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水理学のマニング式V=1/n×R^(2/3)×I^(1/2)について
水理学のマニング式V=1/n×R^(2/3)×I^(1/2)で、 n:粗度係数を一定とした場合、 流速Vが最大となる水深比は、円形管きょで約81%になると思います。 R:径深(=A/P) A:流水の断面積 P:流水の潤辺長 I:勾配 これを式によって証明したいと思いますが、お分かりになる方がいましたら、教えてください。 よろしくお願いします。 の質問に下記に示す回答をいただきました。 -------------------------------------------------------------- 粗度係数を一定とするので、Rが最大になれば流速が最大になります。 円の場合 中心角をxとすると、R=(1/2*r^2x+1/2*r^2*sin(2π-x))/(rx) これを最大とするのはx=4.493rad 水深比は 1/2*(1-cos(x/2))=0.8128 -------------------------------------------------------------- x=4.493radとなるとのことですが、どのようにして計算したのでしょうか。 そこを詳しく教えてください。 どなたかおわかりになる方がおられましたら、教えてください。 併せて、Q=AV が最大になる水深比を計算で求める方法も分かりましたら、教えてください。 Q:流量 A:流水の断面積 V:流速
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土木の数学って、とにかく地道にやりゃ~出来る範囲のものしか出ません。少なくとも講義や教科書では。必須のテクニックをおぼえる必要はありますが、基本は諦めずに、正直にどこまでも計算する事です。 V=1/n×(A/P)^(2/3)×I^(1/2) でした。Q=AVなんだから、 Q=AV=1/n×A×(A/P)^(2/3)×I^(1/2) です。よってS=A×(A/P)^(2/3)の最大化でOK、という話になります。しかし、^(2/3)の計算は面倒そうです。いまA>0,P>0はわかっているわけですから、Sの最大化もT=S^3の最大化も同じはずです。T=S^3=A^3×(A/P)^2に、この前の式を代入すると、添付画像の式(1)になります。ただし式(1)では、 sinθ=h/a-1 を使って、A=の式からhを消去し、θは、 β=π+2θ を使って、βに置き換えています。 式(1)より、U=32T/a^8で定義できる、Uを最大化すれば良い事になります(式(2))。例によってグラフを書きます(図-1)。例によって、横軸の単位はπです。図-1より、最大値は、1.5π~2πの範囲にあり、βの上下限での値は、最大値より小さい事がわかります。 Uの最大点を見つけるために、Uをβで微分して0とおきます。結果は式(3)です。式(3)から得られるβの方程式は、 β=sinβ (4) β=2sinβ/(5cosβ-3) (5) です。(4)と(5)のどちらかが0になれば良い訳ですが、例によってグラフを書くと、図-2となります。赤いラインが(4)の右辺,黒いラインが(5)の右辺,青のラインがy=βです。 図-2より、1.5π~2πの範囲で、黒と青のラインの交点を見つければ良いのですが、y=β(青)が黒のラインの上に被さっているので、この前と同じように、(5)の右辺の逆関数を取る必要があります。ところがそれは、Excelの数式でサポートされていません。 という訳で、本当に2分法かニュートン法に持ち込むしかなくなりますので、それは「x=tan(x)の解き方」のところでお応えします。もう少々お待ち下さい。もっとも「x=tan(x)の解き方」の他の皆さんの応えで、解決するかも知れませんが。
http://oshiete.nikkeibp.co.jp/qa5539049.htmlの#2です。先日は、流量断面積Aの式で計算ミスを犯し、大変ご迷惑をおかけしました。専門家が聞いてあきれます。今回は、最後までやります。 修正した径深の式は、添付画像の式(1)です。質問者様の導いたものと同じです。計算しやすくするために、S=2R/aで定義した、式(2)の最大点を求めます。最大値を求める時の基本は、グラフを書く事です。図-1は、Excelを使って作りました(横軸の単位はπです)。実用的にはこれだけで、用が足りる事も少なくないです。 図-1より、βの上下限でのSの値は、唯一つの最大値より小さい事がわっかたので、唯一の最大点を見つけるために、Sをβで微分して0とおきます(式(3))。これから得られるβの方程式は、 β=tanβ (4) で、普通の方法では解けません。つまり、「β=の形には出来ません」。そこで数値計算を行います。 たいていはプログラムを書いて、2分法かニュート法に持ち込みますが、それではあんまりなので、Excelのみを用いて処理する方法を、ご紹介します。 数値計算で方程式を解く場合の基本も、まずグラフを書く事です(図-2)。黒線がy=tanβ,青線がy=βのラインです。図-2より、式(4)の解は、π~1.5πの間にある事がわかります。交点を計算するために、(4)を、 arctanβ=β (5) の形に変形します。arctanはtanの逆関数で、Excelでは「=atan(セルまたは数値)」の形で使えます。(5)のグラフを、必要部分だけ取り出して書くと、図-3です。図-3の赤矢印にあるような順番で、折点を計算しながら進んで行けば、いつかは黒ラインと青ラインの交点にぶつかるのは、わかると思います。折点の計算が、表-1です。 表-1の計算手順はこです。 図-3より、β=1から始めるとして、それのarctanβをつくり(1行目)、1行目のarctanβを2行目のβの欄にコピーしてそれのarctanβをつくり、2行目のarctanβを3行目のβへ・・・、とたどります。一度数式を書けば、後はコペピでOKです。そして値が収束するまでコピーします。収束判定は、欲しい有効数字までで良いと思います。表-1より結果は、β=4.4934です。 ただし表-1ではarctanβの数式を、=atan(隣のセル)+PI() とする必要があります。何故かの説明は、けっこう手がかかるので、わからない場合は、よければ再質問して下さい。PI()はπを与える数式です。 以上の方法は図-3にように、曲線の関数の下に直線y=xがもぐる部分があり、交点を計算する場合には、いつでも使えます、ただし適当な初期値(β=1など)を見つける事が必要です。そのためにもグラフを書きます。 Q=AVの最大化は、もっと複雑な式になるので、少々お待ち下さい。
補足
回答をいただいておりまして、本当にありがたいです。 ありがとうございます。 余裕がおありでしたら、引き続きよろしくお願いいたします。