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ファインマンのお皿の逸話の証明

ファインマンのよく知られた逸話に、回転するお皿の運動を分析したというものがあります。 『 コーネル大学の教授時代、原爆開発の反動で研究意欲を失っていた。その間も来るいろいろな研究所や大学からのオファーにストレスを感じていたが、あるとき「自分は遊びながら物理をやっていこう」と決心した。その頃たまたまカフェテリアで男が皿を投げ上げているのを見て、皿が回転するときは横に揺れている事に気づき、その運動を解明するために、皿を構成する質点の運動をすべて計算するなど純粋に好奇心から計算を行った。そのときは全く意味がなく、ただの「遊び」だったが、結果としてその理論によってノーベル賞を受賞することになる。 』 この時の彼の「全ての質店の運動を計算した」理論とは一体どういうものなのでしょうか? もし証明もあれば見てみたいのでお願いします!

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  • boson
  • ベストアンサー率59% (44/74)
回答No.2

『』内の文章は日本語版wikipediaの引用ですよね? (引用元を明記しないと「引用」ではなく「盗用」になってしまいますが、それはさておき) 英語版のwikipediaの「Richard Feynman」の項目 http://en.wikipedia.org/wiki/Richard_Feynman の該当箇所は " During a temporary depression following the destruction of Hiroshima by the bomb produced by the Manhattan Project, he focused on complex physics problems, not for utility, but for self-satisfaction. One of these was analyzing the physics of a twirling, nutating dish as it is moving through the air. His work during this period, which used equations of rotation to express various spinning speeds, soon proved important to his Nobel Prize-winning work. Yet because he felt burned out, and had turned his attention to less immediately practical but more entertaining problems, he felt surprised by the offers of professorships from renowned universities.[15]" と思われます。 この[15]の引用文献は Feynman, Richard P. (1985), Ralph Leighton, ed., Surely You're Joking, Mr. Feynman!: Adventures of a Curious Character, W. W. Norton & Co, ISBN 0-393-01921-7 . と示されていますので、これの日本語版である 「『ご冗談でしょう、ファインマンさん』I」 リチャード P. ファインマン (著), 大貫 昌子 (翻訳)  岩波書店刊 を見てみましたところ、 「お偉いプロフェッサー」の章の最後の1文に、 「後でノーベル賞をもらうもとになったダイアグラム(ファインマン・ダイアグラム)も何もかも、僕がぐらぐらする皿を見て遊び半分にやりはじめた計算がそもそもの発端だったのである。」 とあります。 ということで、 「経路積分」ではなくて「ファインマン・ダイアグラム」ではないですか? あるいは「何もかも」ということなので「経路積分」や「くりこみ理論」、ひょっとしたら「超流動」も含むのかもしれませんが。

hikuta0924
質問者

お礼

詳細に調べてくださってありがとうございます! ごめんなさい、ご指摘の通りWikipediaの文章でした。引用元を示すように気をつけます。 なるほどノーベル賞を取ったのはファインマン・ダイアグラムだったんですね。ファインマン・ダイアグラムについても調べてみます。ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • wloop
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回答No.3

ファインマンの計算方法とはちがうと思いますが 回転するお皿で回転軸の傾きが小さい場合 お皿のぐらつく周期と回転する周期の比が ほぼ2:1であることはオイラーの方程式からも 導けるようです。 URLの一番下に書いてあるDETAILSの ところを参考にしてください。 もしすでにご存知でしたらご勘弁を。

参考URL:
http://demonstrations.wolfram.com/FeynmansWobblingPlate/
hikuta0924
質問者

お礼

これは知りませんでした! 回転するお皿一つにも色々な扱い方があるんですね・・ ご教授ありがとうございました。

noname#160321
noname#160321
回答No.1

経路積分の端緒のエピソードでしょうね。 お皿を無数の小さな部分に分割しそれらの運動方程式の集合が、全体の重心を用いて解いた結果に一致するというものでしょう。

hikuta0924
質問者

お礼

ありがとうございます! 経路積分で色々調べてみます。

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