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大江健三郎「青年の汚名」の学生運動家のモデルは?
昔、大江健三郎「青年の汚名」を読んだ時、登場する学生運動家のモデルは小田実と高坂正堯のような気がしたのですが、これについて何か書かれたものはあるのでしょうか?
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たぶん勘違いのような気がします。 『青年の汚名』以外の作品と取り違えていらっしゃるのではないでしょうか。『青年の汚名』の初出は雑誌「文學界」1959年8月~60年3月号だそうです。一方、小田実はフルブライト留学生として58年からハーバード大学大学院に留学(世界放浪も)し、帰朝は60年4月らしいです。そもそも、小田は渡米前も学生運動はあまりしてなかったんじゃないでしょうか。 小田は学生運動ではなく、ベ平連(65年頃から)などの市民運動で有名です。61年に『何でも見てやろう』を出してベストセラーになり、同書の記述から豪傑のように見なされがちでしたが、60年代前半ぐらいまでは案外おとなしい性格だったようです。
お礼
回答有難うございます。 「青年の汚名」が出たころ小田実は無名だったのですね。