電子親和力と酸化力の違い

このQ&Aのポイント
  • 「ハロゲン化物イオンになる傾向の強さが最大のハロゲン単体は?」という問題で、電子親和力と酸化力の違いについて解説します。
  • 電子親和力は原子が外部から電子を受け入れることのしやすさを表し、大きいほど陰イオンになりやすく、生成した陰イオンは安定です。一方、酸化力は元素が他の物質から電子を奪い取ることのしやすさを表します。
  • すなわち、電子親和力は電子の吸引力に関係し、酸化力は電子の奪取力に関係します。したがって、電子親和力は陰イオンの生成に影響を与え、酸化力は化学反応における元素の活性度を表しています。
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電子親和力と酸化力の違い

「ハロゲン化物イオンになる傾向の強さが最大のハロゲン単体は?」 という問題で、私は、 「ハロゲン化物イオンになる傾向の強さ」=「電子親和力」 と解釈し、 反応性(酸化力)の順位「F>Cl>Br>I」ではなく、 電子親和力の順位「Cl>F>Br>I」から、 答えは塩素だと考えました。 しかし、正解はフッ素で、順位も「F>Cl>Br>I」でした。 「電子親和力の大きな原子ほど、陰イオンになりやすく、生成した陰イオンは安定である」 とどの参考書にも書かれています。 ちなみに、電気陰性度の順位は酸化力の順位と同じですが、 電気陰性度は「共有電子対を引き付ける強さ」ですから、 この問題では特に関係ないはずです。 (電気陰性度がイオン化エネルギーと電子親和力の平均値だということは心得ています) で、私が抱いた疑問は次の2つです。 (1)「ハロゲン化物イオンになる傾向の強さ」=「電子親和力」ではないのですか? (2)そもそも、電子親和力と酸化力って何が違うのですか?

noname#136155
noname#136155
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noname#160321
noname#160321
回答No.1

単純に言ってあなたは原子と分子を混同して用いています。 電子親和力は原子の性質。 酸化力は分子の性質。

noname#136155
質問者

お礼

あっ、そうか! 完全に頭から抜けていました。 ご指摘感謝します。

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