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『文明の概念が近代ヨーロッパのアメリカ・アジアへの植民地支配にどのよう
『文明の概念が近代ヨーロッパのアメリカ・アジアへの植民地支配にどのような役割を果たしたか』がわかる方回答よろしくお願いします。
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ざっくりと言えば、ヨーロッパの文明が人類として正しく先進であるという思い込みを基準にして、アメリカの先住民は裸同然で原始的な道具で狩猟をして暮らす原始的な野蛮人であるなどと決めつけ、「我々が野蛮な彼らに正しく先進な文明を伝えてやるのだ」という大義名分の元、他文明を侵略していった、ということです。アジアについても理屈は同じ。 詳しく知りたければレヴィ=ストロース『悲しき熱帯』、『野生の思考』、サイード『オリエンタリズム』を読むといいでしょう。
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- HANANOKEIJ
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キリスト教的植民制度について、キリスト教を専門とする一人の人物、W・ハウイットは言う-- 「いわゆるキリスト教徒的人種が、世界のあらゆる地域で、また彼らが征服することのできたすべての人民にたいして、演じてきた野蛮行為と無法な残虐行為とは、世界史上のどの時代にも、またそれがどの人種のもとでも、どんなに未開で無教養であり、無情で無恥であっても、その比を見ない。」ウィリアム・ハウイット「植民とキリスト教。ヨーロッパ人による全植民地における原住民の取り扱いの通俗的歴史」ロンドン、1838年。 引用は、マルクス資本論第1巻第24章 いわゆる本源的蓄積 から。
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とてもわかりやすかったです! ありがとうございました(^ω^)
- SPS700
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#1さんのおっしゃる通りです。その側面で見逃せないのは、植民地を持っていた国が基督教国だったと言うことです。 日本も植民地の候補となりフランシスコシャビエルが、偵察に来て、一部の大名を改宗するなど、短期の成功を収めたことは事実です。アメリカ先住民に対する中米のコルテス、南米へのピサロ、北米への新教徒、いずれも「文明=キリスト教文明」の図式が、裏側にあるのは事実で、今の中東も石油の絡んだヨーロッパ中世の、十字軍の延長です。 最近オバマ大統領が、イスラム教の祭日を認める米国郵便切手を発行し、それに猛然とキリスト教徒の反対が起こっているのは、アメリカ・アジアの機動力になった、宗教面は、まだ健在だと言うことですね。
お礼
とてもわかりやすい説明 ありがとうございました!
お礼
ありがとうございます(^ω^) すごくわかりやすかったです!