センター試験で英語だけ250点満点
センター試験の英語は250点満点で、他の教科より50点高いです。これは差別・英語偏重・他教科軽視では?
差別は良いのですが、英語より中国語の方が重要だとか、英語より数学の方が重要だとか、全教科対等中立公平であるべしとか意見する人も居るでしょう。こういった人の合意を得て英語の配点を50点を上乗せしているのでしょうか?また、大学入試センター長はよくこの配点の偏りを認めましたね。
十年前は英語も含め全外国語は筆記試験だけだったようです。そして、2004年くらいに制度が変わり、英語だけリスニング追加になりました。誰かが「英語だけリスニングやろーぜ」と言ったから制度が変わったのでしょうが、よく長年の制度を壊しこんな偏った意見が通りましたね。
要するに、英語が得意で他の教科がサッパリって感じの受験者の学力を過大評価し、全体的に優秀だが英語が苦手な受験者の学力を過小評価している事になります。これは単純で分かり易い差別で、数字に表れているいます。センター試験は公正だと受験案内に書いてあるのに、これはいかがなものかと思います。
私は、中国語もドイツ語もフランス語も韓国語もリスニング試験をやるべきだと思います。そして、スペイン語を追加すべきだと思います。まー、色々と負担は増えますが、負担を減らしたければ問題数や試験時間を削れば良いのです。
また、国語では詩の読解、数学ではパズル問題、公民ではニュース問題、理科では実験問題を特出ししてそれぞれ50点追加すべきだと思います。
もし、「全教科の中で英語が最重要だから、英語以外の試験を廃止しよう」と誰かが言い出したら、認められますか?誰がこの意見に反対しますか?あるいは、「他の教科の配点を200点から100点に下げよう」とか、「リスニングの配点を50点から100点に上げよう」とか、「英語リスニングを廃止して国語の詩の読解に代えよう」とか誰かが言い出したら、認められますか?