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ズボンプレッサーを使用するかアイロンを使用するかで迷っています
- ズボンをきれいな折り目で保つには、ズボンプレッサーを使用するのが効果的ですが、生地を傷める可能性があります。
- 一方、アイロンを使用する場合も折り目はつけられますが、生地を傷めるリスクがあるため注意が必要です。
- 最良の方法としては、生地の素材やクリーニング方法を考慮し、適切なケアを行うことが重要です。
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何も知らないでいれば、悩まずズボンプレッサーを使われていたはずなのに、 ちょっと知ってしまったばっかりに、どうしたものか困ったものですね。 お洋服を作られたお店の方でどの程度のサービスをオファーされているのか 存じませんが、良心的なお店であれば (1)購入された洋服のプレスを請け負ってくれる場合も多いと思います。一度 尋ねられては如何でしょう。なんと言っても作ったお店でのプレスですから、 まず仕上がりに大きな間違いはないはずです。 (2)それから、お洋服をどのような目的で購入されたのか、今一度思い起こして みることです。 a.毎日の仕事で着用されるためなのか、 b.いざという時の一着なのか、 c.女性にモテたいためなのか... もし、a.の目的なのでしたら、躊躇なく割り切ってガンガン着用されることです。 ”軽く10万円を超える値段のスーツ”とのことですが、正直別に高いという程の 値段ではありません。上を見ればキリはありません。日本の雑誌やインターネット等で、 ”高級オーダースーツ...”だの”高額...”等とよく見かけますが、クダラナイです。 何をもって高級なのか、そして高額なのか、定義が全くもって曖昧だからです。どんな 金額であろうと一旦決心して御自分のものとされたからには、10万円のスーツであろうが、 100万円のスーツであろうが、それまでにお持ちのスーツと同じような気持ちで取り扱わない と着こなすことは出来ません。でないと御自身の態度や動作にそうした精神的なものが出て しまい、かえって男っぷりを下げてしまいます。日本の男性に多く見られる欠点は、そうした ”貧乏臭さ”です。 *** スーツは着用者のためにあるもので、着用者がスーツのためにあるのではないのです。 ”貧乏”なのは悪いことではありませんが、精神的に”貧乏臭い”のが悪いことなのです。 (3)さて、ズボンプレッサーがなぜ悪いのかというと、高額な仕立ての服であればあるほど アイロンでの生地のくせつけに時間をかけてあるのです。アイロンとは実は生地を立体化する ための道具であり、生地をシワなく平にするための道具ではないのです。そうした、アイロンに 手が込んだズボンを平らな場所におくと、値段が高ければ高い程ズボンは平にならず、シワが出て しまいますが、これこそ足の骨格と関節の曲げ伸ばしに合わせて生地を立体化した縫製がなされて いる証拠で、ズボンプレッサーは、こうした製作者の意図と努力を木っ端微塵にしてしまう凶器 なのです。反対にその辺の量販店で販売されている一般的に値段がさほど高いと感じないスラックス については、ただ生地を裁断して平面的に縫ってあるだけなのでズボンプレッサーでもOKなのです。 ズボンプレッサーを販売しているのは、世界で日本くらいのもので、例外としては英国のCORBINと いうメーカーのものがありますが、欧州の日本人が良く宿泊するホテルに置いてあるのが現状で、 欧米の家電量販店ではあまり売られてはいません。 (4)生地を痛めないということならば、ハンドスチーマーがやはり一番なのですが、なぜかと言うと、 アイロンで擦るとウールの繊維が傷んでしまう上に、アイロンがゴミを繊維に埋め込んでしまい、 結果ウールが呼吸しにくくなり、劣化してしまうのです。(よって繊維の中のゴミを掻き出すために 獣毛ブラシが必要。) (5)生地のテカリについても、頻繁に着すぎて繊維が寝たままになってしまうのが原因のひとつです。 一日スーツを着たならば、最低でも72時間はハンガーに掛けて休ませる必要があります。 まして梅雨時の高温多湿の時期ならば一週間に一度の着用が限度でしょう。