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序曲 レオノーレ 第3番 作品72b について

近々聴きに行く演奏会の予定曲目の一つが、「序曲 レオノーレ 第3番 作品72b」で、演奏曲が収録されているCDを2枚か借りたところ、 --- 「レオノーレ」第3番作品72b 「フィデリオ」作品72b --- 「レオノーレ」第3番作品op.72a 「フィデリオ」作品72b --- となっていました。 「レオノーレ」第3番は72aと72bの二種類あるのでしょうか? それとも72bといえば「フィデリオ」のことなのでしょうか? wikipediaによれば、何回か改訂されていると書いてありますが、よく分かりません。 よろしくお願いします。

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noname#157218
noname#157218
回答No.2

 ベートーヴェンの作品では、歌劇「フィデリオ」が「作品72」になります。(歌劇全体です)  序曲は、その作品の一部なので、作品72aとか72bと呼ぶようです。  ところが、その序曲が、No.1の方の説明のように、何度も書き直されています。  一般に、序曲として演奏されたが、その後撤回された「レオノーレ第2番」「レオノーレ第3番」を「作品72a」と呼び、正式な序曲として確定した「フィデリオ序曲」を「作品72b」と呼ぶようです。 (ちなみに、「レオノーレ」とは、歌劇「フィデリオ」のヒロインの名前です)  ちなみに、「レオノーレ第1番」は、実際には演奏されていないので、歌劇とは全く独立の「作品138」とされたようです。(作品番号は、ベートーヴェン自身が付けたわけではなく、あとで出版社が付けたり、音楽学者が付け直したりするもの)  ということで、作品番号のいかんに係わらず、序曲「レオノーレ第3番」という曲はただ1つで、他の曲と混同されることはありません。この曲は、ベートーヴェン自身は歌劇から外しましたが、とても劇的で感動的なので、コンサート・ピースとしては「フィデリオ」序曲よりも演奏頻度は高いのではないでしょうか。また、ベートーヴェンの意図ではありませんが、歌劇の中で、第2幕と3幕の間に間奏曲として挿入する演出もあります。

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  • SPS700
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回答No.1

 以下は下記の記述を要約したものです。  http://www.musicwithease.com/fidelio-overtures.html  ベートベンはオペラを一つしか書きませんでした。フィデリオ(Fidelio)です。1805年ウイーンでレオノーラ(Leonora)という名で初演され、現在『レオノーラ2番』と呼ばれているのが序曲に使われました。  このオペラは短縮され,新しく『レオノーラ3番』が書かれました。二三回演奏され、使われませんでした。  1806年フィデリオの名で公開される事になり、三つ目の序曲が書かれます,これが『レオノーラ1番』です。  しかし公演は1814年に延び、現在知られている「フィデリオ」が演奏され、4番目の新しい序曲が書かれます。  年代順には次のようになります。 1。Leonora No. 2 in C, op. 72, 1805 2。Leonora No. 3 in C, op. 72, 1806 3。Leonora No. 1 in C, op. 138, 1807 4。Fidelio in E, op. 72, 1814 レオノーラ3番を Op72a と言う人も(http://www.kennedy-center.org/calendar/?fuseaction=composition&composition_id=2831)、Op 72b と言う人も(http://www.classicalarchives.com/work/68729.html)あるらしいので、避けました。

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