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イギリスにおける紅茶文化

子供と一緒に調べ物をしています。 図書館やインターネットを使い、ある程度のことは調べました。 イギリスには朝から夜までに数回お茶を飲む時間があること、それぞれに名前が付いていること。 (ハイティー・アフタヌーンティーなど) 歴史的な背景があり、紅茶を飲む習慣が始まったこと。 その中で、アフタヌーンティーというものは、伝統的な行事であり、現在は殆ど行われないこと。 実際にアフタヌーンティーを飲むのは、有名ホテルと王室のお茶会くらいだとの情報もありました。 前置きが長くなりましたが、過去のこと、歴史的なことは資料が比較的あるのですが 現在のイギリスはどうなのか・・・・知りたいのです。 また、イギリスは4つの地方がありますね。 たぶん、少しづつ文化が違うと思うのですが、地方による紅茶文化の違いがあれば、 教えていただきたいのですが・・。 その他にもイギリスの紅茶に関することで、知っている事があれば、教えてください。 過去のカテゴリーに対する質問は拝見いたしました。

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  • nine-o
  • ベストアンサー率51% (394/762)
回答No.3

今あまり資料も手元にございませんので、記憶に確かな部分ということで主に経験に基づいて回答させていただきます。 現在のイギリスということでしたら、やはり一昔前と比べると紅茶の消費量は確実に減少傾向にあります。 昔はあまり見なかったコーヒーを飲ませる店も増えてきましたし、コーヒーを飲んでいる人の姿も良く見るようになりました。 とはいえ今でも国民一人当たり日本人の20~25倍紅茶を消費するという現状。 実際何かあるとすぐに「紅茶をいかが?」という言葉が飛び出しますし、朝食などもホテルはともかく、B&Bなどでは紅茶基本になっています。 昔は朝食前にベッドでお茶を飲む習慣がありましたが、これも忙しい現代の生活ではなくなりつつあります。(モーニングティー) 朝食時も基本は紅茶。 昼食前の11時頃に職場などでお茶の時間(イレブンジス)。これは今でもわりとある習慣で、11時ごろになると職場で皆でお茶を入れたり、都会だととかくのカフェに紅茶を買いに行ったりもします(まぁ15分ぐらいでしょう) 午後にお茶(アフタヌーンティーとかではなく、おやつに紅茶とビスケットなど) 夕食後にお茶 寝る前にお茶 と言った具合です。 chikoranさんは地方によって、と言うご質問ですが、個人的な見解によると、地方別(イングランド・スコットランド・ウェールズ・アイルランド)による違いよりも、階級的な違いなどの方が大きい気がします。 ご存知だと思いますが、イギリスは激しい階級社会です。 現在でも貴族階級に属する人と一般庶民と更に労働者階級などでは生活レベルはもちろん、生活習慣も言葉も全てが違います。 貴族階級などは比較的時間もあり、社交生活も重要視しなければならないため、現在でもアフタヌーンティーに近い習慣が見られます。 逆に貴族とまでは行かなくても、比較的教育レベルも高く、高収入を得ている階層にはコーヒーを好む人も増えてきました。 更に下の労働者階級には、まだコーヒーは普及しておらず、朝昼晩の紅茶は欠かせないものになります。 もちろん、優雅にお茶とかではなく、朝であれば朝食メニューを、昼であればサンドイッチなどを、夜であればエッグ&チップス(目玉焼きとフライドポテト)などを、紅茶で流し込むように・・・ 地方的な違いと言えば、アフタヌーンティーと同じ感じで捉えられがちな「ハイティー」ですが、これはもともとスコットランドを中心とした習慣です。 肉体労働者の多かった(農村などの)スコットランドで、夕方に仕事から帰ってきた男連中が、肉料理などと共に楽しんだのがハイティーの始まりですので、アフタヌーンティーのようにケーキやサンドイッチではなく、肉料理が本来の習慣です。 これも徐々に変化し、現代ではスコットランドを中心とする農村部や工業地帯の夕食のことを広く指すようになりました。 ちなみにもうご存知だと思いますが、アフタヌーンティーは食事が1日に2回だった時代に、夕食までの場つなぎに考えられた、いわば昼食に近い存在でした。 現代は食事が3回ですから、アフタヌーンティーを取っている暇は時間だけでなく、お腹的にもなくなってきましたね。 紅茶が人気がなくなってきたとは言え、紅茶の専門店が何軒もあり、ティーハウス(カフェではなく)で200~300円くらいでお茶と小菓子が楽しめて、スーパーに行けばお茶の売り場が広々と取ってあって、紅茶に入れるミルクは紅茶より後か先かを真剣に論じ合う、そんな国はイギリスしかありませんね。 ちなみにティーポットやカップ&ソーサー、茶漉しにティーポットウォーマー(カバー)etc・・・こんなものがあんなに真剣に色々売られている国もイギリスくらいです。(世界的には他にニュージーランドやカナダの一部にありましたが、全てイギリス系の土地ばかりですね) ヨーロッパには珍しいことなんですが、イギリスではホテルにもポットとティーバッグ、冷蔵庫の中にはポーションの牛乳(絶対に牛乳です)が置かれています。それも高級ホテルからB&Bまで。 そして英国航空は世界でも珍しく、「飲める程度」の紅茶をサーブする航空会社でもあります。 とりあえず、思いつくままに書きました。 また思い出したら来ます。 ちなみに出口保夫などの著書も文庫もあって非常に参考になりますが、本当は時間があったら現代イギリスの小説を読むと、紅茶を飲むシーンが「生で」頻々と登場しますよ。

chikoran
質問者

お礼

貴重な体験に基づく、知識あるお話をありがとうございました。 いろいろな面からアドバイスを頂き、大変参考になりました。 現在は紅茶人気にかげりが・・と言うお話ですが、それでもミルク論争・紅茶グッズ・日本人と比べての消費量など、 「紅茶文化」を思わせる内容が盛りだくさんで、興味惹かれます。 階級のお話も、王族と一般市民くらいに考えていましたが、違うのですね。 ぜひ、また思い出したら、お話を聞かせてください。

