線形独立の証明問題

このQ&Aのポイント
  • 線形独立の証明問題の解説と手順をご紹介します。
  • 線形独立の証明問題についての解答方法を解説します。
  • 線形独立の証明問題の解法と答えを解説します。
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線形独立の証明問題

線形独立の証明問題 Vを実線形空間、fをVの線形変換とする。またWをf^(-1) ({0})∩W={0}をみたすようなVの部分空間とする。さらにkを自然数とし、v1,v2,…,vk∈Vとする。次の問いに答えよ。 (1) f(v1),f(v2),…,f(vk)が線形独立ならば、v1,v2…,vkもまた線形独立であることを示せ。 (2) v1,v2,…,vk∈Wかつv1,v2,…,vkが線形独立ならば、f(v1),f(v2),…,f(vk)もまた線形独立であることを示せ。 この問題が解けません。 特にf^(-1) ({0})∩W={0}の理解が困難です。 証明の手順を教えてください、お願いします。

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回答No.2

>>「a1v1 + a2v2 + ・・・ + akvk は、W の元であることは明らか」というのは部分空間の定義からですよね? その通りです。 >>「Ker fの元にもなっている」というのは、「v1, v2, ・・・, vk が線形独立」から導かれたのですよね? 違います。 a1f(v1) + a2f(v2) + ・・・ + akf(vk) = 0 とおいたのですから、左辺を変形すると f(a1v1 + a2v2 + ・・・ + akvk) = 0 となります。 これは、a1v1 + a2v2 + ・・・ + akvk ∈ f^(-1) ({0}) を意味します。 よって、a1v1 + a2v2 + ・・・ + akvk ∈ Ker f というわけです。 この時点では、「v1, v2, ・・・, vk が線形独立」という条件は一切使っていません。 >>WとKer f の共通部分は{0}なので、0ですよね? その通りです。 a1v1 + a2v2 + ・・・ + akvk = 0 がいえました。 ここで、「v1, v2, ・・・, vk が線形独立」を使うことにより、 a1 = a2 = ・・・ = ak = 0 がいえます。 まとめてみましょう。 a1f(v1) + a2f(v2) + ・・・ + akf(vk) = 0 とおくことからスタートして、 a1 = a2 = ・・・ = ak = 0 にたどり着きました。 これより、f(v1), f(v2), ・・・, f(vk) は線形独立であることが示されました。

reine1
質問者

お礼

理解できました。 ありがとうございます。 どうも、fと結びつける思考法が苦手みたいでした。

その他の回答 (1)

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回答No.1

>>特にf^(-1) ({0})∩W={0}の理解が困難です。 理解も何も、書かれている通りです。 f^(-1) ({0})は、Ker f と書かれることが多く、Ker f ∩ W = {0} ということです。 (1)v1, v2, ・・・, vk が線形独立であることを証明したいときは、 a1v1 + a2v2 + ・・・ + akvk = 0 -----(#) とおいて、 a1 = a2 = ・・・ = ak = 0 を導く方法がよく使われます(a1, a2, ・・・ , ak は実数)。 (#)において、左辺と右辺の f による像を考えると、 a1f(v1) + a2f(v2) + ・・・ + akf(vk) = 0 f(v1), f(v2), ・・・, f(vk) が線形独立なのだから、終了ですね。 (2)今度は、 a1f(v1) + a2f(v2) + ・・・ + akf(vk) = 0 とおきます。 すると、 a1v1 + a2v2 + ・・・ + akvk は、W の元であることは明らかですが、Ker f の元にもなっています。 よって、a1v1 + a2v2 + ・・・ + akvk が具体的にどういうベクトルか分かると思います。 このことと、v1, v2, ・・・, vk が線形独立ということをセットにすれば、もう終了ですよね。

reine1
質問者

お礼

ありがとうございます。 (1)の方は、 >>(#)において、左辺と右辺の f による像を考えると、  a1f(v1) + a2f(v2) + ・・・ + akf(vk) = 0 この思考にいきつけませんでしたが、おかげさまで理解できました。 (2)の方ですが、いくつか確認したいことがあります。 >>a1v1 + a2v2 + ・・・ + akvk は、W の元であることは明らかですが、Ker f の元にもなっています。 「a1v1 + a2v2 + ・・・ + akvk は、W の元であることは明らか」というのは部分空間の定義からですよね? 「Ker fの元にもなっている」というのは、「v1, v2, ・・・, vk が線形独立」から導かれたのですよね? >>よって、a1v1 + a2v2 + ・・・ + akvk が具体的にどういうベクトルか分かると思います。 WとKer f の共通部分は{0}なので、0ですよね? >>このことと、v1, v2, ・・・, vk が線形独立ということをセットにすれば、もう終了ですよね。 今示したいのは、a1f(v1) + a2f(v2) + ・・・ + akf(vk) = 0 のとき、 a1 = … = ak = 0 ですが、それにどう繋がるのか分かりません。 同じ、aの文字を使っているのに理由があるのでしょうが、理解できません。 すみません、いろいろ考えてみたのですが、理解力に乏しくて・・・。 よろしくお願いします。

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