このテカリについても 強力なスチーマーの蒸気の力である程度繊維を立ててテカリを防ぐことが出来ます。 (6)以上を踏まえての”妥協案”として、一般にシロセット加工、リントラック加工等と呼ばれる 樹脂を使用したスラックスの折り目加工をしてもらい、後は主にスチーマーをシワ取りに、必要に 応じてアイロンを最小限折り目の部分にのみに使用することです。折り目加工については白洋社等の 大手クリーニング店にて行ってくれますが、あくまで樹脂を使用するものだけに半永久的なもので、 何年かに一度は行うという類のものです。そしてあまり明るい色の生地で樹脂の後が目立つ可能性が ある場合、加工を断わられるケースもありえます。 (7)とは言え、理想的にはやはり作ってもらったお店での再プレスが一番かとは思います。普段は ズボンの裾を上にして吊るしておきましょう(ベルトはしたままで、錘になるので)。
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- gldfish
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冗談ではなく、生地を傷めないためには、頻繁に着ないことです。 高級なスーツは、ビジネススーツのように、毎日のように着るには適していないと思います。実際、日常的に着ていれば傷みや劣化は避けられませんので。 で、着た後にクリーニングに出すのがベストです。これで間違い無く生地をテカらせずに折り目を維持出来るでしょう。 服というのはとても繊細ですので、洗濯やアイロンで失敗する事なんて誰にでもよくあることです。 ウン十万もする服を使い捨て同然で扱えるような大金持ちでもないならなおさら、下手に自分ではいじらない方がいいと思います。
補足
非常に丁寧でかつ専門的な回答をありがとうございます。 さて,(2)の点についてですが,毎日の仕事で着用するためのスーツの手入れが目的です。 毎日着用しているものですから,ズボンの折り目を維持するのに気を使っています。 私のスーツに対する考え方は,安物のスーツを短期間で着つぶすのではなく,高級なスーツを何着かローテーションで着て,長期間愛用するというものです。 ズボンプレッサーがズボンに悪いわけはよくわかりました。 「アイロンとは実は生地を立体化する ための道具であり、生地をシワなく平にするための道具ではないのです。そうした、アイロンに手が込んだズボンを平らな場所におくと、値段が高ければ高い程ズボンは平にならず、シワが出てしまいますが、これこそ足の骨格と関節の曲げ伸ばしに合わせて生地を立体化した縫製がなされている証拠で、ズボンプレッサーは、こうした製作者の意図と努力を木っ端微塵にしてしまう凶器なのです」 という説明ですが,なるほどと納得しました。 それでは,ハンドスチーマーを使用してしわをとり,アイロンを使用して折り目の部分のみあてるということになりますが,ここで,経験上,問題があります。 スーツを着用しているとすぐに折り目がなくなってしまうのです。ワンシーズンに一回,プレスして,日常は,ズボンをつるして,72時間休ませて,次回着用するという方法をとってもすぐにズボンの折り目が薄れてしまいます。 そこで,私なりに,ズボンの折り目がなぜ薄れてしまうのか考えてみました。 それは,椅子に腰かけた状態が長いのですが,この腰かけ状態のときに,ズボンの太ももの辺りがピチピチとなり,太もも部分の折り目部分に力が加わり,生地が拡げられてしまうのが原因ではないかと想像するのです。確かに,ゆったりめのズボンをはいている男性のズボンの折り目は,きれいに残っていることが多いようです。 私の体型は,取り立てて太っているわけではなく,また,太ももが太いわけではないのです。仕立て屋が見て,ちょうど体にあっているズボンを仕立ててくれているわけですので,ズボンの幅がピチピチということではないと思うので,上記の私が考える原因が正しいかどうかは,あまり自信はありません。 以上,私なりの考え方では,通常のズボンの手入れ方法だけでは,ズボンの折り目を維持できないのであれば,幅の広めのズボンを仕立てて,それを着用するのが効果的ではないと思うのですが,いかがでしょうか。