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囲碁で、後になるほど悪手が敗着になりやすい理由。
囲碁で、後になるほど悪手が敗着になりやすい理由。 悪手は後から打った方が罪が重い、のはなぜでしょうか?その数学的な理論が理解できません。 分かりやすい説明をお願いします。
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囲碁でも将棋でもそうですが、「悪手」とは、普通は「どう転んでも自分が悪くなる手」ではなく、「自分の目論見どおりに運んだら大いに有利になるが、相手方にそれを咎める有力手段があるので、そっちを打たれると自分が不利になってしまう手」のことを指します。(ちなみに前者は、「悪手」とは言われず、「自殺手」とか「ポカ」と言われます。) つまり、「悪手」は相手が咎めさえしなければ「好手」なのです。逆に咎めなかった相手方の手は、もちろん「悪手」になりますので、最後に悪手を出した方が負けると言うことになります。
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- rurubonpp
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終盤のヨセの勉強をもっとしっかりすることです。 目算も対局中は忘れずにすることですね。勝っているのに欲張ったり、負けているのに緩んだりということが無くなると思います。 終盤に近い手は、そのまま確定地に繋がりますから、それは罪が重いでしょう。逆転できる余地もなくなって来るし。
お礼
分かりやすい説明、ありがとうございました。
- gungnir7
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エントロピーが収束していく段階だからだと思われます。 一般にゲームでは序盤から中盤にかけて手の数、 つまりエントロピーが無限に大きくなっていきます。 ある折り返し地点でゲームの終局に向けて 打ち手の選択手の幅が小さくなっていきます。 悪手はその手の幅を増幅させる行為と説明できますが、 収束に向かっているのですから、後から増幅させた方が 罪が重いのは自明の理かと思います。
お礼
エントロピーを持ち出すとは全く予想外でした。 質問文に沿った「数学的な理論」の説明、ありがとうございました。
- Hiyuki
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単純に地が減った状態のほうがリカバーが難しいからではないでしょうか? 囲碁の場合囲みを作るにはある程度の手数が必要となります。と同時に置くための地が必要になりますよね。 置く場所が多い序盤よりも、置く場所が少ない後半のほうが地を取り戻そうとしても手が間に合わないことが多いからではないですか? さらに書けば、仮に打つパターンが100ある場合と10しかない場合があったとします。 もし最善手が1つしかない場合、100あればそれのどれかが最善手かもしれませんが、10の時にはすでになくなってしまった90のほうに最善手があったかもしれません。 勝負の場合は確率ではなく勝ちに至る可能性があるか無いかが重要なので、パターンの少ない終盤ほどリカバーは難しくなりますね。
お礼
回答、ありがとうございました。 >勝負の場合は確率ではなく勝ちに至る可能性があるか無いかが重要なので これは知りませんでした。 TV対局を見て私はいつも、確率で良い手がないかと考えますが・・
お礼
分かりやすい説明、ありがとうございました。 相手に咎めるスキを与えない、相手のミスは確実に咎める、が重要ですね。 しかし、それまで相手が悪手を出しても、最後にミスをした方が結局負けるなんて、、 囲碁に限りませんが、勝負事は残酷なものです。