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そもそも「回送電車」がある理由は?

JRおよび私鉄において、時々「回送電車」を見かけますが、そもそも、「回送」として 乗客を乗せないで運行する理由は何でしょうか?通勤時間帯は運転本数が多く、 それ以外の時間は少なくなるので、それに合わせて運行させる車両の本数を調整する 必要があるのはわかりますが、「からっぽ」ではなく、「乗客を乗せて、車両基地近辺まで 運行してから、乗客を降ろして車両基地へ入る」のであれば、ただ「空送り」で電気料金だけ かかるよりも、運行収入が少しでも入るほうが得だと思うのですが。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.4

こんばんは、はじめまして。 首都圏の私鉄で電車運転士をしております。 >ただ「空送り」で電気料金だけ かかるよりも、運行収入が少しでも入るほうが得だと思うのですが。 そうですね、確かにおっしゃる通りです。 しかし、回送列車にする理由があるのも事実です。 私の勤める会社の場合ですと、 ある駅まで普通電車で営業⇒そのまま回送列車⇒その先の駅で折り返し、普通電車で営業。 こういう事例があります。 普通電車で営業する場合よりも、回送電車で折り返し駅まで行かせた方が所要時間が短く済み、結果として必要な列車の本数を少なくすることができます。 電車を増やすには、コストだけでなくその動かす乗務員も必要。 そうそう簡単には増やせないのです。 回送列車にしてワープすることで、少ない本数でも利用客が多い区間で列車本数を多く設定できるのです。 また、乗客を乗せない回送列車の場合、 先行列車に接近運転で動いては止まっての繰り返しだったりします。 回送列車だから、駅間で停まろうが、停まる駅・通過駅の制約もなくダイヤを引けますが、これが営業列車ではそうはいきません。 ダイヤが詰まっている中での営業列車。 当然、後続列車を引っかけ遅れやすく回復しにくいダイヤにもなってしまいます。 回送列車ならば、先に書いた通り停車駅に影響されず先行列車にくっついて運転できるので、後続列車の信号は空いた状態でストレスなく走れます。 個々で見ると無駄に感じる回送列車、 しかし、ダイヤ全体や遅延に対する回復しやすさ、列車所要本数の事を考えると、このように無駄とも言い切れないのです。

AGRESS
質問者

お礼

詳しい説明ありがとうございます。 全体的に見れば無駄とは言えない、ということですね。

その他の回答 (6)

  • FEX2053
  • ベストアンサー率37% (7991/21373)
回答No.7

皆さんが言われた例以外にも、団体専用列車を車庫から団体乗車駅まで持ってくる/返却する場合や、本来その線区で運転できない車両(ホームとドアの高さが違うとか、編成長さが極端に違うとか)を、車庫から使う線区まで回送する場合もあります。 また、極端な例ですが、試運転や、業務用の専用電車を「表示幕が無い」などの理由で無表示で運転している場合もありますね。

AGRESS
質問者

お礼

「特例的な運行」な場合、ということですね。 「試運転」の場合は先に書きましたが「試運転」と表示すればいいのに。 (確か、東急線で「試運転」を見た記憶があります) 「業務用の専用電車」でも「特別業務」なんて表示でも良いのでは?

  • akak71
  • ベストアンサー率27% (741/2672)
回答No.6

他の回答以外では、 JRの特急は、始発の駅では掃除をし綺麗な状態で乗客を乗せる。 掃除する時間がないので車庫に回送する。車庫から出す。

AGRESS
質問者

お礼

どの特急でも「新幹線並みの高速清掃」すればいいのに。 って、そこまでの人件費がまた「無駄」ってことですか。

  • PAP
  • ベストアンサー率62% (1578/2526)
回答No.5

単純には、運転にかかる費用とお客さんからいただく収入の関係と言えますでしょう。 当然、回送列車の中にはダイヤの都合上、車両のやりくりの関係などの理由のものもあります。 まず、「運行収入が少しでも入る」といった場合、簡単に考えると、その列車を回送ではない状態にした時にトータルのお客さんが増えなくてはなりません。 例えば普通のみの路線で、9時30分の次が40分だとして、9時32分に回送があるとしましょう。9時40分に乗車するお客さんが何%かは9時32分の列車に乗車するとして、トータルとして 32分の乗客数+40分の乗客数>32分が回送のときの40分の乗客数 となるかと言うことですね。厳密には1日の旅客数、1週の旅客数、1月の旅客数、1年の旅客数などを総合的に見ていかなければなりませんが、簡単には上記のように考えると回送電車を営業した時に「運行収入があがるか?」といったことになります。 また、場合によっては列車の前後を走る営業列車の混雑が激しいため、収入ではなく混雑緩和のために回送ではなく営業していることもあります。 電車はどれだけ走らせても、その本数に見合った乗客があるワケではありません。列車本数を増やせば乗客数が増えるわけではないんですね。 回送にするかどうかは、各社局の営業方針に基づいて決まります。 ちなみに、踏切の鳴動開始から列車通過までの時間の関係もあり、回送だからといって無条件に駅を通過するダイヤを組めるわけではありません。回送でも律儀に駅に一旦停車する場合もあります。

AGRESS
質問者

お礼

なかなか難しい問題なのですね。 「運行させればその分収入になる」とは言えないわけですね。 けど、何か工夫の余地があるような気がしてなりません。

  • kuma-gorou
  • ベストアンサー率28% (2474/8746)
回答No.3

・電気代の節約。  No1氏の回答参照 ・車掌を乗せる必要がない。 ・ダイヤ編成の都合。  例えば、パターンダイヤを崩すと返って混乱する ・整備前や試運転列車に客は乗せられない。etc

AGRESS
質問者

お礼

「回送電車」でも「車掌さん」が乗務しているのを見たことがあるような。。。 「ダイヤ編成の都合」なら、ダイヤの組み方にまだ工夫の余地ありということですね。

noname#131542
noname#131542
回答No.2

利用客の少ない時間帯に無理やり合わせてもたいした意味ないし 整備必要な車両に客乗せるわけにはいかないし 他の車両に連結するために移動させる場合もありますから

AGRESS
質問者

お礼

運賃収入<消費エネルギー(コスト) ということでしょうか? 「整備が必要」な場合なら「試運転」とか。 他の車両と連結でも、別に乗客がいても悪くないと思いますが。

回答No.1

  電車や車は動き始める時に最も多くのエネルギーを使います。 回送にして駅に止まらず、人を乗せず軽くして運行するのが最も無駄が無く最小エネルギーで動かせるからです。  

AGRESS
質問者

お礼

イマイチ納得が。。。 乗客が乗って、運賃収入があっても、それでも「無駄」になるのでしょうか?

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