その他の回答 (3)

  • alchera
  • ベストアンサー率45% (209/457)
回答No.4

紅茶好きです。 数年前イギリス人の友達の家に滞在させてもらったことがありますが、その家の紅茶は常にお徳用ティバッグでした。日本のようにヒモはついていません。マグカップ一つに一個入れてお湯を入れ、しばらく置いて出来上がり。ミルクはあとから淹れます。 スーパーマーケットの買物にもついて行ったのですが、やはりティバッグが優勢ですね。50個くらいで売られているものが多かったように思います。日本より安いです。数年前のその時はカフェインレスの紅茶が人気だ、と教えてもらいました。 味は、日本で飲む紅茶の方が口に合います。水が違うのでしょう。カフェインレスというのも関係があったかもしれません。 時々お店で「あー、ウマイ」という紅茶を飲んだこともあったような気がしますが、基本的に日本の気取って(丁寧に)淹れるお茶の方が葉っぱもいいもの使っているし、美味しいと思う。 しかし牛乳の味で負けてしまうんですよね。紅茶自体は(日本人にとっては)十分互角にわたりあえると思うんですが。 牛乳は……多分図書館でいろいろお調べになったのなら、このあたりのこともご存知でしょう。省略。しかしほんとですよ。均質化されていない牛乳はおいしい。というわけで、ミルクティは向こう様の勝ちです。(勝ち負けのモンダイではないけれど。) その家庭は学校の先生とサラリーマンの夫婦で、ごく普通の生活でした。(←イングランド)そこでアフタヌーンティーなるものを時たま行う……ようには見えませんでしたねー。 考えてみると、日本人も毎日緑茶は飲みますが、茶道のお茶会を行うことはほとんどありませんね。そういう感覚に近いのではないかと思います。 わたしが紅茶好きだと知っていたこともあったかもしれませんが、「とりあえず紅茶」という生活ではありました。朝紅茶、出かけて紅茶、帰って紅茶、食後に紅茶。 旦那さんはたまにコーヒーを飲んでいたようですが、自分の飲み物を自分で用意することの多い家庭だったので、日本の「お茶飲み」よりも更にラフだったような気がします。日本だと一応お客さまにはその家の人が入れますもんね?もっともそれはわたしがラフな友人だったからだと思います。 日本だとあまり見ない「クリームティ」セット。 そのへんのパブやカフェ、ちょっと食べ屋さんで時々おいていることがあって、ボリューム的に丁度いいのでお気に入りでした。 ティーポット一つとスコーン一つ。イギリスのお茶にはやっぱりスコーンが欠かせないような気がします。

chikoran
質問者

お礼

お返事ありがとうございます。 日本にも飲み物はたくさんありますが、日本=日本茶と言うように、イギリス=紅茶なんですよね。 スコーンも、お茶におせんべいみたいな感覚でしょうか。 みなさんのお話と資料と・・・どんなまとめをするか子供は迷っているようですが、頑張っているようです。 貴重な体験話をありがとうございました。

回答No.2

>その他にもイギリスの紅茶に関することで・・ 私の経験を・・。 その昔、イギリス人の家族にホームステイしたことがあります。 3食全部の食卓に紅茶が上ります。(ポット) 当然ミルクティーです。 テーブルセットする際に、「先」にカップに少々牛乳を入れておくのが普通でした。そして食事を始める直前に紅茶を注ぎます。(=自然と牛乳と紅茶がからむ。) 食事中はもちろんのこと、食後も飲みます。 先に牛乳を入れるのが「イギリス風かぁ・・。」といまだに信じてます。 日曜日は教会へ行ったあとの食事が(昼食)その日の最後の食事でした。 スコーンや、イギリスのパン(?シュークリームの皮のようなボワットしたもの。名前忘れました・・!)などと一緒に豪勢な食事をしました。当然ミルクティーはあります。 ハイティー、アフターヌーンティーといった言葉は社会人になり、香港旅行をしたときに始めて聞きました。この家族から聞いた記憶はありません・・。思えはこの日曜日の食事がそうだったのかな・・? 「さ!ハイティーの時間よ!」とは一般家庭で言うのか否かわかりかねますが・・。 外国ではおやつのようなものが食事か!?と驚いたほうが記憶に残っています。 あ~・・。また食べたい・・。

chikoran
質問者

お礼

貴重な体験話をありがとうございます。 実際にイギリスで生活している方、体験された方などの生の声をお聞きすることは、 資料以上に大切な情報だと思っています。 ある本に、正統派のミルクティーは、ミルクが先か?紅茶が先か?と言う話も載っていましたが・・・。 これは、個人の好みの問題もあるかもしれませんね。

  • huyou_77
  • ベストアンサー率22% (308/1368)
回答No.1

 紅茶文化について触れていたかどうか自信がないのですが・・・・(読んだのが何年も前のため。)  以下の本は参考になりませんでしょうか?イギリスの食文化については、ふれていた記憶があります。 「イギリス病」のすすめ 田中芳樹/[著]土屋守/[著]  以上、参考にしてくださいね、これで失礼します。

参考URL:
http://books.yahoo.co.jp/bin/detail?id=30879979
chikoran
質問者

お礼

早々にお返事頂き、ありがとうございました。 『イギリス病」は、図書館にもあるようです。 先日、図書館で検索した時には、「病気」の話だと思っていました。 ぜひ、参考にさせていただきたいと思います。

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