrlキーを使って範囲選択をすると表の挿入ボタンもグレーになったままですし、罫線から変換→文字列を表にする、という部分もグレーになって、変換できません。ちょっと不思議に思ったので、是非、教えてください。

  • Wordへの表の挿入について

    Wordへの表の挿入について 私のパソコンのWordは2003なのですが 大学の通信課程の情報の課題で Wordで見積書を作っていて その情報の課題作成用のテキストがWord2007対応で解説をしているので 私の2003とは少し勝手が違って困っています。 表の挿入は無事出来たのですが(添付画像です) ※添付画像の上の部分の表(一番左のPaintoPro…まで) 一番上の段は写真には写っていませんが、品名・仕様等・メーカー…項目があって その下に、8行分、品名やら仕様等を書いて(その、品名と仕様等との間、仕様等とメーカーの間は、テキストに書かれているとおり、スペースではなく、Tabキーを押して間隔を取りました(それぞれ1回ずつ押して) そして、表にしたい部分をドラッグで、黒く選択して、表の挿入ボタンを押したら (通常2007では、挿入タブ→表→文字列を表にする→列数等を指定してOK) だそうなのですが、 2003では勝手に表が入ってきました。 で、本に載っている見積書の完成イメージは 添付の画像では、1マスが2行分とっていたりしますが、きちんと1行にまとまっていました(これは、後で修正する予定なのですが) で、問題は添付画像の下の部分なのですが 下の部分は、(PaintoPro…の下の空白行から7行(総金額まで) ここは、上の表を挿入してから下の表を挿入したのですが、こっちの方だけ上手くいかず 本来なら7行×3列なはずが、7行しか挿入されませんでした。 でも、同じように、Tabキーで間を取っています。 上の時は上手くいったのに、何でできないのか分かりません。 教えてください。 ちなみに、このテキストのやり方としては まず、Word上に見積書の文章だけを打ち込んで、後から表を入れて、その後計算式を入れて完成というもので、今表を入れる段階です。

  • 頬が痛い

    2年程前から左頬の痛みがあり、上顎洞炎ということで歯科、耳鼻科の診察、治療を受けていますが痛みが治まりません。最初は左頬の痛みだったのですが、最近では左上歯茎、舌(先端と左側)、目の周辺、右側の頬にも軽い痛みがあります。顔の表情は左目の目じりから左唇にかけて軽い歪みがあるような気がします。ネットと三叉神経痛を調べると、片側で鋭い痛みが特徴とされていますが、私の場合は両方の頬にヒリヒリ感を感じます。このような症状を経験された方いませんか?