斎藤佑樹投手のピッチングの凄さを教えてください。

質問

斎藤佑樹投手のピッチングの凄さを教えてください。

野球に詳しくない者です。
素人なもので、バッターに比べて、ピッチャーがどのように秀でているのかよく解りません。
（球速が飛びぬけて早いというなら解りますが。）

斎藤佑樹投手のピッチングは、どのような点が評価されているのでしょうか？
単に成績や記録ということでなく、技術や身体能力の点を教えていただけたらと思います。

よろしくお願いします。

回答No.1

Aoki Ken（@kenaoki） · ベストアンサー

体格的には現在のトップレベルの野球選手として決して恵まれていると
は言えませんが（公式発表：身長175cm、体重75ｋｇ）、野球選手として
大変優れた身体能力を持ち、持久力にも極めて優れ、さらに精神的に非常
にタフ、その上人間性においても早稲田大学野球部の主将を任されるほど
周囲から信頼をされていると言われています。つまり野球選手として、
大柄でこそないながら、これまで大きな身体的故障もなく、心身大変良く
バランスの取れた野球選手と言えると思います。
　投手としては、
【1】速球はほぼ球速150kmがmaxだと思いますが、加えてコントロールが
　　良く、
【2】自分から大崩れをすることはあまりありません。しかも
【3】変化球の持ち球が多彩です。
　　1, 特に、縦に落ちるスライダーと
2, 横に曲がるスライダー（カットボールと言うこともあり）に加え、
3, フォークボールに
4, カーブも投げます。
　右打者のインコースにくい込むシュートについては、ほとんど見ませんが、
時より
　　５、ツーシームと呼ばれる直球を投げますが、この球がややシュート気味
　　　に落ちるようなケースもあるようです。一般にはボールの縫い目４箇所
　　　に指を掛けて（これをフォーシームと言う）、縦のスピンを強烈にかけ
　　　ることにより、打者の手元でも球速が衰えない、つまり阪神の藤川投手
　　　のように浮き上がってくるようなボールをコントロール良く投げること
　　　が日本の速球投手の基本なのですが、ツーシームは、名の通り指を二本
　　　ボールの縫い目に添え、あまり回転をかけないように投げるため、打者
　　　の手元で不規則な変化をしつつ、浮き上がらずに落ちる球となります。
さらに　　
　　 6, 私はまだ見ていないのですが、チェンジアップも投げるという話です。
　　　この球も落ちる球の一種ではありますが、思い切り腕を振って豪速球が
　　　来るのかと思えば、実は球を抜くように投げるため、少し遅い球となり
　　　打者はタイミングを狂わされるという、時間差投法と言っていいかもしれ
　　　ません。
といった次第で、斉藤投手は一級品のストレートに加え、文字通り七色の変化球
を操り、その上、
【4】　投手として守備も上手、
【5】　精神的にも強靭、恒に冷静で、しかも根性もあるという、
投手として全方位的にバランスが良いと思います。
　あえて欠点と言えば、前述しましたように投手としては背が高くなく、身体も
それほど大柄ではないので
a. マウンド上での打者に対する威圧感に欠ける
b. プロとしてやや球威に欠ける、球質が軽い等欠点を言われることもあります
が、私としては、うまく育てばかつての巨人の桑田真澄投手や、御存知ないかも
しれませんが、同じく巨人のエースだった西本聖投手のような、先発投手として
息の長い、通産100勝以上は期待出来、かつ将来的にはチームリーダーとして精神的
な支柱となれる素質を持った投手となれるのではないかと考えています。

お礼

ああここまで教えてくださり、なんとお礼を言えばいいのか。
誠にありがとうございます。
私も、今後、彼を見る楽しみができました。
この回答文が多くの人に読まれたら、嬉しいです。

確かに、やばい時にオロオロした感じが無く、
突出した何かを持ってるというより、安定感がありますね。
マスクとハンカチというイメージに隠れがちな部分、深いのですね。

回答No.4

セファット ファリード（@GodGandamu）

基本的にはスライダーピッチャーです。
ただ、同じく魔球とも呼べる縦スライダーを駆使して早実と激戦を繰り広げた田中将大と比べると、ややバランスの取れたタイプだと思われますが。
スライダーを軸にコントロールのよさで抑えるといったところでしょうか。

斎藤の本当にいいとき（高校時代・大学１～２年時）は、直球でもスライダーでもどちらでも勝負が出来る無双状態だったと記憶しています。
ただそれが大学３年ごろから調子を落とし始め、最近の試合を見る限り、ストレートが全然制御できていない状態になっていました。
ですのでつまるところ、斎藤はほぼスライダーだけで早稲田のエースを張っていたということになります。
これはかなりすごいことで、プロに入っていいときのストレートの感覚を取りもどせれば、かなりの活躍が見込めるのではないでしょうか。

「ピッチングの評価」ではないので質問の趣旨と外れてしまうかもしれませんが、斎藤の素晴らしいところはピッチング以外のところにもあると思っています。

まずはあれだけ高校時代からスター扱いをされ、注目を浴びる中、４年間エースとしてフル回転できたことです。
特に斎藤は３年に大きく調子を崩しています。普通ならば「何とか良かった時に戻そう」と試行錯誤しすぎて戻らないことも多いのですが、斎藤はマウンドを守り抜きました。

また斎藤は投手としては異例の主将を任されています。
普通、投手は野手と調整方法が違う（登板日から逆算して休みの日を作ったりする）ので、全体を見渡すのは難しかったりします。
しかも斎藤は不調なので自分の調整を第一にしたかったはず。４年になってもイマイチ調子が上がりきらなかったのは主将という激務のためかな？とも思っています。

ですので来年はプロ１年生ということで、やっと自分のことに集中できる環境になるので、少なくとも今の斎藤よりも数段上のピッチングが期待できるのでは？と考えています。

お礼

ありがとうございました。
キャプテンという立場の大変さも勉強になりました。
たくさんの方にご回答いただけてよかったです。

回答No.3

poska00

多分、高校野球での有名度で注目されてるところもあるんじゃないでしょうか。

身体的なことや記録はプロフィールに詳しく書いてあります。確認してみてください。

お礼

ありがとうございます。参考になりました。
なんか、文だけ読んでると、ちょっと不気味感ありませんか？（笑）
良い意味で。

回答No.2

rowena119

私の見る限り、並みの投手にしか見えません。尤も直接見てはいませんが。最近の六大学野球で見ても、コントロール中心の投手で、スライダーは切れが良くなく、他の球種も似たり寄ったり。正直に言って先発で大丈夫かと不安ですね。巨人の久保投手程度の気がしますね。これから活躍の為にはインコースのシュートを磨く事かも知れませんね。コントロールは良いので武器になるかもしれません。何れにしろ、厳しい現実が待っていると思いますので、乗り越えて欲しいですね。

お礼

ありがとうございます。

特に私のような素人からみると、どの辺が凄いのか伝わりにくいんです。

そういえば、大学野球って高校野球とどう違うんでしょう。
大学生なら何歳でも大学野球に出れるのでしょうか。
高校野球の方が総合レベルが高いのでしょうか。
（新たな疑問が。。）